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公開番号2025092087
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-06-19
出願番号2023207736
出願日2023-12-08
発明の名称通信システム、通信方法及びコンピュータプログラム
出願人株式会社東芝,東芝インフラシステムズ株式会社
代理人弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
主分類H04L 45/24 20220101AFI20250612BHJP(電気通信技術)
要約【課題】伝送路を切り替えることで、当該伝送路以外で無線信号を送受信可能にする通信システム、通信方法及びコンピュータプログラムを提供する。
【解決手段】一実施形態に係る通信システムは、移動通信網に接続され互いに異なる周波数帯の無線信号を送受信する複数の基地局装置1-3と接続される親機4と、複数の伝送路5-6を介して親機4と接続される中継機7と、中継機7との間で無線信号を複数の伝送路8-13を介して伝送すると共に移動局と無線通信する子機14-16と、を備える通信システムであり、親機4は、複数の基地局装置1-3から送信される無線信号に所定の信号が含まれ、且つ無線信号を伝送する第1伝送路の伝送品質に異常があるか判定する、判定部471と、判定部471が、無線信号に所定の信号が含まれ、且つ第1伝送路の伝送品質に異常があると判定する場合に、無線信号を伝送する伝送路を第1伝送路から第2伝送路に切り換える切換部と、を備える。
【選択図】図1

特許請求の範囲【請求項１】
移動通信網に接続され互いに異なる周波数帯の無線信号を送受信する複数の基地局装置と接続される親機と、複数の伝送路を介して親機と接続される中継機と、前記中継機との間で前記無線信号を複数の前記伝送路を介して伝送すると共に移動局と無線通信する子機と、を備える通信システムであって、
前記親機は、
複数の前記基地局装置から送信される前記無線信号に所定の信号が含まれ、且つ前記無線信号を伝送する第１伝送路の伝送品質に異常があるか判定する、判定部と、
前記判定部が、前記無線信号に所定の信号が含まれ、且つ前記第１伝送路の伝送品質に異常があると判定する場合に、前記無線信号を伝送する前記伝送路を前記第１伝送路から第２伝送路に切り換えさせる切換部と、
を備える、通信システム。
続きを表示（約 960 文字）【請求項２】
前記判定部は、複数の前記基地局装置から送信される前記無線信号を復調して抽出した情報に基づいて、前記無線信号の重要度を解析する、請求項１記載の通信システム。
【請求項３】
前記切換部は、前記判定部が、複数の前記基地局装置から送信される第１無線信号と第２無線信号に所定の信号が含まれ、且つ前記第１無線信号を伝送する前記第１伝送路の伝送品質に異常があると判定し、前記第２無線信号より前記第１無線信号のほうが、重要度が高いと判定する場合に、前記第１無線信号を伝送する前記伝送路を前記第１伝送路から前記第２伝送路に切り換えさせる、請求項２記載の通信システム。
【請求項４】
移動通信網に接続され互いに異なる周波数帯の無線信号を送受信する複数の基地局装置と接続される親機と、複数の伝送路を介して親機と接続される中継機と、前記中継機との間で前記無線信号を複数の前記伝送路を介して伝送すると共に移動局と無線通信する子機と、を備える通信システムで実行される通信方法であって、
複数の前記基地局装置から送信される前記無線信号に所定の信号が含まれ、且つ前記無線信号を伝送する第１伝送路の伝送品質に異常があるか判定し、
前記無線信号に所定の信号が含まれ、且つ前記第１伝送路の伝送品質に異常があると判定する場合に、前記無線信号を伝送する前記伝送路を前記第１伝送路から第２伝送路に切り換えさせる、通信方法。
【請求項５】
複数の前記基地局装置から送信される前記無線信号を復調して抽出した情報に基づいて、前記無線信号の重要度を解析する、請求項４記載の通信方法。
【請求項６】
複数の前記基地局装置から送信される第１無線信号と第２無線信号に所定の信号が含まれ、且つ前記第１無線信号を伝送する前記第１伝送路の伝送品質に異常があると判定し、前記第２無線信号より前記第１無線信号のほうが、重要度が高いと判定する場合に、前記第１無線信号を伝送する前記伝送路を前記第１伝送路から前記第２伝送路に切り換えさせる、請求項５記載の通信方法。
【請求項７】
コンピュータに、請求項４乃至請求項６のいずれか１項記載の通信方法を実行させるコンピュータプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【０００１】
本発明の実施形態は、通信システム、通信方法及びコンピュータプログラムに関する。
続きを表示（約 1,400 文字）【背景技術】
【０００２】
基地局から届く電波を光ケーブルによって分配する事で通信エリアを拡張する分散型アンテナシステム（ＤＡＳ（Distributed Antenna System））が知られている。ＤＡＳは、基地局から送出される無線信号を直接電波の届かない不感地帯に伝送（送受信）する装置で構成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【０００３】
特開２０２２－１６９３７８号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【０００４】
従来の装置は、無線信号を送受信する外部ＩＦ及び装置内部の伝送路が固定であるため、装置の特定箇所で障害が発生した場合においては当該伝送路による送受信を停止していた。この時、無線信号に特別な情報をもつ信号（ブロック）が含まれていた場合、従来の装置は、当該伝送路を使用することができなかった。
【０００５】
本発明の実施形態は、上記事情を鑑みて成されたものであって、送路を切り替えることで、当該伝送路以外で無線信号を送受信可能にする通信システム、通信方法及びコンピュータプログラムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【０００６】
一実施形態に係る通信システムは、移動通信網に接続され互いに異なる周波数帯の無線信号を送受信する複数の基地局装置と接続される親機と、複数の伝送路を介して親機と接続される中継機と、前記中継機との間で前記無線信号を複数の前記伝送路を介して伝送すると共に移動局と無線通信する子機と、を備える通信システムであって、前記親機は、複数の前記基地局装置から送信される前記無線信号に所定の信号が含まれ、且つ前記無線信号を伝送する第１伝送路の伝送品質に異常があるか判定する、判定部と、前記判定部が、前記無線信号に所定の信号が含まれ、且つ前記第１伝送路の伝送品質に異常があると判定する場合に、前記無線信号を伝送する前記伝送路を前記第１伝送路から第２伝送路に切り換える切換部と、を備える。
【図面の簡単な説明】
【０００７】
図１は、一実施形態に係る親機を含む通信システムの一構成例を示すブロック図である。
図２は、一実施形態に係る親機と伝送路と中継機の一構成例を示すブロック図である。
図３は、一実施形態に係る親機の判定部と切換部の動作の一例について説明するためのフローチャートである。
図４は、一実施形態に係る親機の判定部と切換部の動作の他の例について説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【０００８】
以下、図面を参照して、一実施形態に係る通信システム、通信方法及びコンピュータプログラムについて説明する。なお、以下の実施形態では、同一の番号を付した部分については同様の動作を行うものとして、重ねての説明を省略する。
【０００９】
図１は、一実施形態に係る親機を含む通信システムの一構成例を示すブロック図である。図１を用いて、本実施形態に係る親機を含む通信システムの構成の一例について説明する。
【００１０】
通信システムは、例えば、基地局装置１（基地局Ａ）と、基地局装置２（基地局Ｂ）と、基地局装置３（基地局Ｃ）と、親機４と、伝送路５－６、と、中継機７と、伝送路８－１３と、子機１４－１６と、を備える。
（【００１１】以降は省略されています）

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