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公開番号2025096432
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-26
出願番号2025063375,2021096971
出願日2025-04-07,2021-06-09
発明の名称美容方法
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人翔和国際特許事務所
主分類A61H 39/04 20060101AFI20250619BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】角層の損傷を抑制することができ、且つ、突起具を皮膚に押し当てるのみで血流促進効果を得ることができ、皮膚を大きく変形したり、摩擦したりする動作も不要である美容方法を提供すること。
【解決手段】シート基部2から突出する微細突起3を有する突起具1を用いた美容方法であって、突起具1が熱可塑性樹脂を含み、微細突起3の先端径WAが10μm以上400μm以下であり、突起具1を、皮膚にタッピングする。
【選択図】図8
特許請求の範囲【請求項1】
シート基部から突出する微細突起を有する突起具を用いた美容方法であって、
前記突起具が熱可塑性樹脂を含み、
前記微細突起の先端径が10μm以上400μm以下であり、
前記突起具を皮膚にタッピングする、美容方法。
続きを表示(約 880 文字)【請求項2】
前記突起具をタッピングする部位における、皮膚の美白、皮膚のシミの改善、皮膚のくすみ若しくはくまの改善、皮膚のしわの改善、皮膚のたるみの改善、又は皮膚のターンオーバーの促進のための、請求項1に記載の美容方法。
【請求項3】
前記突起具を皮膚に対して非侵襲又は低侵襲にタッピングする、請求項1又は2に記載の美容方法。
【請求項4】
前記突起具を皮膚にタッピングする際には、
角層を傷つけない圧力でタッピングする、請求項1~3のいずれか一項に記載の美容方法。
【請求項5】
前記突起具を皮膚にタッピングする際には、
1N/cm

以上50N/cm

以下の圧力でタッピングする、請求項1~4のいずれか一項に記載の美容方法。
【請求項6】
前記タッピングは、前記突起具を皮膚に複数回押し付けて行い、
一回当たりの押し付け時間は、0.1秒以上30秒以下である、請求項1~5のいずれか一項に記載の美容方法。
【請求項7】
前記突起具の平面視において、1cm

当たりの前記微細突起の数が30個以上である領域を有する、請求項1~6のいずれか一項に記載の美容方法。
【請求項8】
前記突起具は、タップ補助具に固定して用いられる、請求項1~7のいずれか一項に記載の美容方法。
【請求項9】
前記突起具を、回転可能なローラの周面に、前記微細突起が突出している面とは反対側の面を該ローラ側に向けて固定した状態とし、該ローラを前記皮膚にタッピングする、請求項1~8のいずれか一項に記載の美容方法。
【請求項10】
前記突起具は、該突起具を使用者の指に固定するための固定部を有し、
前記突起具を、前記微細突起が突出している面とは反対側の面を使用者の指に対向させた状態に固定して、前記皮膚にタッピングする、請求項1~9のいずれか一項に記載の美容方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、美容方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複数の微細突起を有する突起具が知られている(特許文献1及び2参照)。特許文献1には、複数の微細突起が基板の表面に形成されてなる皮膚刺激用突起具が記載されている。同文献の皮膚刺激用突起具は、顔の一部に、数時間貼付することを、例えば週1~4回、例えば1~6か月にわたり、連用して使用される。同文献には、皮膚刺激用突起具を顔の一部に貼付することによって、該皮膚刺激用突起具を貼付けた部分のみならず、顔全体の血行を良好にし、顔全体の色調を明るくすることが可能であると記載されている。
【0003】
特許文献2には、内部が中空の微細中空突起を基底上に備える皮膚刺激用突起具が記載されている。同文献の皮膚刺激用突起具は、微細突起が肌や皮膚を押すことによって刺激するものである。また同文献の皮膚刺激用突起具は、四肢のしびれ、腰痛、筋肉痛、肩こり等の肉体疲労の緩和を目的として、皮膚に刺激を与えたい身体の部位に、粘着剤を介して固定して使用される。
【0004】
また皮膚刺激用突起具とは別に、多数の突起を備えたマッサージ具が知られている。マッサージ具は、皮膚刺激用突起具が備える微細突起よりも大きな突起を有し、該突起を皮膚に押し当てて、患部を揉む等して、皮膚に大きな変形を与えることによって、血流を促進し、腰痛、筋肉痛等の肉体疲労を改善するものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-164432号公報
特開2018-89375号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1の皮膚刺激用突起具は、微細突起を皮膚に刺入して使用することによって所定の効果を得るものであり、特許文献1には、皮膚に非侵襲に適用するという発想がない。
また特許文献2の皮膚刺激用突起具は、フレア反応や局所的な血流を促進させる観点からの検討はなされていない。
またマッサージ具は、上述のように、皮膚に大きな変形を与えて使用するので、使用するときに大きな動作が必要であり、簡単な操作のみで、血流を促進させることができるものではない。
【0007】
本発明は、皮膚を大きく変形したり、摩擦したりする動作が不要であり、角層の損傷を抑制することができ、且つ、突起具を皮膚に押し当てるのみで血流促進効果を得ることのできる、突起具の皮膚刺激のため使用方法に関するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、シート基部から突出する微細突起を有する突起具の使用方法に関する。
本発明は、前記突起具を用いた美容方法であることが好ましい。
前記突起具は、熱可塑性樹脂を含むことが好ましい。
前記微細突起の先端径が10μm以上400μm以下であることが好ましい。
本発明は、突起具の使用方法であって、前記突起具を、皮膚に対して非侵襲又は低侵襲に押し付ける、皮膚刺激のため突起具の使用方法であることが好ましい。
本発明は、好ましくは、前記突起具を皮膚にタッピングする美容方法である。
【0009】
また本発明は、皮膚に対して非侵襲又は低侵襲に押し付けて使用する突起具に関する。
前記突起具は、熱可塑性樹脂を含むことが好ましい。
前記突起具は、シート基部から突出する微細突起を有することが好ましい。
前記微細突起の先端径が10μm以上400μm以下であることが好ましい。
【発明の効果】
【0010】
本発明の突起具の使用方法によれば、角層の損傷を抑制することができ、且つ、突起具を皮膚に押し当てるのみで血流促進効果を得ることができ、皮膚を大きく変形したり、摩擦したりする動作も不要である。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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