TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2025091635
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023206999
出願日
2023-12-07
発明の名称
X線管装置、X線装置、およびX線管装置のトリートメント方法
出願人
キヤノン電子管デバイス株式会社
代理人
弁理士法人iX
主分類
H01J
35/06 20060101AFI20250612BHJP(基本的電気素子)
要約
【課題】本発明が解決しようとする課題は、陰極から放出される電子の量を回復させることができるX線管装置、X線装置、およびX線管装置のトリートメント方法を提供することである。
【解決手段】
実施形態に係るX線管装置は、電圧が印加されることで、電子を放出可能な電子源と、前記電子源を囲む集束電極と、前記電子源から放出された前記電子が入射することでX線を発生可能な陽極と、前記電子源に前記電圧を印加可能な陰極電源と、前記集束電極にプラスの第1の電圧を印加可能な電源と、を備えている。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
電圧が印加されることで、電子を放出可能な電子源と、
前記電子源を囲む集束電極と、
前記電子源から放出された前記電子が入射することでX線を発生可能な陽極と、
前記電子源に前記電圧を印加可能な陰極電源と、
前記集束電極にプラスの第1の電圧を印加可能な電源と、
を備えたX線管装置。
続きを表示(約 1,500 文字)
【請求項2】
内部に、前記電子源、前記集束電極、および前記陽極が設けられる外囲器と、
前記陽極にプラスの電圧を印加可能な高圧電源と、
前記外囲器における、管電流および管電圧の少なくともいずれかを検出可能な第1の検出部と、
前記第1の検出部からの検出値に基づいて、前記陰極電源と、前記電源と、を制御可能なコントローラと、
をさらに備え、
前記コントローラは、前記第1の検出部からの前記検出値が所定の値以下となった場合には、
前記陰極電源を制御して、前記電子源から前記電子を放出させ、
前記電源を制御して、前記集束電極に前記プラスの前記第1の電圧を印加する請求項1記載のX線管装置。
【請求項3】
前記コントローラは、前記高圧電源をさらに制御可能であり、
前記コントローラは、前記電源を制御して、前記集束電極に前記プラスの前記第1の電圧を印加する場合には、前記高圧電源を制御して、前記陽極に前記プラスの前記電圧を印加しない請求項2記載のX線管装置。
【請求項4】
前記集束電極に流れる電流、および前記集束電極における電圧の少なくともいずれかを検出可能な第2の検出部をさらに備え、
前記コントローラは、前記集束電極に前記プラスの前記第1の電圧を印加した後に、前記第2の検出部からの検出値が所定の値以上となった場合には、
前記陰極電源を制御して、前記電子源への前記電圧の印加を停止し、
前記電源を制御して、前記集束電極への前記プラスの前記第1の電圧の印加を停止する請求項2記載のX線管装置。
【請求項5】
前記コントローラは、前記集束電極に前記プラスの前記第1の電圧を印加した後に、所定の時間が経過した場合には、
前記陰極電源を制御して、前記電子源への前記電圧の印加を停止し、
前記電源を制御して、前記集束電極への前記プラスの前記第1の電圧の印加を停止する請求項2記載のX線管装置。
【請求項6】
前記電源は、前記集束電極に印加する前記プラスの前記第1の電圧と、マイナスの第2の電圧と、の切り替えがさらに可能であり、
前記コントローラは、前記集束電極への前記プラスの前記第1の電圧の印加を停止した後に、
前記電源を制御して、前記集束電極への前記プラスの前記第1の電圧の印加の停止を継続、または、前記集束電極に前記マイナスの前記第2の電圧を印加し、
前記陰極電源を制御して、前記電子源に前記電圧を印加することで前記電子源から前記電子を放出させ、
前記高圧電源を制御して、前記陽極に前記プラスの前記電圧を印加する請求項4または5に記載のX線管装置。
【請求項7】
請求項1~5のいずれか1つに記載のX線管装置と、
前記X線管装置から放射され、対象物を透過したX線を検出可能なX線検出装置と、
を備えたX線装置。
【請求項8】
電子を放出可能な電子源と、前記電子源を囲む集束電極と、を備えたX線管装置のトリートメント方法であって、
管電流および管電圧の少なくともいずれかが所定の値以下となった場合には、
前記電子源に電圧を印加して前記電子源から前記電子を放出させ、前記集束電極にプラスの第1の電圧を印加するX線管装置のトリートメント方法。
【請求項9】
前記管電流および前記管電圧の少なくともいずれかが前記所定の値以下となった場合には、前記X線管装置の使用者に対して警告を発する請求項8記載のX線管装置のトリートメント方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、X線管装置、X線装置、およびX線管装置のトリートメント方法に関する。
続きを表示(約 1,100 文字)
【背景技術】
【0002】
X線管装置は、例えば、大気圧よりも減圧された雰囲気を維持可能な外囲器と、外囲器の内部に設けられた陰極と、外囲器の内部の、陰極と対向する位置に設けられたターゲットと、を備えている。また、陰極は、例えば、電子を放出するフィラメントと、フィラメントを囲む筒状の集束電極と、を備えている。
【0003】
ここで、陰極から放出される電子の量が、経時的に減少する場合がある。放出される電子の量が経時的に減少する原因は、必ずしも明らかではないが、外囲器の内部にある残留ガスなどがプラスイオンとなって、マイナス電位の、集束電極やフィラメントの表面に付着することが考えられる。
【0004】
陰極から放出される電子の量が減少すると、X線管装置から放射されるX線の線量が減少することになるので、例えば、X線画像の品質が低下したり、対象物の厚みの測定や検査などの精度が低下したりするおそれがある。
【0005】
そこで、陰極から放出される電子の量を回復させることができる技術の開発が望まれていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2017-4749号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、陰極から放出される電子の量を回復させることができるX線管装置、X線装置、およびX線管装置のトリートメント方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
実施形態に係るX線管装置は、電圧が印加されることで、電子を放出可能な電子源と、前記電子源を囲む集束電極と、前記電子源から放出された前記電子が入射することでX線を発生可能な陽極と、前記電子源に前記電圧を印加可能な陰極電源と、前記集束電極にプラスの第1の電圧を印加可能な電源と、を備えている。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本実施の形態に係るX線管装置を例示するためのブロック図である。
電源の作用を例示するためのブロック図である。
(a)~(c)は、電源による電圧印加の効果を例示するためのグラフである。
本実施の形態に係るX線装置を例示するためのブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照しつつ、実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
APB株式会社
二次電池
19日前
日東精工株式会社
端子部品
13日前
レナタ・アーゲー
電池
8日前
株式会社クオルテック
空気電池
5日前
株式会社電知
組電池の製造方法
26日前
ローム株式会社
半導体装置
20日前
豊田鉄工株式会社
コイル部品
7日前
太陽誘電株式会社
コイル部品
20日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
26日前
株式会社GSユアサ
蓄電装置
14日前
三洲電線株式会社
撚線
12日前
三菱電機株式会社
漏電遮断器
12日前
株式会社高田製作所
電源切替器
20日前
株式会社村田製作所
電池
20日前
中国電力株式会社
移動用変圧器
7日前
トヨタ自動車株式会社
二次電池
21日前
株式会社GSユアサ
極板積層装置
14日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
15日前
矢崎総業株式会社
コネクタ
21日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
13日前
株式会社不二越
ソレノイド
25日前
株式会社ニフコ
構造体
19日前
トヨタ自動車株式会社
電極及び電池
6日前
株式会社半導体エネルギー研究所
二次電池
26日前
三菱電機株式会社
半導体装置
6日前
三菱電機株式会社
半導体装置
8日前
日本板硝子株式会社
車両用のガラス体
26日前
TDK株式会社
電子部品
20日前
TDK株式会社
電子部品
20日前
TDK株式会社
電子部品
20日前
トヨタ自動車株式会社
電池モジュール
13日前
株式会社フジクラ
ファイバレーザ装置
8日前
トヨタバッテリー株式会社
電池パック
25日前
トヨタ自動車株式会社
電池パック
5日前
大宮工業株式会社
テープ剥離装置
7日前
トヨタバッテリー株式会社
電池スタック
12日前
続きを見る
他の特許を見る