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公開番号
2025091550
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-19
出願番号
2023206820
出願日
2023-12-07
発明の名称
センサ装置、センサシステム、および方法
出願人
住友電気工業株式会社
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
G08C
19/00 20060101AFI20250612BHJP(信号)
要約
【課題】電力消費を低減しつつ、サーバに測定データを送信する際の最適な無線通信方式の変化に低コストで柔軟に対処する。
【解決手段】センサ装置60は、センサ105と、記憶装置110と、通信装置120と、制御装置130とを備える。記憶装置110は、センサ105から出力される測定値MVを含む生データ111を記憶する。制御装置130は、端末装置50の電源制御を実行する。端末装置50は、通信装置120からの生データ111の受信に応答して、加工済データ114をサーバ90に無線で送信するための無線送信処理を実行するように構成されている。電源制御は、端末装置50の電源状態が停止状態から作動状態に切り替わるように端末装置50を起動するための第1制御と、無線送信処理の実行後に、電源状態が作動状態から停止状態に切り替わるように端末装置50を停止するための第2制御とを含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
対象物の物理量を測定することによって前記物理量の測定値を出力するセンサと、
前記測定値を含む第1測定データを記憶する記憶装置と、
サーバと無線通信する端末装置を取り付け可能なインターフェースと、
前記端末装置が前記インターフェースに取り付けられている場合に、前記インターフェースを通じて前記端末装置に前記第1測定データを送信するように構成された通信装置と、
前記インターフェースを通じて前記端末装置の電源制御を実行する制御装置とを備え、
前記端末装置は、前記通信装置からの前記第1測定データの受信に応答して、前記第1測定データに関係する第2測定データを前記サーバに無線で送信するための無線送信処理を実行するように構成されており、
前記端末装置の電源状態は、
前記端末装置が作動している作動状態と、
前記端末装置が停止している停止状態とを含み、
前記電源制御は、
前記電源状態が前記停止状態から前記作動状態に切り替わるように前記端末装置を起動するための第1制御と、
前記無線送信処理の実行後に、前記電源状態が前記作動状態から前記停止状態に切り替わるように前記端末装置を停止するための第2制御とを含む、センサ装置。
続きを表示(約 2,900 文字)
【請求項2】
前記インターフェースを通じて前記端末装置に給電電力を供給するように構成された給電装置をさらに備え、
前記停止状態は、前記端末装置がシャットダウンされているシャットダウン状態を含み、
前記第1制御は、前記給電電力の供給を開始する給電開始制御を含み、
前記第2制御は、前記給電電力の供給を停止する給電停止制御を含む、請求項1に記載のセンサ装置。
【請求項3】
前記通信装置は、前記端末装置がシャットダウンされることを示すシャットダウン通知を、前記無線送信処理の実行後に前記端末装置から前記インターフェースを通じて受信するように構成されており、
前記給電停止制御は、前記通信装置による前記シャットダウン通知の受信から第1時間が経過した時に実行され、
前記第1時間は、前記シャットダウン通知の受信から前記端末装置のシャットダウンまでに要する時間として前記端末装置の仕様に従って予め定められる、請求項2に記載のセンサ装置。
【請求項4】
前記停止状態は、前記作動状態よりも前記端末装置の電力消費が小さくなるように前記端末装置がスリープしているスリープ状態を含み、
前記第1制御は、前記電源状態を前記スリープ状態から前記作動状態に切り替えるように指令するための第1指令を前記端末装置に送信するように前記通信装置を制御することを含み、
前記第2制御は、前記電源状態を前記作動状態から前記スリープ状態に切り替えるように指令するための第2指令を前記端末装置に送信するように前記通信装置を制御することを含む、請求項1に記載のセンサ装置。
【請求項5】
前記第2制御は、前記無線送信処理の完了を示す送信完了通知を前記端末装置から前記通信装置が受信した後に実行される、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のセンサ装置。
【請求項6】
前記第2制御は、前記第1制御の開始から第2時間が経過した後に実行され、
前記第2時間は、前記第1制御の開始から前記無線送信処理の完了までに要する時間として前記端末装置の仕様に従って予め定められる、請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のセンサ装置。
【請求項7】
対象物の物理量を測定することによって前記物理量の測定値を出力するセンサと、
前記測定値を含む第1測定データを記憶する記憶装置と、
サーバと無線通信する端末装置と、
前記端末装置を取り付け可能なインターフェースと、
前記端末装置が前記インターフェースに取り付けられている場合に、前記インターフェースを通じて前記端末装置に前記第1測定データを送信するように構成された通信装置と、
前記インターフェースを通じて前記端末装置の電源制御を実行する制御装置とを備え、
前記端末装置は、前記通信装置からの前記第1測定データの受信に応答して、前記第1測定データに関係する第2測定データを前記サーバに無線で送信するための無線送信処理を実行するように構成されており、
前記端末装置の電源状態は、
前記端末装置が作動している作動状態と、
前記端末装置が停止している停止状態とを含み、
前記電源制御は、
前記電源状態が前記停止状態から前記作動状態に切り替わるように前記端末装置を起動するための第1制御と、
前記無線送信処理の実行後に、前記電源状態が前記作動状態から前記停止状態に切り替わるように前記端末装置を停止するための第2制御とを含む、センサシステム。
【請求項8】
前記センサは、複数の前記測定値を時系列で出力し、
前記第1測定データは、前記複数の測定値を含み、
前記端末装置は、前記第1測定データに含まれる前記複数の測定値のうち所定条件を満たす少なくとも1つの測定値を抽出し、
前記無線送信処理は、前記複数の測定値のうち前記少なくとも1つの測定値のみを含む前記第2測定データを前記サーバに無線で送信する処理を含む、請求項7に記載のセンサシステム。
【請求項9】
前記センサは、N(N≧2)個の前記測定値を時系列で出力し、前記N個の測定値の各々は、所定の時間間隔で出力され、
前記第1測定データは、前記N個の測定値と、前記N個の測定値にそれぞれ関連付けられたN個のカウンタ値とを含み、
前記端末装置は、前記通信装置からの前記第1測定データを加工することによって前記第2測定データを生成するための第1生成処理を実行し、
前記第1生成処理は、
前記N個の測定値のうち第Nの測定値が出力された第Nの時刻を、前記通信装置から前記第1測定データを受信した時刻として推定する処理と、
前記第Nの時刻および前記時間間隔に従って、前記N個の測定値のうち第1から第(N-1)の測定値がそれぞれ出力された第1から第(N-1)の時刻を推定する処理と、
前記N個のカウンタ値に含まれる第1から第Nのカウンタ値を前記第1から第Nの時刻にそれぞれ変換することによって、前記第1から第Nの測定値と、前記第1から第Nの時刻とを含む前記第2測定データを生成する処理とを含む、請求項7または請求項8に記載のセンサシステム。
【請求項10】
前記センサは、N(N≧2)個の時刻のうちM(M≧1)個の時刻でM個の前記測定値をそれぞれ出力し、
前記N個の時刻のうち第k(1≦k≦N-1)の時刻は、第(k+1)の時刻から所定の時間間隔だけ離れており、
前記第1測定データは、前記M個の測定値と、N個のカウンタ値とを含み、
前記N個のカウンタ値は、前記M個の測定値にそれぞれ関連付けられたM個のカウンタ値を含み、
前記時間間隔は、前記N個のカウンタ値のうち第j(1≦j≦N-1)のカウンタ値と、第(j+1)のカウンタ値との差分に関係しており、
前記端末装置は、前記通信装置からの前記第1測定データに従って前記第2測定データを生成するための第2生成処理を実行し、
前記第2生成処理は、
前記M個の測定値のうち第Mの測定値が出力された第Mの時刻を、前記通信装置から前記第1測定データを受信した時刻として推定する処理と、
前記第Mの時刻、前記時間間隔、および前記M個のカウンタ値に従って、前記M個の測定値のうち第1から第(M-1)の測定値がそれぞれ出力された第1から第(M-1)の時刻を推定する処理と、
前記M個のカウンタ値に含まれる第1から第Mのカウンタ値を前記第1から第Mの時刻にそれぞれ変換することによって、前記第1から第Mの測定値と、前記第1から第Mの時刻とを含む前記第2測定データを生成する処理とを含む、請求項7または請求項8に記載のセンサシステム。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、センサ装置、センサシステム、および方法に関する。
続きを表示(約 2,800 文字)
【背景技術】
【0002】
特開平11-83686号公報(特許文献1)は、設備の異常の有無を判定するためのコンピュータを開示する。設備の負荷電流は、電流検出器により検出(測定)される。負荷電流の測定値は、コンピュータに送信される。コンピュータは、負荷電流の検出値に従って、設備の異常の有無を判定する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平11-83686号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
対象物の物理量がセンサにより測定され、その物理量の測定値を含む測定データが無線通信によりサーバに送信され、サーバが対象物の異常判定のために当該測定データに従って対象物の状態を監視することがある。この場合、サーバへのデータ送信に要する電力消費を低減することが好ましい。加えて、サーバに測定データを送信する際の最適な無線通信方式は、ユースケースに依存して変化し得る。したがって、そのような無線通信方式の変化に低コストで柔軟に対処することも重要である。
【0005】
本開示は、上記のような問題を解決するためになされたものであって、その目的は、電力消費を低減しつつ、サーバに測定データを送信する際の最適な無線通信方式の変化に低コストで柔軟に対処することができる、センサ装置、センサシステム、および方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様に係るセンサ装置は、センサと、記憶装置と、インターフェースと、通信装置と、制御装置とを備える。センサは、対象物の物理量を測定することによって物理量の測定値を出力する。記憶装置は、測定値を含む第1測定データを記憶する。インターフェースは、サーバと無線通信する端末装置を取り付け可能に構成されている。通信装置は、端末装置がインターフェースに取り付けられている場合に、インターフェースを通じて端末装置に第1測定データを送信するように構成されている。制御装置は、インターフェースを通じて端末装置の電源制御を実行する。端末装置は、通信装置からの第1測定データの受信に応答して、第1測定データに関係する第2測定データをサーバに無線で送信するための無線送信処理を実行するように構成されている。端末装置の電源状態は、端末装置が作動している作動状態と、端末装置が停止している停止状態とを含む。電源制御は、電源状態が停止状態から作動状態に切り替わるように端末装置を起動するための第1制御と、無線送信処理の実行後に、電源状態が作動状態から停止状態に切り替わるように端末装置を停止するための第2制御とを含む。
【0007】
本開示の一態様に係るセンサシステムは、センサと、記憶装置と、端末装置と、インターフェースと、通信装置と、制御装置とを備える。センサは、対象物の物理量を測定することによって物理量の測定値を出力する。記憶装置は、測定値を含む第1測定データを記憶する。端末装置は、サーバと無線通信する。インターフェースは、端末装置を取り付け可能に構成されている。通信装置は、端末装置がインターフェースに取り付けられている場合に、インターフェースを通じて端末装置に第1測定データを送信するように構成されている。制御装置は、インターフェースを通じて端末装置の電源制御を実行する。端末装置は、通信装置からの第1測定データの受信に応答して、第1測定データに関係する第2測定データをサーバに無線で送信するための無線送信処理を実行するように構成されている。端末装置の電源状態は、端末装置が作動している作動状態と、端末装置が停止している停止状態とを含む。電源制御は、電源状態が停止状態から作動状態に切り替わるように端末装置を起動するための第1制御と、無線送信処理の実行後に、電源状態が作動状態から停止状態に切り替わるように端末装置を停止するための第2制御とを含む。
【0008】
本開示の一態様に係る方法は、対象物の物理量を測定するセンサから出力される物理量の測定値を取得するステップと、サーバと無線通信する端末装置を取り付け可能なインターフェースに端末装置が取り付けられている場合に、測定値を含む第1測定データを記憶する記憶装置から第1測定データを読み出すステップと、読み出された第1測定データをインターフェースを通じて端末装置に送信するステップと、インターフェースを通じて端末装置の電源制御を実行するステップとを含む。端末装置は、第1測定データの受信に応答して、第1測定データに関係する第2測定データをサーバに無線で送信するための無線送信処理を実行するように構成されている。端末装置の電源状態は、端末装置が作動している作動状態と、端末装置が停止している停止状態とを含む。電源制御は、電源状態が停止状態から作動状態に切り替わるように端末装置を起動するための第1制御と、無線送信処理の実行後に、電源状態が作動状態から停止状態に切り替わるように端末装置を停止するための第2制御とを含む。
【発明の効果】
【0009】
本開示によれば、電力消費を低減しつつ、最適な無線通信方式の変化に低コストかつ柔軟に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1は、実施の形態1における状態監視システムの構成を概略的に示す図である。
図2は、センサシステムの詳細な構成を説明する図である。
図3は、実施の形態1における生データのデータ構造を例示する図である。
図4は、実施の形態1における加工済データのデータ構造を例示する図である。
図5は、センサシステムにおいて実行される処理を例示するためのタイミング図である。
図6は、センサシステムにおいて実行される処理を例示するためのフローチャートである。
図7は、実施の形態1の変形例1における生データのデータ構造を例示する図である。
図8は、実施の形態1の変形例1における加工済データのデータ構造を例示する図である。
図9は、実施の形態1の変形例2において端末装置が加工済データを生成するための手法を説明する図である。
図10は、実施の形態2におけるセンサシステムの詳細な構成を説明する図である。
図11は、センサシステムにおいて実行される処理を例示するためのタイミング図である。
図12は、センサシステムにおいて実行される処理を例示するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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