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公開番号2025093671
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-24
出願番号2023209454
出願日2023-12-12
発明の名称二次電池
出願人トヨタバッテリー株式会社
代理人弁理士法人R&C
主分類H01M 50/593 20210101AFI20250617BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】簡素な組付作業で作製でき、組付時の作業性も良好な二次電池を提供する。
【解決手段】袋体40は、2つの側面部41,42と、一方の側面部42を構成する絶縁フィルムの端部が折り曲げられてなる端側面部43,44と、底を塞ぐ底面部45と、一方の端側面部43,44を構成する絶縁フィルムの端部が他方の側面部41の表面41aに向けて折り曲げられてなるガイド部46,47と、底面部45を構成する絶縁フィルムの縁が一方の端側面部43,44の表面43a,44aに向けて折り曲げられてなるカバー部48,49と、を有しており、始点と終点とを結ぶ傾斜した斜辺部46a,47aが形成されている。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
開口を有する筐体と、
前記筐体の開口を封止する蓋体と、
電池端子を介して前記蓋体に取り付けられており、前記筐体内に収容される電極体と、
前記筐体の内部に配置され、前記筐体と前記電極体との間を絶縁する袋体と、を備えており、
前記袋体は、
絶縁フィルムが折りたたまれてなり、
対向する2つの側面部と、
少なくとも一方は、2つの前記側面部のうちの一方の前記側面部を構成する前記絶縁フィルムの端部が折り曲げられてなる2つの端側面部と、
底を塞ぐ底面部と、
一方の前記端側面部を構成する前記絶縁フィルムの端部が、他方の前記側面部の表面に向けて折り曲げられてなるガイド部と、
前記底面部を構成する前記絶縁フィルムの縁が一方の前記端側面部の表面に向けて折り曲げられてなるカバー部と、を有しており、
前記筐体内に前記袋体を収容した状態での一方の前記端側面部の表面と直交する方向視において前記カバー部と重複する位置に始点が位置し、前記ガイド部における一方の前記端側面部との境界の反対側に位置する前記絶縁フィルムの縁上且つ前記始点よりも上方に終点が位置し、前記始点と前記終点とを結ぶ傾斜した斜辺部が形成されている、二次電池。
続きを表示(約 380 文字)【請求項2】
一方の前記端側面部の表面と直交する方向視において、一方の前記端側面部と前記底面部との間に隙間が形成されており、
前記カバー部は、一方の前記端側面部の表面と直交する方向視において、前記隙間を覆っており、
前記カバー部における前記底面部との境界線から当該境界線とは反対側の縁までの長さは、前記二次電池の高さ方向における前記隙間の幅よりも長い、請求項1に記載の二次電池。
【請求項3】
前記電極体は、正極材及び負極材をセパレータを介して積層してなり、
前記袋体における2つの前記端側面部は、前記電極体における積層方向と平行な端面と対向している、請求項2に記載の二次電池。
【請求項4】
前記隙間の幅は、前記カバー部の長さの0%より大きく、50%以下である、請求項2又は3記載の二次電池。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二次電池に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電気自動車やハイブリッド自動車などのモータを駆動源とする電動車両に用いられる二次電池としては、例えば、特許文献1に開示された蓄電装置が提案されている。
【0003】
特許文献1記載の蓄電装置は、有底角筒型の絶縁フィルムに収容された電極組立体がケース本体に収容された構成を有しており、電極組立体とケース本体との間が絶縁フィルムによって絶縁されている。この蓄電装置において、絶縁フィルムは、予め所定の形状に組み立てられ、絶縁フィルムにおける所定の部位同士が接着された状態で、ケース本体へ収容されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2020-17376号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、上記のように、特許文献1記載の蓄電装置における絶縁フィルムは、蓄電装置の組付時に、接着等を用いて所定の形状に組み立てられた後、ケース本体に収容される。そのため、蓄電装置の組付に際して、絶縁フィルムの組立作業や接着作業を行う必要があり、組付作業の簡素化という点において改善の余地がある。
【0006】
一方、蓄電装置の組付作業を簡素化する方法として、組付時に、所定の形状に折りたたまれるように絶縁フィルムをケース本体へ挿入する方法がある。この方法を用いれば、接着等を用いて絶縁フィルムを事前に組み立てる必要がないため、蓄電装置の組付作業を簡素化できる。
【0007】
しかしながら、上記方法を用いる場合、挿入時に絶縁フィルムがケース本体に引っかかる可能性があり、作業に時間を要したり、絶縁フィルムが破損したり、絶縁フィルムが所定の形状に折りたたまれないなどの問題が発生する虞がある。そのため、組付時の作業性という点において改善の余地がある。
【0008】
本発明は以上の実情に鑑みなされたものであり、簡素な組付作業で作製でき、組付時の作業性も良好な二次電池の提供を、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するための本発明に係る二次電池の特徴構成は、
開口を有する筐体と、
前記筐体の開口を封止する蓋体と、
電池端子を介して前記蓋体に取り付けられており、前記筐体内に収容される電極体と、
前記筐体の内部に配置され、前記筐体と前記電極体との間を絶縁する袋体と、を備えており、
前記袋体は、
絶縁フィルムが折りたたまれてなり、
対向する2つの側面部と、
少なくとも一方は、2つの前記側面部のうちの一方の前記側面部を構成する前記絶縁フィルムの端部が折り曲げられてなる2つの端側面部と、
底を塞ぐ底面部と、
一方の前記端側面部を構成する前記絶縁フィルムの端部が、他方の前記側面部の表面に向けて折り曲げられてなるガイド部と、
前記底面部を構成する前記絶縁フィルムの縁が一方の前記端側面部の表面に向けて折り曲げられてなるカバー部と、を有しており、
前記筐体内に前記袋体を収容した状態での一方の前記端側面部の表面と直交する方向視において前記カバー部と重複する位置に始点が位置し、前記ガイド部における一方の前記端側面部との境界の反対側に位置する前記絶縁フィルムの縁上且つ前記始点よりも上方に終点が位置し、前記始点と前記終点とを結ぶ傾斜した斜辺部が形成されている点にある。
【0010】
上記特徴構成によれば、筐体内への袋体の収容時に、カバー部が筐体に接触して端側面部の表面に向けて折り曲げられ、カバー部に押される形で端側面部が電極体側に向けて折りたたまれる。また、斜辺部が形成されていることで、当該斜辺部と筐体とが接触しながらガイド部や端側面部が筐体に引っかかることなく折りたたまれる。したがって、接着等を用いて袋体を事前に形成することなく、二次電池のスムーズな組付が可能である。つまり、上記特徴構成を備えた二次電池は、簡素な組付作業で作製でき、組付時の作業性も良好である。
(【0011】以降は省略されています)

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