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公開番号2025094889
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-25
出願番号2024116801,2023209793
出願日2024-07-22,2023-12-13
発明の名称工作機械およびプログラム
出願人DMG森精機株式会社
代理人弁理士法人深見特許事務所
主分類G05B 19/4093 20060101AFI20250618BHJP(制御;調整)
要約【課題】シミュレーションの結果に応じて生成されたNCプログラムを実行可能な工作機械、および、シミュレーションの結果に応じたNCプログラムの生成が実行可能なプログラム、を提供する。
【解決手段】工作機械(200)は、第1座標系(401)を基準とする相対移動する加工ステップになる第1CLデータまたは第1NCプログラムをもとに作成される、第1座標系(401)とは異なる座標軸の組み合わせからなる第2座標系(402)を基準とする相対移動する加工ステップになる第2NCプログラムを実行可能である。工作機械(200)は、工具を保持する工具保持部(221)と、ワークを保持するワーク保持部(211)とを含む動作体と、第2NCプログラムに基づいて、ワークを加工するために動作体の動作を制御する制御装置とを備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
第1座標系を基準とする相対移動する加工ステップになる第1CLデータまたは第1NCプログラムをもとに作成される、前記第1座標系とは異なる座標軸の組み合わせからなる第2座標系を基準とする相対移動する加工ステップになる第2NCプログラムを実行可能な工作機械であって、
工具を保持する工具保持部と、ワークを保持するワーク保持部とを含む動作体と、
前記第2NCプログラムに基づいて、前記ワークを加工するために前記動作体の動作を制御する制御装置と、を備える、工作機械。
続きを表示(約 450 文字)【請求項2】
前記第2NCプログラムに基づく前記動作体の動作は、前記第1NCプログラムに基づく前記動作体の動作と異なる、請求項1に記載の工作機械。
【請求項3】
前記第2NCプログラムに基づく前記動作体の動作は、前記ワークを第1軸を中心に回転させる前記ワーク保持部の動作と、前記工具を、前記第1軸と直交する第2軸の軸方向に移動させる前記工具保持部の動作とを含む、請求項1または2に記載の工作機械。
【請求項4】
第1座標系を基準とする相対移動する加工ステップになるCLデータまたはNCプログラムのシミュレーションを実行するステップと、
前記シミュレーションを実行するステップの後、前記第1座標系と、前記第1座標系とは異なる座標軸の組み合わせからなる第2座標系と、のいずれかの座標系を選択するステップと、
前記第2座標系が選択されると、前記第2座標系を基準とする相対移動する加工ステップになるNCプログラムを生成するステップと、を備える、プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、工作機械およびプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
たとえば、特許第7301486号明細書(特許文献1)には、第2NCプログラムを変換してCLデータに変換する第1変換部と、CLデータを解釈する解釈部と、工作機械で実行可能な実行コードの入力を受け付ける受付部と、CLデータの解釈をもとに、受付部で受け付けた実行コードを含む第1NCプログラムにCLデータを変換する第2変換部とを備える情報処理装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7301486号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述の特許文献1に開示されるように、工作機械で用いられるNCプログラムを生成するための情報処理装置が知られている。このような情報処理装置では、生成したNCプログラムのシミュレーションを実行することにより、たとえば、工作エリアにおける動作体の干渉といった各種の不具合が判明する場合がある。このような場合に、シミュレーションの結果に応じたNCプログラムの生成が実行可能であることが求められる。
【0005】
この発明の目的は、シミュレーションの結果に応じて生成されたNCプログラムを実行可能な工作機械、および、シミュレーションの結果に応じたNCプログラムの生成が実行可能なプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この発明に従った工作機械は、第1座標系を基準とする相対移動する加工ステップになる第1CLデータまたは第1NCプログラムをもとに作成される、第1座標系とは異なる座標軸の組み合わせからなる第2座標系を基準とする相対移動する加工ステップになる第2NCプログラムを実行可能な工作機械である。工作機械は、工具を保持する工具保持部と、ワークを保持するワーク保持部とを含む動作体と、第2NCプログラムに基づいて、ワークを加工するために動作体の動作を制御する制御装置とを備える。
【0007】
この発明に従ったプログラムは、第1座標系を基準とする相対移動する加工ステップになるCLデータまたはNCプログラムのシミュレーションを実行するステップと、シミュレーションを実行するステップの後、第1座標系と、第1座標系とは異なる座標軸の組み合わせからなる第2座標系と、のいずれかの座標系を選択するステップと、第2座標系が選択されると、第2座標系を基準とする相対移動する加工ステップになるNCプログラムを生成するステップとを備える。
【0008】
この発明の別の局面に従った情報処理装置は、工作機械で用いられるNCプログラムを生成するための情報処理装置である。情報処理装置は、CLデータからNCプログラムを生成するプログラム生成部と、CLデータまたはNCプログラムのシミュレーションを実行するシミュレーション実行部とを備える。プログラム生成部は、第1座標系が選択されると、第1座標系を基準とする相対移動する加工ステップになるNCプログラムを生成し、第2座標系が選択されると、第2座標系を基準とする相対移動する加工ステップになるNCプログラムを生成する。
【0009】
この発明に従ったNCプログラムの生成方法は、工作機械で用いられるNCプログラムを生成する方法である。NCプログラムの生成方法は、第1座標系を基準とする相対移動する加工ステップになるCLデータまたはNCプログラムのシミュレーションを実行するステップと、シミュレーションを実行するステップの後、第2座標系が選択されると、第2座標系を基準とする相対移動する加工ステップになるNCプログラムを生成するステップとを備える。
【0010】
この発明に従った制御プログラムは、工作機械で用いられるNCプログラムを生成するための、少なくとも1つの情報処理装置の制御プログラムである。制御プログラムは、情報処理装置に、第1座標系を基準とする相対移動する加工ステップになるCLデータまたはNCプログラムのシミュレーションを実行するステップと、シミュレーションを実行するステップの後、第2座標系が選択されると、第2座標系を基準とする相対移動する加工ステップになるNCプログラムを生成するステップとを実行させる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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