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公開番号
2025079061
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-21
出願番号
2023191475
出願日
2023-11-09
発明の名称
X線検査装置及びX線検査システム
出願人
アンリツ株式会社
代理人
弁理士法人日誠国際特許事務所
主分類
G01N
23/18 20180101AFI20250514BHJP(測定;試験)
要約
【課題】被検査物の搬送速度を減速することなく、ノイズが少なく、かつ鮮明な透過画像を得ることができるX線検査装置及びX線検査システムを提供すること。
【解決手段】X線発生器とX線検出器とがワークWの搬送方向と平行な方向に往復移動可能であって、ワークWの搬送速度と等速で撮像開始位置P1から撮像終了位置P2まで搬送方向に移動しつつワークWの撮像を行い、撮像終了後、次のワークWが撮像開始位置P1に到達する前に撮像開始位置P1に戻るよう構成され、ワークWを予め撮像した基準画像の画像情報である基準画像情報が記憶された基準画像情報記憶部と、撮像により得られたX線画像の画像情報が基準画像情報と一致しているか否かを判断する判断部と、撮像により得られたX線画像の画像情報が基準画像情報と一致していないと判断部によって判断された場合に、撮像ユニットの移動速度を調整する制御部と、を備える。
【選択図】図9
特許請求の範囲
【請求項1】
順次搬送される被検査物(W)にX線を照射するX線発生器(10)と、
前記被検査物を透過した前記X線を検出するX線検出器(11)と、を備え、
前記被検査物が通過する搬送路(3)を挟んで対向するように、前記X線発生器と前記X線検出器とが配置されたX線検査装置であって、
前記X線発生器は、前記被検査物の撮像時、前記X線の照射範囲を移動可能に構成されており、
前記X線検出器は、前記X線の照射範囲の移動に連動して前記被検査物の搬送方向と平行な方向に往復移動可能に構成されており、
前記X線発生器と前記X線検出器とは、前記被検査物が撮像開始位置(P1)から撮像終了位置(P2)まで移動する間、前記被検査物に追従する追従移動を行うように前記X線発生器の前記X線の照射範囲が移動するとともに前記X線検出器が前記搬送方向に移動しつつ前記被検査物の撮像を行い、先の被検査物が前記撮像終了位置まで移動した後、次に搬送される被検査物が前記撮像開始位置に到達する前に、前記撮像開始位置に位置する被検査物を撮像可能な位置に戻る復帰移動を行うよう構成されており、
前記X線検査装置は、
前記被検査物を予め撮像した基準画像の画像情報である基準画像情報が記憶された基準画像情報記憶部(26)と、
前記撮像により得られたX線画像の画像情報が前記基準画像情報と一致しているか否かを判断する判断部(27)と、
前記撮像により得られたX線画像の画像情報が前記基準画像情報と一致していないと前記判断部によって判断された場合に、前記X線の照射範囲及び前記X線検出器の移動速度を調整する制御部(25)と、を備えるX線検査装置。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記判断部は、前記撮像により得られたX線画像内の被検査物のコントラストが前記基準画像内の被検査物のコントラストと異なる場合に、前記撮像により得られたX線画像の画像情報が前記基準画像情報と一致していない第1のパターンと判断し、
前記制御部は、前記第1のパターンの場合、前記追従移動の移動速度を調整する請求項1に記載のX線検査装置。
【請求項3】
前記判断部は、前記撮像により得られたX線画像内の被検査物の位置が前記基準画像内の被検査物の位置と異なる場合に、前記撮像により得られたX線画像の画像情報が前記基準画像情報と一致していない第2のパターンと判断し、
前記制御部は、前記第2のパターンの場合、前記復帰移動の移動速度を調整する請求項1又は請求項2に記載のX線検査装置。
【請求項4】
前記判断部は、前記撮像により得られたX線画像内の被検査物の位置が前記基準画像内の被検査物の位置と異なる場合に、前記撮像により得られたX線画像の画像情報が前記基準画像情報と一致していない第2のパターンと判断し、
前記制御部は、前記第2のパターンの場合、前記撮像により得られたX線画像の画像情報が前記基準画像情報と一致していない旨を外部に報知する請求項1又は請求項2に記載のX線検査装置。
【請求項5】
前記X線発生器と前記X線検出器とは、前記復帰移動中も撮像を行うよう構成されており、
前記判断部は、前記復帰移動中に撮像されたX線画像内に被検査物があるか否かを判断し、
前記制御部は、前記復帰移動中に撮像されたX線画像内に被検査物があると前記判断部によって判断された場合に、被検査物の搬送に異常があることを外部に報知する請求項1に記載のX線検査装置。
【請求項6】
前記X線発生器と前記X線検出器とは、前記搬送方向と平行な方向に一体で往復移動可能なようにユニット化されていることを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項5に記載のX線検査装置。
【請求項7】
前記X線発生器と前記X線検出器とは、前記搬送方向と平行な方向に一体で往復移動可能なようにユニット化されていることを特徴とする請求項3に記載のX線検査装置。
【請求項8】
前記X線発生器と前記X線検出器とは、前記搬送方向と平行な方向に一体で往復移動可能なようにユニット化されていることを特徴とする請求項4に記載のX線検査装置。
【請求項9】
請求項1に記載のX線検査装置(1)と、
前記X線検査装置に被検査物を搬送する搬送装置(5)と、
前記搬送装置に前記被検査物を投入する投入装置(4)と、を含むX線検査システムであって、
前記判断部は、前記撮像により得られたX線画像内の被検査物の位置が前記基準画像内の被検査物の位置と異なる場合に、前記撮像により得られたX線画像の画像情報が前記基準画像情報と一致していない第2のパターンと判断し、
前記制御部は、前記第2のパターンの場合、前記搬送装置への前記被検査物の投入タイミングを調整するよう前記投入装置に信号を出力するX線検査システム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、X線検査装置及びX線検査システムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、搬送路の途中の検査空間の上方に所定高さ離隔して配置され、順次搬送される被検査物に対して当該検査空間においてX線を照射するX線発生器と、搬送部内にX線発生器と対向して配置され、被検査物を透過したX線を検出するX線ラインセンサと、を備えたX線異物検査装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第7060446号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載のX線異物検査装置において、被検査物に対する露光時間が短いと、得られる透過画像がノイズの多い画像となってしまう。また、例えば比較的厚さのある被検査物を検査する場合、露光時間が短いと、得られる透過画像が不鮮明な画像となってしまう。このため、被検査物に対する露光時間が短いと、検査精度を向上させることができない。
【0005】
これに対し、露光時間を長くすると、ノイズが少なく、かつ鮮明な透過画像を得ることができるが、露光時間を長くする分、被検査物の搬送速度を遅くしたり、場合によっては一時停止させたりする必要があり、効率的な検査を行うことができない。
【0006】
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたもので、被検査物の搬送速度を減速することなく、ノイズが少なく、かつ鮮明な透過画像を得ることができるX線検査装置及びX線検査システムを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係るX線検査装置は、順次搬送される被検査物にX線を照射するX線発生器と、前記被検査物を透過した前記X線を検出するX線検出器と、を備え、前記被検査物が通過する搬送路を挟んで対向するように、前記X線発生器と前記X線検出器とが配置されたX線検査装置であって、前記X線発生器は、前記被検査物の撮像時、前記X線の照射範囲を移動可能に構成されており、前記X線検出器は、前記X線の照射範囲の移動に連動して前記被検査物の搬送方向と平行な方向に往復移動可能に構成されており、前記X線発生器と前記X線検出器とは、前記被検査物が撮像開始位置から撮像終了位置まで移動する間、前記被検査物に追従する追従移動を行うように前記X線発生器の前記X線の照射範囲が移動するとともに前記X線検出器が前記搬送方向に移動しつつ前記被検査物の撮像を行い、先の被検査物が前記撮像終了位置まで移動した後、次に搬送される被検査物が前記撮像開始位置に到達する前に、前記撮像開始位置に位置する被検査物を撮像可能な位置に戻る復帰移動を行うよう構成されており、前記X線検査装置は、前記被検査物を予め撮像した基準画像の画像情報である基準画像情報が記憶された基準画像情報記憶部と、前記撮像により得られたX線画像の画像情報が前記基準画像情報と一致しているか否かを判断する判断部と、前記撮像により得られたX線画像の画像情報が前記基準画像情報と一致していないと前記判断部によって判断された場合に、前記X線の照射範囲及び前記X線検出器の移動速度を調整する制御部と、を備える。
【0008】
この構成により、本発明に係るX線検査装置は、撮像開始位置から撮像終了位置まで被検査物に追従する追従移動を行うようにX線発生器のX線の照射範囲が移動するとともにX線検出器が搬送方向に移動しつつ被検査物の撮像を行うので、X線発生器とX線検出器とを固定して撮像する構成と比較して、被検査物の搬送速度を減速することなく露光時間を長くすることができる。
【0009】
また、撮像により得られたX線画像の画像情報が基準画像情報と一致していないと判断部によって判断された場合に、X線の照射範囲及びX線検出器の移動速度を調整する制御部を備えるので、被検査物の移動とX線の照射範囲及びX線検出器の追従移動との間にずれが生じることによって、例えばX線画像内の被検査物が不鮮明となったり、X線画像内の被検査物の位置が基準画像内のワーク画像の位置からずれたりしてX線画像の質が低下した場合であっても、X線の照射範囲及びX線検出器の移動速度を調整することによりX線画像の質を改善することができる。
【0010】
このため、本発明に係るX線検査装置は、被検査物の搬送速度を減速することなく、ノイズが少なく、かつ鮮明な透過画像を得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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