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公開番号2025089098
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-12
出願番号2023204086
出願日2023-12-01
発明の名称皮膚用ミスト化粧料
出願人花王株式会社
代理人弁理士法人アルガ特許事務所
主分類A61K 8/73 20060101AFI20250605BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】噴霧性に優れ、噴霧した際に適度な角度で噴霧することができ、皮膚に適用しやすい皮膚用ミスト化粧料を提供する。
【解決手段】次の成分(A)、(B)、(C)、(D)及び(E):
(A)水溶性多糖類、
(B)シリコーン系界面活性剤、
(C)多価アルコール、
(D)エタノール、
(E)水
を含有し、ノンガスタイプのポンプ式噴霧容器に充填されている皮膚用ミスト化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲【請求項１】
次の成分（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）、（Ｄ）及び（Ｅ）：
（Ａ）水溶性多糖類、
（Ｂ）シリコーン系界面活性剤、
（Ｃ）多価アルコール、
（Ｄ）エタノール、
（Ｅ）水
を含有し、ノンガスタイプのポンプ式噴霧容器に充填されている皮膚用ミスト化粧料。
続きを表示（約 350 文字）【請求項２】
成分（Ｂ）に対する成分（Ａ）の質量割合（Ａ）／（Ｂ）が、０．０００２～１６である請求項１記載の皮膚用ミスト化粧料。
【請求項３】
成分（Ｄ）に対する成分（Ａ）の質量割合（Ａ）／（Ｄ）が、０．００００１～０．０３である請求項１又は２記載の皮膚用ミスト化粧料。
【請求項４】
成分（Ａ）の含有量が、０．０００１～０．０８質量％である請求項１又は２記載の皮膚用ミスト化粧料。
【請求項５】
成分（Ｂ）の含有量が、０．００５～０．５質量％である請求項１又は２記載の皮膚用ミスト化粧料。
【請求項６】
さらに、（Ｆ）成分（Ｂ）以外のＨＬＢ１０以上のノニオン界面活性剤を含有する請求項１又は２記載の皮膚用ミスト化粧料。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明は、皮膚用ミスト化粧料に関する。
続きを表示（約 1,500 文字）【背景技術】
【０００２】
ヒアルロン酸は、保湿効果を有することから、多くの化粧料に用いられている。
例えば、特許文献１には、特定のヒアルロン酸及び／又はその塩を配合することを特徴とする噴霧用容器詰め液状化粧料が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０１０－２４２０７号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
しかしながら、ミスト化粧料において、保湿効果を高めるために、ヒアルロン酸を十分量配合すると、粘度が上昇して、噴霧性が悪くなるという課題があった。
【課題を解決するための手段】
【０００５】
本発明者は、水溶性多糖類と、シリコーン系界面活性剤、多価アルコール、エタノール、水を組合わせた液状化粧料を、ノンガスタイプのポンプ式噴霧容器に充填することにより、噴霧性に優れ、噴霧した際に適度な角度で噴霧することができ、皮膚に適用しやすい皮膚用ミスト化粧料が得られることを見出した。
【０００６】
本発明は、次の成分（Ａ）、（Ｂ）、（Ｃ）、（Ｄ）及び（Ｅ）：
（Ａ）水溶性多糖類、
（Ｂ）シリコーン系界面活性剤、
（Ｃ）多価アルコール、
（Ｄ）エタノール、
（Ｅ）水
を含有し、ノンガスタイプのポンプ式噴霧容器に充填されている皮膚用ミスト化粧料に関する。
【発明の効果】
【０００７】
本発明の皮膚用ミスト化粧料は、噴霧性に優れ、噴霧した際に適度な角度で噴霧することができ、皮膚に適用しやすいものである。また、保湿効果にも優れている。なお、噴霧した際に適度な角度で噴霧することは、噴霧角度が広がりすぎた場合に、意図しない部位に化粧料が付着することを防ぎ、また、噴霧角度が狭すぎた場合に、特定部位に集中して付着することによる化粧料の「垂れ」を防ぎ、また、化粧料の伸ばしにくさを低減することができる。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
成分（Ａ）の水溶性多糖類としては、通常の化粧料に用いられるものであれば限定されず、天然物由来のものであっても、化学合成により得られたものであっても良い。
【０００９】
また、多糖類の糖の一部に、アルキル基、ヒドロキシアルキル基、ポリエチレンオキシド基やポリプロピレンオキシド基等のポリアルキレンオキシド基、グルコース、ラクトース、スクロース等の糖類又はこれら糖類を構成単位とする高分子を結合させることにより得られる多糖類の誘導体も多糖類に準ずるものとして、成分（Ａ）の多糖類に含まれる。
【００１０】
具体的には、例えば、ローカストビーンガム、グアーガム、タマリンドガム、クインスシード由来ガム、アラビアガム、トラガカントガム、カラヤガム、カラギーナン、アルギン酸、ペクチン、ヒドロキシプロピルグアーガム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、チューベロース多糖体、キサンタンガム、アルカリゲネス・レータス産生多糖類、ジェランガム、デキストラン、プルラン、ヒアルロン酸又はその塩、コンドロイチン硫酸、デルマタン硫酸、キチン、キトサン等のムコ多糖類が挙げられる。
これらのうち、保湿感を向上させる観点から、カラギーナン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒアルロン酸又はその塩から選ばれる１種又は２種以上を含むのが好ましく、少なくともヒアルロン酸又はその塩を含むのがより好ましい。
（【００１１】以降は省略されています）

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