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公開番号
2025094745
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-25
出願番号
2023210477
出願日
2023-12-13
発明の名称
分析装置及び分析方法
出願人
野村マイクロ・サイエンス株式会社
,
学校法人上智学院
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
G01N
33/18 20060101AFI20250618BHJP(測定;試験)
要約
【課題】FIA法を用いた分析装置及び分析方法において、エンドトキシンを含む菌由来物の検出対象に対する分析の定量性を高める。
【解決手段】分析装置は、精密濾過膜、又は限外濾過膜を備えた膜濾過装置と、サンプル水に含まれる検出対象とキャリア水に含まれ検出対象に反応する試薬との反応からサンプル水を分析するフローインジェクションシステムと、膜濾過装置により検出対象が濃縮された濃縮水がサンプル水としてフローインジェクションシステムに流れる第一配管と、第一配管においてサンプル水を加圧するポンプと、を有する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
精密濾過膜、又は限外濾過膜を備えた膜濾過装置と、
サンプル水に含まれる検出対象と、キャリア水に含まれ前記検出対象に反応する試薬と、の反応から前記サンプル水を分析するフローインジェクションシステムと、
前記膜濾過装置により前記検出対象が濃縮された濃縮水が前記サンプル水として前記フローインジェクションシステムに流れる第一配管と、
前記第一配管において前記サンプル水を加圧するポンプと、
を有する分析装置。
続きを表示(約 820 文字)
【請求項2】
前記フローインジェクションシステムにおける出口管の配管内径は、前記第一配管の配管内径よりも小さい請求項1に記載の分析装置。
【請求項3】
前記膜濾過装置は、
外部に開放され前記限外濾過膜を透過した透過水が排出される排出部を有する請求項1又は請求項2に記載の分析装置。
【請求項4】
前記膜濾過装置の前記透過水の少なくとも一部が前記キャリア水として前記フローインジェクションシステムに流れる第二配管、を有する請求項3に記載の分析装置。
【請求項5】
前記膜濾過装置は、前記第二配管が接続される接続口を有する請求項4に記載の分析装置。
【請求項6】
前記膜濾過装置の入口側の圧力が、前記ポンプの出口部での圧力より小さく、且つ0.05MPa以上である、請求項1に記載の分析装置。
【請求項7】
精密濾過膜、又は限外濾過膜を備えた膜濾過装置により検出対象が濃縮されたサンプル水を生成し、
前記サンプル水をポンプにより加圧してフローインジェクションシステムに送り、
前記フローインジェクションシステムにおいて、キャリア水に含まれ前記検出対象に反応する試薬と前記検出対象との反応から前記サンプル水を分析する、
分析方法。
【請求項8】
前記ポンプの下流側の水圧は、前記ポンプの上流側の水圧よりも高い、請求項7に記載の分析方法。
【請求項9】
前記膜濾過装置において、前記限外濾過膜を透過した透過水を前記膜濾過装置の外部に無圧状態で排出する、請求項7又は請求項8に記載の分析方法。
【請求項10】
前記膜濾過装置の前記透過水の少なくとも一部を前記キャリア水として前記フローインジェクションシステムに送る、請求項9に記載の分析方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、分析装置及び分析方法に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、有機相と水相とからなる液液混合物を、多孔性高分子膜製内管とこの内管を包含する外管とからなる二重管の内管内または内管と外管とによって囲まれる領域に導き、有機相のみを多孔性高分子膜製内管壁面に透過させて有機相と水相とを分離し、得られた有機相を検出部に導入して被検元素を分析するフローインジェクション分析(FIA)法が記載されている。
【0003】
一般的に、エンドトキシンは、発熱物質として、精製水、注射用水(WFI)などの製薬用水には、含まれてはならない物質である。したがって、精製水、注射用水(WFI)などを製造する場合には、極力除去することが必要であるとともに、オンラインでのモニタリングが求められている。オンラインでの測定では、低濃度まで定量できるとともに、精度よく、安定して測定できることが求められる。
【0004】
発明者らは、特許文献2等において、蛍光物質を用いたFIA分析法を用いてエンドトキシン等の低濃度分析を行っている。しかし、オンラインでの測定に求められる低濃度までの測定は困難であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開昭62-280652号公報
特開2022-011525号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
フローインジェクション分析(以下「FIA」と略す)法を用いたオンライン分析装置及び分析方法で、エンドトキシンを含む菌由来物の分析を行う際に、菌由来物の濃度が低い場合においても定量的に分析することは難しい。
【0007】
本開示の目的は、FIA法を用いたオンライン分析装置及び分析方法において、分析の定量性を高めることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
第一態様の分析装置は、精密濾過膜、又は限外濾過膜を備えた膜濾過装置と、サンプル水に含まれる検出対象と、キャリア水に含まれ前記検出対象に反応する試薬と、の反応から前記サンプル水を分析するフローインジェクションシステムと、前記膜濾過装置により前記検出対象が濃縮された濃縮水が前記サンプル水として前記フローインジェクションシステムに流れる第一配管と、前記第一配管において前記サンプル水を加圧するポンプと、を有する。
【0009】
この分析装置では、膜濾過装置が、精密濾過膜、又は限外濾過膜を備えている。膜濾過装置に分析対象水を通すことで、検出対象を濃縮した濃縮水が得られる。濃縮水はサンプル水として、第一配管においてポンプにより加圧されフローインジェクションシステムに流れる。フローインジェクションシステムでは、キャリア水に含まれる試薬との反応からサンプル水を分析する。このように、膜濾過装置によって検出対象が濃縮された濃縮水をサンプル水としてフローインジェクションシステムに送るので、エンドトキシンを含む菌由来物の検出対象に対するサンプル水の分析の定量性を高めることができる。
【0010】
第二態様の分析装置は、第一態様において、前記フローインジェクションシステムにおける出口管の配管内径は、前記第一配管の配管内径よりも小さい。
(【0011】以降は省略されています)
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