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公開番号2025089182
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2023204242
出願日2023-12-01
発明の名称アスファルト混合物
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人ユニアス国際特許事務所
主分類C08L 95/00 20060101AFI20250605BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約【課題】アスファルト再生骨材を使用しながら、耐水性や疲労抵抗性などの耐久性に優れるアスファルト舗装を得るためのアスファルト混合物に関する。
【解決手段】新規アスファルト、ポリエステル樹脂、再生用添加剤、及びアスファルト再生骨材を含有し、前記ポリエステル樹脂の溶解度パラメータ(SP値)が、11(cal/cm3)1/2以上12.5(cal/cm3)1/2以下である、アスファルト混合物。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項1】
新規アスファルト、ポリエステル樹脂、再生用添加剤、及びアスファルト再生骨材を含有し、前記ポリエステル樹脂の溶解度パラメータ(SP値)が、11(cal/cm
3

1/2
以上12.5(cal/cm
3

1/2
以下である、アスファルト混合物。
続きを表示(約 230 文字)【請求項2】
前記ポリエステル樹脂の軟化点が160℃以下である、請求項1に記載のアスファルト混合物。
【請求項3】
前記ポリエステル樹脂がアルコール成分由来の構成単位及び酸成分由来の構成単位を有し、前記酸成分が1種以上の芳香族カルボン酸を含む、請求項1又は2に記載のアスファルト混合物。
【請求項4】
前記アスファルトが、ストレートアスファルト又は改質アスファルトである、請求項1~3のいずれかに記載のアスファルト混合物。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、アスファルト混合物に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
自動車道や駐車場、貨物ヤード、歩道等の舗装には、敷設が比較的容易であり、舗装作業開始から交通開始までの時間が短くてすむことから、アスファルト組成物を用いるアスファルト舗装が行われている。
このアスファルト舗装は、骨材をアスファルトで結合したアスファルト混合物によって路面が形成されているので、舗装道路は良好な硬度や耐久性を有している。
【0003】
近年は、環境負荷低減の観点及び原油高騰の観点から、傷んだアスファルト舗装がら(アスファルト再生骨材)を新しい舗装材料として使用するアスファルト舗装の普及が進んでいる。
【0004】
特許文献1には、耐久性に優れ、かつ、交通開放後も黒味を維持できるアスファルト舗装を得るためのアスファルト混合物として、ポリエステル樹脂(A)、下記化合物(B)、アスファルト及び骨材を含有し、前記骨材がアスファルト再生骨材を含有する、アスファルト混合物が開示されている。
特許文献2には、軟化剤の添加設備がなくても、再生改質アスファルト舗装組成物の製造を可能にするとともに、アスファルトに対する溶解・分散性が優れ、また骨材に対して大きなタフネスおよびテナシティを有し、しかも耐ひび割れ性および耐流動性にも優れたアスファルト舗装組成物として、(A)アスファルト舗装廃材を再利用した再生骨材、(B)軟化剤を含有した、スチレンおよびブタジエンを主成分とする共重合体ラテックス、並びに(C)新アスファルトおよび/または新骨材からなる新材をそれぞれ所定量で含むアスファルト舗装組成物が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2023-36018号公報
特開平10-273598号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
アスファルト再生骨材を使用した舗装体は、従来舗装と同等の硬度及び耐久性を担保することは容易である一方、アスファルト再生骨材は劣化アスファルトの固着相および骨材の露出面が散在するため、骨材接着が不均一になり、種々の舗装物性へ悪影響を及ぼす。
特に、耐水性、剥離抵抗性及び疲労抵抗性の悪化は舗装寿命に関わるため、改善が強く求められる。
特許文献1に記載の技術により、耐久性の優れたアスファルト舗装が得られる。しかし、アスファルト再生骨材を使用した舗装体の耐水性及び剥離抵抗性の改善は不十分である。
特許文献2に記載の技術により、耐摩耗性に優れたアスファルト舗装が得られる。しかし、アスファルトの骨材接着性の向上は限定的であり、耐水性及び剥離抵抗性の改善は不十分である。
【0007】
本発明は、アスファルト再生骨材を使用しながら、耐水性や疲労抵抗性などの耐久性に優れるアスファルト舗装を得るためのアスファルト混合物に関する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、以下の[1]に関する。
[1] 新規アスファルト、ポリエステル樹脂、再生用添加剤、及びアスファルト再生骨材を含有し、前記ポリエステル樹脂の溶解度パラメータ(SP値)が、11(cal/cm
3

1/2
以上12.5(cal/cm
3

1/2
以下である、アスファルト混合物。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、アスファルト再生骨材を使用しながら、耐水性や疲労抵抗性などの耐久性に優れるアスファルト舗装を得るためのアスファルト混合物を提供することができる。
【発明を実施するための形態】
【0010】
[アスファルト混合物]
本発明のアスファルト混合物は、新規アスファルト、ポリエステル樹脂、再生用添加剤、及びアスファルト再生骨材を含有し、前記ポリエステル樹脂の溶解度パラメータ(SP値)が、11(cal/cm
3

1/2
以上12.5(cal/cm
3

1/2
以下である。
本発明者らは、所定の配合のアスファルト混合物により、アスファルト再生骨材を使用しながら、耐久性に優れるアスファルト舗装を得るためのアスファルト混合物が得られることを見出した。
本発明のアスファルト混合物により得られるアスファルト舗装は、耐久性、特に、剥離抵抗性及び疲労抵抗性に優れ、繰返しの車両通過により生じるひび割れやわだち掘れが抑制される。
(【0011】以降は省略されています)

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