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公開番号
2025085283
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-05
出願番号
2023199054
出願日
2023-11-24
発明の名称
画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム
出願人
キヤノン株式会社
代理人
個人
主分類
H04N
23/60 20230101AFI20250529BHJP(電気通信技術)
要約
【課題】RAW画像データの現像処理において画像編集が行われたか否かを区別可能な現像済み画像データを提供することができる画像処理装置を提供する。
【解決手段】デジタルカメラ100は、ユーザに指定されたRAW画像ファイル201に含まれるデータに現像処理を施す。デジタルカメラ100は、改竄されていないと判定されたRAW画像データ212の現像処理で画像編集が行われないと判定された場合、当該現像処理によって生成された現像済み画像データを含む画像ファイルに対して、画像編集が行われていないことを示す真正保証情報を付加する。また、デジタルカメラ100は、改竄されていないと判定されたRAW画像データ212の現像処理で画像編集が行われたと判定された場合、当該現像処理によって生成された現像済み画像データを含む画像ファイルに対して、画像編集が行われたことを示す真正保証情報を付加する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
撮影して生成されたRAW画像データを取得する手段と、
前記RAW画像データに現像処理を施す手段と、
前記RAW画像データが改竄されているか否かを判定する第1の判定手段と、
前記現像処理で画像編集が行われたか否かを判定する第2の判定手段と、
前記現像処理によって生成された現像済み画像データを含む画像ファイルを生成する手段とを備え、
前記生成する手段は、前記第1の判定手段によって改竄されていないと判定されたRAW画像データの現像処理で前記画像編集が行われないと判定された場合、当該現像処理によって生成された現像済み画像データを含む画像ファイルに対して前記画像編集が行われていないことを示す情報を付加し、前記第1の判定手段によって改竄されていないと判定されたRAW画像データの現像処理で前記画像編集が行われたと判定された場合、当該現像処理によって生成された現像済み画像データを含む画像ファイルに対して前記画像編集が行われたことを示す情報を付加することを特徴とする画像処理装置。
続きを表示(約 1,700 文字)
【請求項2】
前記取得する手段は、前記RAW画像データ、前記RAW画像データの生成で使用された現像パラメータ、撮影時の情報を記録したメタデータ、前記RAW画像の真正性を保証する真正保証情報を含む画像ファイルを取得し、
前記第1の判定手段は、前記真正保証情報、前記RAW画像、前記現像パラメータ、前記メタデータを用いて前記RAW画像データが改竄されているか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記第2の判定手段は、前記第1の判定手段によって改竄されていないと判定されたRAW画像データの現像処理で撮影時の現像パラメータが使用された場合、当該現像処理で画像編集が行われないと判定し、前記第1の判定手段によって改竄されていないと判定されたRAW画像データの現像処理で撮影時から変更された現像パラメータが使用された場合、当該現像処理で画像編集が行われたと判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記現像パラメータは、少なくとも、ホワイトバランス、色合い、色濃度、コントラスト、シャープネスの何れかに関連するパラメータであることを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記第2の判定手段は、前記第1の判定手段によって改竄されていないと判定されたRAW画像データの現像処理でトリミング処理が行われていない場合、当該現像処理で画像編集が行われないと判定し、前記第1の判定手段によって改竄されていないと判定されたRAW画像データの現像処理で前記トリミング処理が行われた場合、当該現像処理で画像編集が行われたと判定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項6】
撮影時に設定されたアスペクト比に基づいて前記トリミング処理が行われることを特徴とする請求項5に記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記生成する手段は、前記第1の判定手段によって改竄されていないと判定されたRAW画像データの現像処理で画像サイズを変更する処理が行われた場合、当該現像処理によって生成された現像済み画像データを含む画像ファイルに対して前記画像編集が行われていないことを示す情報を付加することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項8】
被写体を撮影してRAW画像データを生成する撮像装置であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項9】
被写体を撮影してRAW画像データを生成する撮像装置から当該RAW画像データを取得し、前記撮像装置が使用するアルゴリズムと同じアルゴリズムを用いて、前記取得したRAW画像データに現像処理を施す情報処理装置であることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項10】
画像処理装置の制御方法であって、
撮影して生成されたRAW画像データを取得する工程と、
前記RAW画像データに現像処理を施す工程と、
前記RAW画像データが改竄されているか否かを判定する第1の判定工程と、
前記現像処理で画像編集が行われたか否かを判定する第2の判定工程と、
前記現像処理によって生成された現像済み画像データを含む画像ファイルを生成する工程とを有し、
前記生成する工程は、前記第1の判定工程にて改竄されていないと判定されたRAW画像データの現像処理で前記画像編集が行われないと判定された場合、当該現像処理によって生成された現像済み画像データを含む画像ファイルに対して前記画像編集が行われていないことを示す情報を付加し、前記第1の判定工程にて改竄されていないと判定されたRAW画像データの現像処理で前記画像編集が行われたと判定された場合、当該現像処理によって生成された現像済み画像データを含む画像ファイルに対して前記画像編集が行われたことを示す情報を付加することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,800 文字)
【背景技術】
【0002】
従来からデジタルカメラで撮影して得られた画像データが改竄されていないことを保証するために、検証データとして真正保証情報を付加する機能を有するデジタルカメラが提案されている。また、関連する技術として特許文献1の技術が提案されている。特許文献1では、撮影したRAW画像データを現像してJPEG画像データを作成する際に、元のRAW画像データが改竄されていないことが保証された場合に、このJPEG画像データに対して改竄されていないことを保証する真正保証情報が付加される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2005-184046号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、RAW画像データの現像処理では、撮影時の現像パラメータをそのまま使用して撮影時と同じ画質の画像データを作成することが可能である。また、撮影時から変更した現像パラメータを使用して撮影時と異なる画質の画像データを作成したり、画像データの表示範囲を調整するトリミング処理を行って撮影時と異なる表示範囲の画像データを作成するといった画像編集を行うことも可能である。現像済み画像データに付加される真正保証情報、つまり、改竄されていないことを保証する真正保証情報からでは、この画像データに画像編集が行われたか否かを区別することができない。
【0005】
本発明は、RAW画像データの現像処理において画像編集が行われたか否かを区別可能な現像済み画像データを提供することができる画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は、撮影して生成されたRAW画像データを取得する手段と、前記RAW画像データに現像処理を施す手段と、前記RAW画像データが改竄されているか否かを判定する第1の判定手段と、前記現像処理で画像編集が行われたか否かを判定する第2の判定手段と、前記現像処理によって生成された現像済み画像データを含む画像ファイルを生成する手段とを備え、前記生成する手段は、前記第1の判定手段によって改竄されていないと判定されたRAW画像データの現像処理で前記画像編集が行われないと判定された場合、当該現像処理によって生成された現像済み画像データを含む画像ファイルに対して前記画像編集が行われていないことを示す情報を付加し、前記第1の判定手段によって改竄されていないと判定されたRAW画像データの現像処理で前記画像編集が行われたと判定された場合、当該現像処理によって生成された現像済み画像データを含む画像ファイルに対して前記画像編集が行われたことを示す情報を付加することを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、RAW画像データの現像処理において画像編集が行われたか否かを区別可能な現像済み画像データを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
本発明の実施の形態に係る画像処理装置としてのデジタルカメラの構成を概略的に示すブロック図である。
図1のデジタルカメラによって生成される静止画RAW画像ファイルの構成例を示す図である。
図1のデジタルカメラによって実行される現像処理時の真正保証情報付加処理の手順を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、添付図面を参照して実施の形態を詳しく説明する。なお、以下の実施の形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施の形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
【0010】
図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置としてのデジタルカメラ100の構成を概略的に示すブロック図である。
(【0011】以降は省略されています)
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