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公開番号
2025092097
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023207753
出願日
2023-12-08
発明の名称
自動車ドア用ガラスキャッチ及びその製造方法
出願人
西川ゴム工業株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
B60J
10/18 20160101AFI20250612BHJP(車両一般)
要約
【課題】部品点数や加工工数が増加することなく外観品質を優れたものとする。
【解決手段】ドア1の枠体10に取付けられ、昇降するドアガラス2を案内するグラスラン40の車外側に部分的に下方向に拡大突出するように型成形された芯材60埋設型のガラスキャッチ50で、芯材60は、グラスラン40の車外側側壁部52に沿って上下に延びるステンレス鋼のインサートパネル60で、インサートパネル60が露出しないように、インサートパネル60の全周を覆う樹脂部材70が装着され、インサートパネル60に装着された樹脂部材70の車外側面の上部は露出され、樹脂部材70の表面にはその車外側面の下部から下端部を覆い車内側面まで型成形層M1が設けられてなる。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
自動車のドアに設けられた枠体に取付けられ、昇降するドアガラスを溝部に案内する車内側側壁部と、車外側側壁部と、両側壁部を連結する底壁部と、前記両側壁部から内方に延びて前記ドアガラスに摺接する車内側シールリップ部と車外側シールリップ部を備えるグラスランの車外側側壁部に対して、部分的に下方向に拡大突出するように型成形された芯材埋設型のガラスキャッチであって、
前記芯材は、前記グラスランの車外側側壁部に沿って上下に延びるステンレス鋼のインサートパネルで、
前記インサートパネルが露出しないように、前記インサートパネルの全周を覆う樹脂部材が装着され、
前記インサートパネルに装着された樹脂部材の車外側面の上部は露出され、前記樹脂部材の表面にはその車外側面の下部から下端部を覆い車内側面まで型成形層が設けられてなることを特徴とする自動車ドア用ガラスキャッチ。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
自動車のドアに設けられた枠体に取付けられ、昇降するドアガラスを溝部に案内する車内側側壁部と、車外側側壁部と、両側壁部を連結する底壁部と、前記両側壁部から内方に延びて前記ドアガラスに摺接する車内側シールリップ部と車外側シールリップ部を備えるグラスランの車外側側壁部に対して、部分的に下方向に拡大突出するように型成形された芯材埋設型のガラスキャッチであって、
前記芯材は、前記グラスランの車外側側壁部に沿って上下に延びるステンレス鋼のインサートパネルで、
前記インサートパネルの少なくとも車外側面の全部とその車外側面から下端部を覆い車内側面まで延びる樹脂部材が装着され、
前記インサートパネルに装着された樹脂部材の車外側面の上部は露出され、前記樹脂部材の表面にはその車外側面の下部から下端部を覆い車内側面まで型成形層が設けられてなることを特徴とする自動車ドア用ガラスキャッチ。
【請求項3】
前記樹脂部材には、前記インサートパネルの上端部から車内側に延びて前記グラスランの車内側側壁部に一体成形される突出連結部が形成されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車ドア用ガラスキャッチ。
【請求項4】
前記インサートパネルの上部に上部貫通穴が形成されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の自動車ドア用ガラスキャッチ。
【請求項5】
前記樹脂部材には、車外側から前記上部貫通穴に貫設されその中央部には車内側に開口した凹部が形成された環状嵌合部が形成されてなることを特徴とする請求項4に記載の自動車ドア用ガラスキャッチ。
【請求項6】
自動車のドアに設けられた枠体に取付けられ、昇降するドアガラスを溝部に案内する車内側側壁部と、車外側側壁部と、両側壁部を連結する底壁部と、前記両側壁部から内方に延びて前記ドアガラスに摺接する車内側シールリップ部と車外側シールリップ部を備えるグラスランの車外側側壁部に対して、部分的に下方向に拡大突出するように型成形された芯材埋設型のガラスキャッチの製造方法であって、
前記芯材は、前記グラスランの車外側側壁部に沿って上下に延びるステンレス鋼のインサートパネルで、
前記インサートパネルが露出しないように、前記インサートパネルの全周を覆う樹脂部材が装着され、
前記樹脂部材が装着されたインサートパネルを第一金型と第二金型間に、前記樹脂部材の車外側上部を前記第一金型の内面に当接させるとともに、前記樹脂部材の車内側上部を前記第二金型の内面に当接させた状態でセットした後、
前記樹脂部材の下部と、それらと相対向する前記第一金型及び前記第二金型間の隙間に型成形材を流して、前記グラスランの車外側側壁部と一体的に型成形することを特徴とする自動車ドア用ガラスキャッチの製造方法。
【請求項7】
自動車のドアに設けられた枠体に取付けられ、昇降するドアガラスを溝部に案内する車内側側壁部と、車外側側壁部と、両側壁部を連結する底壁部と、前記両側壁部から内方に延びて前記ドアガラスに摺接する車内側シールリップ部と車外側シールリップ部を備えるグラスランの車外側側壁部に対して、部分的に下方向に拡大突出するように型成形された芯材埋設型のガラスキャッチの製造方法であって、
前記芯材は、前記グラスランの車外側側壁部に沿って上下に延びるステンレス鋼のインサートパネルで、
前記インサートパネルの少なくとも車内側上部と、車外側面の全部とその車外側面から下端部を覆い車内側面まで延びる樹脂部材が装着され、
前記樹脂部材が装着されたインサートパネルを第一金型と第二金型間に、前記樹脂部材の車外側上部を前記第一金型の内面に当接させるとともに、前記樹脂部材の車内側上部を前記第二金型の内面に当接させた状態でセットした後、
前記樹脂部材の下部と、それらと相対向する前記第一金型及び前記第二金型間の隙間に型成形材を流して、前記グラスランの車外側側壁部と一体的に型成形することを特徴とする自動車ドア用ガラスキャッチの製造方法。
【請求項8】
前記樹脂部材には、前記インサートパネルの上端部から車内側に延びて前記グラスランの車内側側壁部に一体成形される突出連結部が形成され、
前記第二金型には、前記突出連結部の下面の一部に当接する第一突起が形成されてなることを特徴とする請求項6又は7に記載の自動車ドア用ガラスキャッチの製造方法。
【請求項9】
前記インサートパネルの上部に上部貫通穴が形成されるとともに、
前記第二金型には、前記上部貫通穴に車内側から差し込まれ、前記インサートパネルの車外側面に装着された樹脂部材に当接する第二突起が形成されてなることを特徴とする請求項6又は7に記載の自動車ドア用ガラスキャッチの製造方法。
【請求項10】
前記第二金型には、前記インサートパネルに装着された樹脂部材の下部側車内側面に当接する第三突起が形成されてなることを特徴とする請求項6又は7に記載の自動車ドア用ガラスキャッチの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のドアの枠体に取付けられドアガラスを案内するグラスランに設けられた自動車用ガラスキャッチ及びその製造方法に関するものである。
続きを表示(約 2,100 文字)
【背景技術】
【0002】
図15乃至図17に示すように、自動車のドア1の枠体10には、昇降するドアガラス2を案内するためのグラスラン20,30が設けられ、そのグラスラン20,30にガラスキャッチ(ガラスガイド)25,35を設けてグラスラン20,30を補強したものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
【0003】
図16に示したガラスキャッチ25は、グラスラン20とは別体でガラスキャッチ25から車内側に突出した固定板部26をグラスラン20の車外側から差し込んでグラスラン20の車外側に取付けられている。
このように、ガラスキャッチ25がグラスラン20とは別体であると部品点数が増えるとともに、固定板部26をグラスラン20側に精度よく係合させる必要があるのでその分、加工工数も増加してしまう。
また、グラスラン20とガラスキャッチ25の間に継ぎ目部分が生じるので継ぎ目部分が目立たないように工夫する必要がある。
【0004】
これに対して、図17に示したガラスキャッチ35は、グラスラン30とともに一体成形されているので特に部品点数や加工工数が増加することもなく外観性もよい。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2020-93626号公報
実開昭56-133069号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
図17に示したガラスキャッチ35には、芯材37が埋設されているが、グラスラン30とガラスキャッチ35を同時に型成形するときには、芯材37を金型内に固定してその位置を安定した状態で行う必要がある。
特許文献2には具体的には記載されていないが、例えば、金型からピンを立てその先端を芯材37の面に押し当てた状態で型成形すると、グラスラン30は、そのピンを押し当てた部分に穴が開いた外表面となり芯材37の面が部分的に露出するので見栄えが悪くなる。
【0007】
そこで、本発明の目的とするところは、部品点数や加工工数が増加することなく外観品質の優れた自動車ドア用ガラスキャッチ及びその製造方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的を達成するために、本発明の自動車ドア用ガラスキャッチは、自動車のドア(1)に設けられた枠体(10)に取付けられ、昇降するドアガラス(2)を溝部に案内する車内側側壁部(51)と、車外側側壁部(52)と、両側壁部(51,52)を連結する底壁部(44)と、前記両側壁部(51,52)から内方に延びて前記ドアガラス(2)に摺接する車内側シールリップ部(53)と車外側シールリップ部(54)を備えるグラスラン(40)の車外側側壁部(52)に対して、部分的に下方向に拡大突出するように型成形された芯材(60)埋設型のガラスキャッチ(100)であって、
前記芯材(60)は、前記グラスラン(40)の車外側側壁部(52)に沿って上下に延びるステンレス鋼のインサートパネル(60)で、
前記インサートパネル(60)が露出しないように、前記インサートパネル(60)の全周を覆う樹脂部材(70)が装着され、
前記インサートパネル(60)に装着された樹脂部材(70)の車外側面の上部は露出され、前記樹脂部材(70)の表面にはその車外側面の下部から下端部を覆い車内側面まで型成形層(M1)が設けられてなることを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、自動車のドア(1)に設けられた枠体(10)に取付けられ、昇降するドアガラス(2)を溝部に案内する車内側側壁部(51)と、車外側側壁部(52)と、両側壁部(51,52)を連結する底壁部(44)と、前記両側壁部(51,52)から内方に延びて前記ドアガラス(2)に摺接する車内側シールリップ部(53)と車外側シールリップ部(54)を備えるグラスラン(40)の車外側側壁部(52)に対して、部分的に下方向に拡大突出するように型成形された芯材(60)埋設型のガラスキャッチ(100)であって、
前記芯材(60)は、前記グラスラン(40)の車外側側壁部(52)に沿って上下に延びるステンレス鋼のインサートパネル(60)で、
前記インサートパネル(60)の少なくとも車外側面の全部とその車外側面から下端部を覆い車内側面まで延びる樹脂部材(70)が装着され、
前記インサートパネル(60)に装着された樹脂部材(70)の車外側面の上部は露出され、前記樹脂部材(70)の表面にはその車外側面の下部から下端部を覆い車内側面まで型成形層(M1)が設けられてなることを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、前記樹脂部材(70)には、前記インサートパネル(60)の上端部から車内側に延びて前記グラスラン(40)の車内側側壁部(51)に一体成形される突出連結部(73)が形成されてなることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)
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