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公開番号2025092419
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2024187713
出願日2024-10-24
発明の名称二次電池電極の製造工程用不良区間廃棄装置
出願人ジェイエステック カンパニー リミテッド
代理人KEY弁理士法人
主分類H01M 4/04 20060101AFI20250612BHJP(基本的電気素子)
要約【課題】不良区間を廃棄し、廃棄された不良区間前後の原反を連結する作業を自動的に行うことができる二次電池電極の製造工程用不良区間廃棄装置を提供する。
【解決手段】二次電池の電極を製造するための工程に用いられる原反に予め表示された不良区間14を廃棄した後、前記不良区間の前後に位置する原反12、16を連結する作業を自動的に行うための二次電池電極の製造工程用不良区間廃棄装置100である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
二次電池の電極の製造時に用いられる原反を予め決められた切断地点で第1次切断して、不良区間とその前側の前方良好区間に分離し、前記原反を前記切断地点で第2次切断して、前記不良区間とその後側の後方良好区間に分離するカッターと、
前記切断地点の後方で前記原反を支持する支持板と、
前記第1次切断以前には前記切断地点で前記支持板と対向して前記原反を支持し、前記第1次切断後に前記前方良好区間を前進させた後、前記第2次切断後に、元の位置に後進させる牽引板と、
外面の一部を吸着領域とする空のロールであり、前記不良区間を回収するための回収ロールと、
接着テープを吸着できるように設けられた吸着ロールと、を含み、
前記牽引板による前記前方良好区間の前進が行われた状態で、前記回収ロールは、前記第1次切断により形成された前記不良区間の前端を前記吸着領域に吸着させた後、回転して前記不良区間を巻き取る、二次電池電極の製造工程用不良区間廃棄装置。
続きを表示(約 1,400 文字)【請求項2】
前記不良区間の前端が前記吸着領域に吸着されるとき、前記吸着ロールは、前記不良区間の前端を前記吸着領域に密着させるように移動する、請求項1に記載の二次電池電極の製造工程用不良区間廃棄装置。
【請求項3】
前記接着テープは、前記前方良好区間と前記後方良好区間を連結するための良好区間接着テープであり、前記吸着ロールには、前記良好区間接着テープの接着面が外側に向かうように吸着されており、前記吸着ロールは、前記不良区間の前端を前記吸着領域に密着させるように移動するとき、回転しない、請求項2に記載の二次電池電極の製造工程用不良区間廃棄装置。
【請求項4】
二次電池の電極の製造時に用いられる原反を予め決められた切断地点で第1次切断して、不良区間とその前側の前方良好区間に分離し、前記原反を前記切断地点で第2切断して、前記不良区間とその後側の後方良好区間に分離するカッターと、
前記切断地点の後方で前記原反を支持する支持板と、
前記第1次切断以前には前記切断地点で前記支持板と対向して前記原反を支持し、前記第1次切断後に前記前方良好区間を前進させた後、前記2次切断後に、元の位置に後進させる牽引板と、
前記不良区間を回収するためのものであって、先に回収された先回収不良区間を巻き取っている回収ロールと、
前記第1次切断により形成された前記不良区間の前端を前記先回収不良区間に連結するための不良区間接着テープを接着面が外側に向かうように吸着している吸着ロールと、を含み、
前記牽引板による前記前方良好区間の前進後に、前記吸着ロールおよび前記回収ロールの反対方向の回転と前記不良区間の前進が行われる状態で、前記不良区間接着テープは、前記吸着ロールと前記回収ロールとの間を前記不良区間の前端と部分的に重なって通過し、前記不良区間を前記先回収不良区間に連結し、前記回収ロールは、前記先回収不良区間に連結された前記不良区間を巻き取る、二次電池電極の製造工程用不良区間廃棄装置。
【請求項5】
前記回収ロールが前記不良区間を巻き取る間、前記吸着ロールは前記不良区間から離れ、前記不良区間と離れた前記吸着ロールには、前記前方良好区間と前記後方良好区間を連結するための良好区間接着テープの接着面が外側に向かうように吸着される、請求項4に記載の二次電池電極の製造工程用不良区間廃棄装置。
【請求項6】
前記牽引板が前記前方良好区間を元の位置に後進させた後、前記吸着ロールは、前記支持板に支持された前記後方良好区間を加圧した状態で回りながら、前記後方良好区間と前記前方良好区間を前記良好区間接着テープで連結する、請求項3または5に記載の二次電池電極の製造工程用不良区間廃棄装置。
【請求項7】
前記回収ロールに巻き取られる前記不良区間は、ピンチロールにより前記回収ロール側に加圧されて巻き取られ、前記ピンチロールの加圧は、前記第2次切断後、前記不良区間が前記回収ロールから巻き解かれないように行われる、請求項1または4に記載の二次電池電極の製造工程用不良区間廃棄装置。
【請求項8】
前記牽引板は吸着板から構成される、請求項1または4に記載の二次電池電極の製造工程用不良区間廃棄装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、二次電池の電極を製造するための工程に用いることができる二次電池電極の製造工程用不良区間廃棄装置に関するものであって、より詳しくは、前記工程に用いられる原反に予め表示された不良区間を廃棄した後、前記不良区間の前後に位置する原反を連結する作業を自動的に行うための二次電池電極の製造工程用不良区間廃棄装置に関するものである。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
二次電池は充填が可能な電池であって、携帯電話、ノートパソコン、カムコーダー、自動車などのような多様な機器のバッテリーとして用いられている。そして、二次電池は予め製造された電極(正極、負極)と分離膜を交互に積層させた構造、いわゆる、正極(負極)/分離膜/負極(正極)/分離膜/正極(負極)などの積層構造を有する。
【0003】
前述のような二次電池の電極(正極、負極)を製造するための工程は、一般的にコーティング工程、ロールプレス工程、スリット工程、ノッチング工程、および乾燥工程を含む。そして、このような工程では、不良が生じ得るところ、不良のある不良区間を表示する多様な技術が知られている。
【0004】
例えば、韓国公開特許第10-2006-0027260号公報(電極集電体の検査装置およびこれを用いた検査方法)、韓国公開特許第10-2006-0027261号公報(電極集電体の検査装置およびこれを用いた検査方法)、韓国公開特許第10-2006-0034126号公報(電極集電体の検査装置およびこれを用いた検査方法)には、コーティング工程で生じた不良区間の開始点および終了点に欠陥マークをレーザー、インクジェット、パンチングなどの方法でマーキングする技術が開示されている。
【0005】
なお、欠陥マークによりその開始点および終了点が表示された不良区間は廃棄されるべきであり、不良区間の廃棄が行われた後には不良区間前後の原反が連結されなければならないが、現在、このような作業は韓国公開特許第10-2023-0021479号公報(基準点を利用した電極損失量測定装置および測定方法、基準点が表示された電極工程のロールマップ、前記ロールマップの作成方法および作成システム)に開示されたように、作業者によって手動で行われている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
韓国公開特許第10-2006-0027260号公報
韓国公開特許第10-2006-0027261号公報
韓国公開特許第10-2006-0034126号公報
韓国公開特許第10-2023-0021479号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
そこで、本発明は、二次電池電極の製造工程において、手動で行われている従来の作業、すなわち、不良区間を廃棄し、廃棄された不良区間前後の原反を連結する作業を自動的に行うことができる二次電池電極の製造工程用不良区間廃棄装置を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、二次電池の電極の製造時に用いられる原反を予め決められた切断地点で第1次切断して、不良区間とその前側の前方良好区間とに分離し、前記原反を前記切断地点で第2次切断して、前記不良区間とその後側の後方良好区間とに分離するカッターと、前記切断地点の後方で前記原反を支持する支持板と、前記第1次切断以前には、前記切断地点で前記支持板と対向して前記原反を支持し、前記第1次切断後に前記前方良好区間を前進させた後、前記2次切断後に、元の位置に後進させる牽引板と、外面の一部を吸着領域とする空のロールであり、前記不良区間を回収するための回収ロールと、接着テープを吸着することができるように設けられた吸着ロールと、を含む、二次電池電極の製造工程用不良区間廃棄装置を提供する。ここで、前記牽引板による前記前方良好区間の前進が行われた状態で、前記回収ロールは、前記第1次切断により形成された前記不良区間の前端を前記吸着領域に吸着させた後、回転して前記不良区間を巻き取る。
【0009】
前記不良区間の前端が前記吸着領域に吸着されるとき、前記吸着ロールは、前記不良区間の前端を前記吸着領域に密着させるように移動する。
【0010】
前記接着テープは、前記前方良好区間と前記後方良好区間とを連結するための良好区間接着テープであり、前記吸着ロールには、前記良好区間接着テープの接着面が外側に向かうように吸着されている。そして、前記吸着ロールは、前記不良区間の前端を前記吸着領域に密着させるように移動するとき、回転しない。
(【0011】以降は省略されています)

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