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公開番号
2025090865
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-17
出願番号
2025050864,2021070744
出願日
2025-03-26,2021-04-20
発明の名称
締結装置、それを用いたコーナー部材及び塀
出願人
積水樹脂株式会社
代理人
主分類
E04H
17/16 20060101AFI20250610BHJP(建築物)
要約
【課題】寸法調整が容易で、緩みが生じにくいコーナー部材を備えた塀を提供する。
【解決手段】塀パネル10同士がコーナー部材20を介して連結された塀100であって、コーナー部材20は、前後方向に重合する前板部21及び後板部22を備え、前板部21の側端部は一方の塀パネル10に、後板部22の側端部は他方の塀パネル10に回動可能に接続され、前板部21と後板部22とは締結装置40に締結されている。締結装置40は、頭部51と角根部52とねじ部53とを有し、前板部21及び後板部22の孔部に挿通されるねじ部材50と、ねじ部53に挿通されるばね部材60と、ねじ部53に螺合されるナット部材70とを備え、ばね部材60は、上端部が折り返されて角根部52に係止可能な折り返し部62と、下端部が折り曲げられた折り曲げ部63とを有し、折り返し部62及び折り曲げ部63が後板部22に当接可能となされるように構成する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲
【請求項1】
塀パネル同士がコーナー部材を介して連結された塀であって、
前記コーナー部材は、
前後方向に重合する前板部及び後板部を備え、
前記前板部の側端部は、一方の塀パネルに回動可能に接続され、
前記後板部の側端部は、他方の塀パネルに回動可能に接続され、
前記前板部と後板部とは締結装置によって締結され、
前記締結装置は、
頭部と角根部とねじ部とを有し、前記前板部及び後板部に形成された前後に貫通する孔部に挿通されるねじ部材と、
前記ねじ部に挿通されるばね部材と、
前記ねじ部に螺合されるナット部材とを備え、
前記ばね部材は、上端部が折り返されて前記角根部に係止可能な折り返し部と、下端部が前記折り返し部と同方向に折り曲げられた折り曲げ部とを有し、
前記折り返し部及び折り曲げ部がそれぞれ前記後板部に当接可能となされている
ことを特徴とする塀。
続きを表示(約 68 文字)
【請求項2】
前記ねじ部材の角根部は、前記ねじ部側に該角根部よりも大形の鍔部を有している
ことを特徴とする塀。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、塀パネルの側端部が任意の角度で連結された塀に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
一般に、敷地境界部や隣地境界部に沿って設置される塀において、特にコーナー部の塀パネルどうしを連結する方法としては様々なものが提案されている。例えば、パネルの側端部から側方に向けて接続部材を延設し、接続部材同士を連結したものや、パネルの側端部から接続部材を延設し、接続部材を連結部材で連結したものである。前者は接続部材の連結箇所で軸支されており、後者は連結部材の両側端部において接続部材が軸支されたものである。
【0003】
後者については、例えば、縦長の壁素体の側端に枢支した第1蝶番部材の軸部から断面略コ字状の溝型部を延出し、上記壁素体に隣合う壁素体の対向する側端面に枢支した第2蝶番部材の軸部からスライド片を延出し、このスライド片を上記溝型部内にスライド自在に挿入し、先端をスライド片に押付け得るビスを溝型部の外面から螺合した間仕切り壁の寸法調整装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、本出願人においても、適宜間隔で地面に立設された支柱に取付けられた複数の塀パネルが連結部材を介して横方向に連結され、前記連結部材は、縦長状の基板の両側部に嵌合部を介してパネル取付部材が回動可能に接続されると共に、該パネル取付部材に形成された横断面コ字状のカバー部が塀パネルの側端部を覆って取付けられ、該カバー部は塀パネルに対して上下方向にスライド可能に取付けられると共に、カバー部の下方向のスライドは、パネル取付部材の上端部に設けられた端部材により阻止される塀を提案している(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
実公昭59-3111号公報
特開2009-1968号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、塀のコーナー部においては、施工時に生じる各種寸法誤差を吸収する構造を有する方が好ましいので、前述の寸法調整装置においては、溝型部とスライド片との嵌合構造であってビスにより固定できるので施工性に優れているが、単にビスで螺合するだけでは、経年的にビスの緩みが生じるおそれがある。一方、前述の連結部材では、基材をひとつの部材で形成しているため、寸法調整作業により吸収できる誤差が相対的に少なくなってしまう。
【0007】
本発明は、前記の如き問題点を解消し、寸法調整が容易で、緩みが生じにくいコーナー部材を備えた塀を提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するために、本発明は次のような構成としている。すなわち本発明に係る塀は、塀パネル同士がコーナー部材を介して連結された塀であって、前記コーナー部材は、前後方向に重合する前板部及び後板部を備え、前記前板部の側端部は、一方の塀パネルに回動可能に接続され、前記後板部の側端部は、他方の塀パネルに回動可能に接続され、前記前板部と後板部とは締結装置によって締結され、前記締結装置は、頭部と角根部とねじ部とを有し、前記前板部及び後板部に形成された前後に貫通する孔部に挿通されるねじ部材と、前記ねじ部に挿通されるばね部材と、前記ねじ部に螺合されるナット部材とを備え、前記ばね部材は、上端部が折り返されて前記角根部に係止可能な折り返し部と、下端部が前記折り返し部と同方向に折り曲げられた折り曲げ部とを有し、前記折り返し部及び折り曲げ部がそれぞれ前記後板部に当接可能となされていることを特徴とするものである。
【0009】
本発明に係る塀において、ねじ部材の角根部は、前記ねじ部側に該角根部よりも大形の鍔部を有するようにしてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、前板部及び後板部により幅方向の寸法調整が良いになり、しかも、締結装置によって、前板部と後板部とを強固に連結することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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