TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025068788
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-30
出願番号2023178791
出願日2023-10-17
発明の名称欠損データ補完装置、生体センサ、欠損データ補完方法、及びプログラム
出願人国立大学法人東北大学
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類A61B 5/00 20060101AFI20250422BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】データの欠損を適切に補完することができる欠損データ補完装置、生体センサ、欠損データ補完方法、及びプログラムを提供すること。
【解決手段】複数の生体情報に関する時系列の計測データを取得する取得部と、前記計測データにおける欠損データを含む生体情報である対象生体情報及び前記対象生体情報以外の生体情報である参照生体情報における時系列データを生成し、前記時系列データを用いたシミュレーションにより、前記欠損データを推定する推定部と、を備える、欠損データ補完装置である。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
複数の生体情報に関する時系列の計測データを取得する取得部と、
前記計測データに欠損データを含む生体情報である対象生体情報の計測データである対象計測データ及び前記対象生体情報以外の生体情報である参照生体情報の計測データである参照計測データを用いたシミュレーションにより、前記欠損データを推定する推定部と、を備える、
欠損データ補完装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記対象生体情報は、平均心拍数であり、
前記参照生体情報は、歩数、エネルギー消費量、活動タイプ、体動タイプ、睡眠状態、皮膚温、紫外線レベル、または会話時間のうち少なくともいずれか1つを含む、
請求項1に記載の欠損データ補完装置。
【請求項3】
前記推定部は、前記対象計測データ及び前記参照計測データを用いた重回帰分析を利用して前記シミュレーションを実行する、
請求項2に記載の欠損データ補完装置。
【請求項4】
前記推定部は、強制投入法により前記重回帰分析を実行する、
請求項3に記載の欠損データ補完装置。
【請求項5】
生体の変化に関する生体変化を実測する実測センサと、
前記生体変化に基づいて導出した複数の生体情報に関する時系列の計測データを取得する取得部と、
前記計測データにおける欠損データを含む生体情報である対象生体情報及び前記対象生体情報以外の生体情報である参照生体情報における時系列データを生成し、前記時系列データを用いたシミュレーションにより、前記欠損データを推定する推定部と、
前記推定部により推定された前記欠損データを補完する補完部と、
前記欠損データが補完された前記計測データに基づく提供データを生成して提供する提供部と、を備え、
前記対象生体情報は、平均心拍数であり、
前記参照生体情報は、歩数、エネルギー消費量、活動タイプ、体動タイプ、睡眠状態、皮膚温、紫外線レベル、または会話時間のうち少なくともいずれか1つを含む、
生体センサ。
【請求項6】
コンピュータが、
複数の生体情報に関する時系列の計測データを取得し、
前記計測データにおける欠損データを含む生体情報である対象生体情報及び前記対象生体情報以外の生体情報である参照生体情報における時系列データを生成し、前記時系列データを用いたシミュレーションにより、前記欠損データを推定する、
欠損データ補完方法。
【請求項7】
コンピュータに、
複数の生体情報に関する時系列の計測データを取得し、
前記計測データにおける欠損データを含む生体情報である対象生体情報及び前記対象生体情報以外の生体情報である参照生体情報における時系列データを生成し、前記時系列データを用いたシミュレーションにより、前記欠損データを推定する、ことを行わせる、
プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、欠損データ補完装置、生体センサ、欠損データ補完方法、及びプログラムに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、各種の生体情報を取得できる腕時計型の生体センサが知られている。生体センサとして、例えば、生体情報の計測データとして、生体センサを装着するユーザの脈拍数、脈波、脈拍間隔、体温、歩数、及び消費カロリーのデータを時系列で簡易に計測、算出して取得するものがある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
生体センサは、例えば、光電センサや加速度センサなど、ユーザの生体の変化を実測する実測センサ、UV(ultraviolet)センサなどを備える。生体センサでは、例えば、制御部において、実測センサによる実測値を生体情報の計測データとしたり、実測値を各種演算処理して生体情報の計測データとしたりする。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2016-131604号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の生体センサでは、例えば、5日から7日程度の計測データを蓄積する。このため、保存容量を確保する必要があるので、例えば、光センサで実測された情報に基づく容積脈波については、周波数を低く設定する。このため、容積脈波を測定する精度が低くなるので、容積脈波により算出される心拍数の計測データに欠損値が見られることがしばしばあった。また、通常の測定であっても、体動などで、計測データに欠損値が生じる場合がある。特に、運動などしている場合いは、計測データに欠損値が生じる場合が多い。計測データに欠損値があると、計測データを用いた確認などに不都合が生じることがある。例えば、脈拍数のデータは、ユーザの自律神経の判定に利用するが、脈拍数のデータが欠損していると、自律神経の判定の精度が低下する。
【0006】
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、データの欠損を適切に補完することができる欠損データ補完装置、生体センサ、欠損データ補完方法、及びプログラムを提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
[1]上記課題を解決するため、本発明の一態様は、複数の生体情報に関する時系列の計測データを取得する取得部と、前記計測データに欠損データを含む生体情報である対象生体情報の計測データである対象計測データ及び前記対象生体情報以外の生体情報である参照生体情報の計測データである参照計測データを用いたシミュレーションにより、前記欠損データを推定する推定部と、を備える、欠損データ補完装置である。
【0008】
[2]また、本発明の一態様は、前記対象生体情報は、平均心拍数であり、前記参照生体情報は、歩数、エネルギー消費量、活動タイプ、体動タイプ、睡眠状態、皮膚温、紫外線レベル、または会話時間のうち少なくともいずれか1つを含む、ものである。
【0009】
[3]また、本発明の一態様は、前記推定部は、前記対象計測データ及び前記参照計測データを用いた重回帰分析を利用して前記シミュレーションを実行する、ものである。
【0010】
[4]また、本発明の一態様は、前記推定部は、強制投入法により前記重回帰分析を実行する、ものである。
(【0011】以降は省略されています)

特許ウォッチbot のツイートを見る
この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

国立大学法人東北大学
熱電材料
3日前
国立大学法人東北大学
認知機能改善剤
1か月前
国立大学法人東北大学
消化器癌の検出方法
1か月前
株式会社深松組
蓄熱システム
16日前
国立大学法人東北大学
ペプチド又はその塩、ならびに核酸
1か月前
東ソー株式会社
環状ウレア化合物の製造方法
1か月前
日本重化学工業株式会社
リチウムの回収方法
10日前
豊田合成株式会社
細胞培養膜および測定方法
11日前
豊田合成株式会社
細胞培養膜および測定方法
11日前
テルモ株式会社
Mg合金及びMg合金の製造方法
1か月前
国立大学法人東北大学
炎症性疾患の治療薬、及び治療薬のスクリーニング方法
1か月前
国立大学法人東北大学
骨再生材料、骨再生材料の製造方法、骨再生材料製造装置
16日前
国立大学法人東北大学
ヘアスタイルイメージマップ、髪型提案装置、髪型提案方法
1か月前
国立大学法人東北大学
積層膜、磁気抵抗効果素子、半導体メモリ及びロジックLSI
12日前
国立大学法人東北大学
ガスタービン
12日前
国立大学法人東北大学
時間領域モード多重伝送方法および時間領域モード多重伝送装置
1か月前
国立大学法人東北大学
欠損データ補完装置、生体センサ、欠損データ補完方法、及びプログラム
25日前
公益財団法人実中研
機能的MRI撮像用の嗅覚刺激装置及び嗅覚分析方法
6日前
三菱重工業株式会社
発電システム、発電ユニット、発電ユニットの製造方法
1か月前
国立大学法人お茶の水女子大学
自然免疫調節作用を有するステロール誘導体
3日前
TOPPANホールディングス株式会社
水素検出用素子および水素検出装置
1か月前
Kepler株式会社
表示装置
5日前
国立大学法人東北大学
マイクロニードルアレイ、パッチ
1か月前
油化産業株式会社
ルーメンバイパス組成物およびこれを用いた乳房炎の予防方法
4日前
株式会社東芝
磁石材料及び永久磁石
16日前
株式会社テクノメデイカ
プルシアンブルー担持カーボン被覆シリカゲル及びその製造方法
2日前
住友金属鉱山株式会社
カルシウムイオン二次電池用固体電解質およびカルシウムイオン二次電池
1か月前
国立大学法人東北大学
無線周波数フィルタ、及び弾性表面波デバイスを製造する方法
1か月前
日本電信電話株式会社
参照画像キャッシュメモリ、プリフェッチ用データ要求方法、及びプリフェッチ用データ要求プログラム
1か月前
公立大学法人大阪
窒化物半導体積層構造体前駆体、窒化物半導体積層構造体、半導体装置、窒化物半導体積層構造体前駆体の製造方法、窒化物半導体積層構造体の製造方法
1か月前
個人
健康器具
3か月前
個人
鼾防止用具
3か月前
個人
歯茎みが品
4か月前
個人
歯の掃除具
6か月前
個人
白内障治療法
2か月前
個人
脈波測定方法
3か月前
続きを見る