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公開番号
2025078683
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-05-20
出願番号
2025030832,2020119383
出願日
2025-02-28,2020-07-10
発明の名称
吸音材、及び吸音材の製造方法
出願人
スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー
代理人
個人
,
個人
,
個人
,
個人
主分類
G10K
11/168 20060101AFI20250513BHJP(楽器;音響)
要約
【課題】吸音性能を向上させる。
【解決手段】一実施形態に係る吸音材は、部品からの音を吸音する吸音材1であって、吸音材1が取り付けられる取付部Pから立ち上がる立ち上がり部4と、立ち上がり部4の取付部Pとの反対側において部品に対向する対向部5と、を備え、立ち上がり部4及び対向部5のそれぞれは、コア層11及び通気抵抗層12を含んでおり、対向部5及び立ち上がり部4の少なくとも一部において、通気抵抗層12の厚さTのばらつきが、通気抵抗層12の厚さTの平均値の40%以下である。
【選択図】図2
特許請求の範囲
【請求項1】
部品からの音を吸音する吸音材であって、
前記吸音材が取り付けられる取付部から立ち上がる立ち上がり部と、前記立ち上がり部の前記取付部との反対側において前記部品に対向する対向部と、を備え、
前記立ち上がり部及び前記対向部のそれぞれは、コア層及び通気抵抗層を含んでおり、
前記対向部及び前記立ち上がり部の少なくとも一部において、前記通気抵抗層の厚さのばらつきが、前記通気抵抗層の厚さの平均値の40%以下である、
吸音材。
続きを表示(約 770 文字)
【請求項2】
前記対向部及び前記立ち上がり部を含むと共に縁部を含まない前記吸音材の領域のうち80%以上の領域において、前記通気抵抗層の厚さのばらつきが前記平均値の40%以下である、
請求項1に記載の吸音材。
【請求項3】
前記通気抵抗層の厚さが1mm以上且つ6mm以下である、
請求項1又は2に記載の吸音材。
【請求項4】
前記通気抵抗層の通気抵抗値が基準値±120Raylsの範囲内である、
請求項1~3のいずれか一項に記載の吸音材。
【請求項5】
前記通気抵抗層の通気抵抗値が300Rayls以上且つ1100Rayls以下である、
請求項1~4のいずれか一項に記載の吸音材。
【請求項6】
前記通気抵抗層は、前記コア層から見て前記部品側に位置する、
請求項1~5のいずれか一項に記載の吸音材。
【請求項7】
前記通気抵抗層及び前記コア層の少なくとも一方はマイクロファイバーを含む、
請求項1~6のいずれか一項に記載の吸音材。
【請求項8】
コア層及び通気抵抗層を備えた吸音材の製造方法であって、
前記通気抵抗層を構成する材料を用意する工程と、
前記通気抵抗層を構成する材料を第1の型に挟み込んで前記通気抵抗層を成形する工程と、
前記コア層を構成する材料を前記通気抵抗層と第2の型の間に挟み込んで前記コア層を成形する工程と、
を備える吸音材の製造方法。
【請求項9】
前記通気抵抗層を成形する工程は、プレス、若しくはカレンダーロールとプレスによって前記通気抵抗層の厚さを調整する工程を有する、
請求項8に記載の吸音材の製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、吸音材、及び吸音材の製造方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
騒音等を抑制する吸音材としては種々のものが知られている。特許文献1には、積層吸音部材が記載されている。積層吸音部材は、吸音材と、吸音材の表面に結合された通気抵抗膜とを備える。通気抵抗膜は、吸音材よりも音源側に位置する。通気抵抗膜は、繊維径10μm以下のメルトブローン繊維とバインダー繊維とを混合して単位面積あたりの重量が50~250g/m
2
であるウェブを形成し、ウェブを加熱及び加圧し、ソリディティが10%以上となるように調整されることによって作製される。
【0003】
特許文献2には、プレス成形され、厚み方向において互いに反対側となる第一及び第二の成形面を有する自動車用サイレンサーが記載されている。自動車用サイレンサーは、第一の成形面が形成された第一繊維層と、第一繊維層における第一の成形面とは反対面に一体化され繊維が部分的に存在する第二繊維層と、少なくとも有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2009-57663号公報
特開2016-155461号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、騒音等の音源となるものについては、例えば車両の部品等、構成が複雑なものもある。吸音材をこのようなものに適用しようとする場合には、吸音材の形状が三次元形状となることがある。すなわち、吸音材は、吸音材の配置面に略平行な面と、吸音材の配置面に交差する方向を向く面とを有する3D形状となりうる。3D形状の吸音材において前述した通気抵抗膜を備える場合、成形時に通気抵抗膜の厚さにばらつきが生じることがある。従って、吸音性能の点において改善の余地がある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一実施形態に係る吸音材は、部品からの音を吸音する吸音材であって、吸音材が取り付けられる取付部から立ち上がる立ち上がり部と、立ち上がり部の取付部との反対側において部品に対向する対向部と、を備え、立ち上がり部及び対向部のそれぞれは、コア層及び通気抵抗層を含んでおり、対向部及び立ち上がり部の少なくとも一部において、通気抵抗層の厚さのばらつきが、通気抵抗層の厚さの平均値の40%以下である。
【0007】
この形態の吸音材は、取付部から立ち上がる立ち上がり部と、部品と対向する対向部とを備える。よって、吸音材の形状が3次元形状とされているので、複雑な形状を有する部品に対しても用いることができる。立ち上がり部及び対向部のそれぞれは、コア層及び通気抵抗層を含んでいる。従って、コア層で吸音しつつも通気抵抗層で通気を適度に抑制することによって、吸音性能を高めることができる。そして、少なくとも一部において、通気抵抗層の厚さのばらつきが当該厚さの平均値の40%以下である。この場合、通気抵抗層の少なくとも一部の厚さのばらつきが一定とされるので、通気抵抗層における吸音率を高めることができる。従って、吸音性能を向上させることができる。
【0008】
別の形態に係る吸音材において、対向部及び立ち上がり部を含むと共に縁部を含まない吸音材の領域のうち80%以上の領域において、通気抵抗層の厚さのばらつきが平均値の40%以下であってもよい。
【0009】
別の形態に係る吸音材において、通気抵抗層の厚さが1mm以上且つ6mm以下であってもよい。
【0010】
別の形態に係る吸音材において、通気抵抗層の通気抵抗値が基準値±120Raylsの範囲内であってもよい。
(【0011】以降は省略されています)
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