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公開番号
2025089876
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-16
出願番号
2023204817
出願日
2023-12-04
発明の名称
コークス品質管理方法、及び高炉操業方法
出願人
日本製鉄株式会社
代理人
弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類
C21B
5/00 20060101AFI20250609BHJP(鉄冶金)
要約
【課題】異なる高炉間においてコークス冷間強度の管理値を比較検証可能とし、コークス冷間強度の管理値の適正化を図ることを目的とする。
【解決手段】コークス品質管理方法は、コークスを高炉28に搬送する搬送経路10において、コークスの試験試料の採取位置P1から高炉28側の所定位置P1までの間にコークスが落下する累積落下距離Fに応じて、試験試料から求められたコークス冷間強度DI
1
を補正し、補正されたコークス冷間強度DI
1
に基づいて決定されたコークス冷間強度DI
1
の管理値に基づいて、コークスの品質を管理する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
コークスを高炉に搬送する搬送経路において、コークスの試験試料の採取位置から前記高炉側の所定位置までの間にコークスが落下する落下距離に応じて、前記試験試料から求められた第一コークス冷間強度を補正して補正後コークス冷間強度を求め、
前記補正後コークス冷間強度に基づいて決定されたコークス冷間強度の管理値に基づいて、コークスの品質を管理する、
コークス品質管理方法。
続きを表示(約 510 文字)
【請求項2】
複数の前記高炉における前記第一コークス冷間強度、前記落下距離、及び前記所定位置で採取されたコークスの試験試料から求められた第二コークス冷間強度の第一相関関係に基づいて補正係数を求め、
前記補正係数に基づいて、前記第一コークス冷間強度を補正して前記補正後コークス冷間強度を求める、
請求項1に記載のコークス品質管理方法。
【請求項3】
前記補正係数は、複数の前記高炉において、前記採取位置及び前記所定位置でそれぞれ採取されたコークスの試験試料から求められた前記第一コークス冷間強度と前記第二コークス冷間強度との差分と、前記落下距離との第二相関関係に基づいて求められる、
請求項2に記載のコークス品質管理方法。
【請求項4】
前記落下距離は、高低差がある搬送装置をコークスが乗り継ぐ際に落下する落下距離を合計した累積落下距離を含む、
請求項1に記載のコークス品質管理方法。
【請求項5】
請求項1~請求項4の何れか1項に記載のコークス品質管理方法によって品質管理されたコークスを、前記高炉に装入する、
高炉操業方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本願が開示する技術は、コークス品質管理方法、及び高炉操業方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
高炉に装入されるコークスの品質を管理するコークス品質管理方法がある(例えば、特許文献1,2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2020-012132号公報
特開2015-120965号公報
【0004】
ところで、コークスの品質管理指標の一つに、冷間強度(コークス冷間強度)がある。コークス冷間強度は、例えば、JIS K2151に規定されるドラム強度指数DI
150
15
であり、ドラムの150回転後のコークスにおいて、粒径が15mm以上のコークスを質量百分率[%]で表した指標である。
【0005】
コークス冷間強度を評価試験するためのコークスの試験試料は、一般に、コークス炉から高炉までコークスを搬送する搬送経路の途中の採取位置において定期的に採取される。そして、高炉毎に、操業実績等に基づいて、コークス冷間強度の管理値が決定され、決定された管理値に基づいてコークスの品質が管理される。
【0006】
このようにコークス冷間強度の管理値は、高炉毎に決定される。しかしながら、コークス冷間強度の管理値のさらなる適正化を図るためには、異なる高炉間において、コークス冷間強度の管理値を比較検証することが望ましい。
【0007】
ところが、異なる高炉間において、コークス冷間強度の管理値を比較検証することは、以下の理由により難しい。すなわち、コークスの試験試料の採取位置を通過したコークスは、高低差がある複数のベルトコンベア等の搬送装置を乗り継いだり、ホッパ等の貯留槽から搬送装置上に落下されたりする。この際、コークスには、落下による衝撃によって破壊が生じるため、コークス冷間強度が変化する。その後、コークス冷間強度が変化したコークスが、高炉に装入される。
【0008】
つまり、高炉には、採取位置の通過後に、コークス冷間強度が変化したコークスが装入される。この高炉の操業実績等に基づいて、採取位置で採取された試験試料から求められたコークス冷間強度の管理値が決定される。
【0009】
ここで、コークスの試験試料の採取位置や、採取位置を通過後のコークスの搬送状況は、高炉毎に異なる。そのため、採取位置で採取された試験試料から求められたコークス冷間強度の管理値は、高炉毎に固有の値(固有値)となる。したがって、前述したように、異なる高炉間において、コークス冷間強度の管理値を比較検証することは難しい。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本願が開示する技術は、異なる高炉間においてコークス冷間強度の管理値を比較検証可能とし、コークス冷間強度の管理値の適正化を図ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
(【0011】以降は省略されています)
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