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公開番号
2025084610
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-06-03
出願番号
2023198655
出願日
2023-11-22
発明の名称
成形品、積層体、成形品の製造方法
出願人
大日本印刷株式会社
代理人
個人
,
個人
,
個人
主分類
B32B
5/10 20060101AFI20250527BHJP(積層体)
要約
【課題】マトリックス樹脂が欠落している部分による不具合を抑制する。
【解決手段】成形品1は、繊維強化樹脂基板5と、繊維強化樹脂基板5に重ねられた樹脂層25と、を備える。繊維強化樹脂基板5は、複数の繊維5cと、繊維5cに含浸されたマトリックス樹脂5dと、を含む。樹脂層25の厚みは、0.5μm以上300μm以下である。樹脂層25は、樹脂硬化物を主たる成分として含む。樹脂層25は、ナノ粒子25aを含む。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
繊維強化樹脂基板と、
前記繊維強化樹脂基板に重ねられた樹脂層と、を備え、
前記繊維強化樹脂基板は、複数の繊維と、繊維に含浸されて硬化したマトリックス樹脂と、を含み、
前記樹脂層の厚みは、0.5μm以上300μm以下であり、
前記樹脂層は、樹脂硬化物を主たる成分として含み、
前記樹脂層は、ナノ粒子を含む、成形品。
続きを表示(約 950 文字)
【請求項2】
繊維強化樹脂基板と、
前記繊維強化樹脂基板に重ねられた樹脂層と、を備える成形品であって、
前記繊維強化樹脂基板は、複数の繊維と、繊維に含浸されて硬化したマトリックス樹脂と、を含み、
当該成形品の端面において、前記マトリックス樹脂が欠落している部分の面積は、前記端面の延びる方向に沿った長さ275μmあたり、3000μm
2
以下である、成形品。
【請求項3】
繊維強化樹脂基板と、
前記繊維強化樹脂基板に重ねられた樹脂層と、を備える成形品であって、
前記繊維強化樹脂基板は、複数の繊維と、繊維に含浸されて硬化したマトリックス樹脂と、を含み、
前記繊維の配列方向に沿って当該成形品に溝または孔を形成した際に、前記溝または孔によって形成された当該成形品の端面において、前記繊維強化樹脂基板の前記マトリックス樹脂が欠落している部分の面積は、前記繊維の配列方向に沿った長さ275μmあたり、3000μm
2
以下である、成形品。
【請求項4】
前記樹脂層の厚みは、0.5μm以上300μm以下である、請求項2または3に記載の成形品。
【請求項5】
前記樹脂層は、樹脂硬化物を主たる成分として含む、請求項2または3に記載の成形品。
【請求項6】
前記樹脂層は、ナノ粒子を含む、請求項2または3に記載の成形品。
【請求項7】
前記繊維強化樹脂基板の前記マトリックス樹脂の含有量は、30質量%以上40質量%以下である、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の成形品。
【請求項8】
樹脂層を繊維強化樹脂基板に転写するための積層体であって、
基材層と、
前記基材層に重ねられた樹脂層と、を含み、
前記樹脂層の厚みは、0.5μm以上300μm以下である、積層体。
【請求項9】
前記樹脂層は、樹脂硬化物を主たる成分として含む、請求項8に記載の積層体。
【請求項10】
前記樹脂層は、ナノ粒子を含む、請求項8に記載の積層体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、成形品、積層体、及び積層体を用いた成形品の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)
【背景技術】
【0002】
スポーツ用具、自動車、船舶、航空機等に用いられる部材は、大きな衝撃や変形応力を受け得る。このような部材に、炭素繊維強化樹脂(CFRP)やガラス繊維強化樹脂(GFRP)等の繊維強化樹脂からなる基板を有する成形品を用いることが提案されている。繊維強化樹脂は、軽量且つ強靭な材料である。繊維強化樹脂基板は、繊維を織ってマトリックス樹脂を含浸させ、マトリックス樹脂を硬化させることで形成される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2014-208493号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
繊維強化樹脂基板を有する成形品には、所望の機能や意匠を付与するために、溝や孔が形成されることがある。孔や溝の表面は、成形品の端面となる。端面において、繊維強化樹脂基板のマトリックス樹脂が欠落している部分が生じることがある。マトリックス樹脂が欠落している部分は、不具合を起こし得る。本開示は、マトリックス樹脂が欠落している部分による不具合を抑制することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本開示の成形品は、
繊維強化樹脂基板と、
前記繊維強化樹脂基板に重ねられた樹脂層と、を備え、
前記繊維強化樹脂基板は、複数の繊維と、繊維に含浸されて硬化したマトリックス樹脂と、を含み、
前記樹脂層の厚みは、0.5μm以上300μm以下であり、
前記樹脂層は、樹脂硬化物を主たる成分として含み、
前記樹脂層は、ナノ粒子を含む。
【発明の効果】
【0006】
本開示によれば、マトリックス樹脂が欠落している部分による不具合を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1は、本開示の一実施の形態に係る成形品の一例を示す平面図である。
図2は、図1のII-II線に沿った成形品の断面図である。
図3は、繊維強化樹脂基板の一例を示す平面図である。
図4は、本開示の一実施の形態に係る積層体の一例を示す断面図である。
図5は、一実施の形態に係る繊維強化樹脂基板の端面の近傍における拡大写真である。
図6は、成形品を製造する製造装置の一例の概略側面図である。
図7は、積層体を用いた成形品の製造工程を説明するための図である。
図8は、成形品の製造工程を説明するための図である。
図9は、成形品の製造工程を説明するための図である。
図10は、成形品を製造する製造装置の他の例の概略側面図である。
図11は、従来の繊維強化樹脂基板の端面の近傍における拡大写真である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、図面を参照して本開示の一実施の形態について説明する。本件明細書に添付する図面においては、図示と理解のしやすさの便宜上、適宜縮尺および縦横の寸法比等を、実物のそれらから変更し誇張してある。一部の図において示された構成等が、他の図において省略されていることもある。
【0009】
本明細書において、形状や幾何学的条件ならびにそれらの程度を特定する、例えば、「平行」、「直交」、「同一」等の用語や長さや角度の値等は、厳密な意味に限定されることなく、同様の機能を期待し得る程度の範囲を含めて解釈される。
【0010】
本明細書において、パラメータに関して複数の上限値の候補及び複数の下限値の候補が挙げられている場合、そのパラメータは、任意の1つの上限値の候補と任意の1つの下限値の候補とを組み合わせた数値範囲であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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