TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
10個以上の画像は省略されています。
公開番号2025068281
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-28
出願番号2023178069
出願日2023-10-16
発明の名称飼育牛の飼養自動支援システム及び飼養自動支援方法
出願人オリオン機械株式会社
代理人個人,弁理士法人太陽国際特許事務所
主分類A01K 29/00 20060101AFI20250421BHJP(農業;林業;畜産;狩猟;捕獲;漁業)
要約【課題】 健康状態や飼養状態に対する診断を的確かつ迅速に行い、各種検出データ及び変化データを十分に活用する観点から最適な支援を行う。
【解決手段】 状態検出群2…から得られる複数の各種検出データDaa…を取得し、当該検出データDaa…及び各検出データDaa…の変化に係わる変化データMaa…を含むユーザーデータXu…を作成処理するデータ作成機能部3…を有し、かつインターネットN上のクラウドCLにアクセス可能なユーザーTu…側に設けた端末コンピュータ4…と、検出データDaa…及び変化データMaa…を、所定のアルゴリズムプログラムAcに基づき、少なくとも正常か否かを診断処理するとともに、診断処理した診断結果に基づく診断データXmを作成処理する診断機能部5を有し、かつインターネットN上のクラウドCLにアクセス可能な管理者Tm側に設けたサーバコンピュータ6とを備える。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
飼育牛の飼養を支援するインターネットを利用した飼育牛の飼養自動支援システムであって、飼養を行う各ユーザーの飼育牛に係わる各種状態を検出する複数の検出機能部を有する状態検出群と、各ユーザーにおける前記状態検出群から得られる複数の各種検出データを取得し、当該検出データ及び各検出データの変化に係わる変化データを含むユーザーデータを作成処理するデータ作成機能部を有し、かつインターネット上のクラウドにアクセス可能なユーザー側に設けた端末コンピュータと、前記検出データ及び前記変化データを、所定のアルゴリズムプログラムに基づき、少なくとも正常か否かを診断処理するとともに、診断処理した診断結果に基づく診断データを作成処理する診断機能部を有し、かつインターネット上の前記クラウドにアクセス可能な管理者側に設けたサーバコンピュータとを備えることを特徴とする飼育牛の飼養自動支援システム。
続きを表示(約 1,200 文字)【請求項2】
前記飼育牛は、哺乳期間における子牛を含むことを特徴とする請求項1記載の飼育牛の飼養自動支援システム。
【請求項3】
前記検出データには、少なくとも、前記飼育牛の、牛体の状態,哺乳の状態,摂食の状態、に係わる複数の検出データを含むことを特徴とする請求項1又は2記載の飼育牛の飼養自動支援システム。
【請求項4】
前記端末コンピュータは、前記ユーザーデータの一部又は全部をグラフィック表示する表示機能部を備えることを特徴とする請求項1記載の飼育牛の飼養自動支援システム。
【請求項5】
前記サーバコンピュータは、前記検出データ及び前記変化データに対して設定した閾値に基づいて正常か否かを診断する前記診断機能部を備えることを特徴とする請求項1記載の飼育牛の飼養自動支援システム。
【請求項6】
飼育牛の飼養を支援するインターネットを利用した飼育牛の飼養自動支援方法であって、飼養を行う各ユーザーの飼育牛に係わる各種状態を検出する複数の検出機能部を有する状態検出群から取得した複数の各種検出データ及び各検出データの変化に係わる変化データを含むユーザーデータを、データ作成機能部により作成処理する端末コンピュータを備え、この端末コンピュータからアクセスしたインターネット上のクラウドに前記ユーザーデータを登録処理するとともに、前記ユーザーデータにおける前記検出データ及び前記変化データを、所定のアルゴリズムプログラムに基づき、少なくとも正常か否かを診断処理し、診断処理した診断結果に基づく診断データを作成処理する診断機能部を有する管理者側のサーバコンピュータを備え、このサーバコンピュータからアクセスしたインターネット上の前記クラウドに、前記診断データを登録処理することを特徴とする飼育牛の飼養自動支援方法。
【請求項7】
前記飼育牛は、哺乳期間における子牛を含むことを特徴とする請求項6記載の飼育牛の飼養自動支援方法。
【請求項8】
前記検出データには、少なくとも、前記飼育牛の、牛体の状態,哺乳の状態,摂食の状態、に係わる複数の検出データを含むことを特徴とする請求項6又は7記載の飼育牛の飼養自動支援方法。
【請求項9】
前記哺乳の状態には、哺乳量,哺乳速度,哺乳回数,哺乳日数,哺乳位置への訪問回数の、一又は二以上の検出データを含むことを特徴とする請求項8記載の飼育牛の飼養自動支援方法。
【請求項10】
前記診断機能部は、前記診断データに基づく前記ユーザー側に対する、前記アルゴリズムプログラムに基づく対応策を含む診断レポートを作成する機能を備えることを特徴とする請求項6記載の飼育牛の飼養自動支援方法。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、飼育牛の飼養を支援するインターネットを利用した飼育牛の飼養自動支援システム及び飼養自動支援方法に関する。
続きを表示(約 2,000 文字)【背景技術】
【0002】
従来、飼育牛等を含む家畜の飼養状態を、無線回線を通して間接的に管理できるようにした管理システムとしては、特許文献1に記載される乳牛の健康状態管理方法及び管理システム,特許文献2に記載される畜産情報管理システムが知られている。
【0003】
特許文献1の健康状態管理システムは、健康状態に対する誤判別の確率を大幅に低減し、乳牛の健康状態を的確に管理可能にするとともに、乳牛の健康や疾病等をより早くより的確に把握可能にすることを目的としたものであり、自動給餌機に、ストールの飼槽位置における飼料の量を検出可能な餌量検出センサ部及びストールの特定位置における牛体の有無を検出する牛体検出センサ部を付設し、所定の給餌時に自動給餌機が各ストールへ移動した際に、餌量検出センサ部により、前回の給餌時に投与した飼料の残量を検出し、この後、飼槽位置に飼料の投与を行うとともに、牛体検出センサ部により、特定位置における牛体の存在有無を検出し、当該存在有無の検出結果と残量の検出結果に基づいて、乳牛の健康状態を管理するようにしたものである。
【0004】
また、特許文献2に開示される畜産情報管理システムは、繁殖用家畜の現状の生産性を逐次把握し、目標とする生産性に向けて飼養管理することを目的としたものであり、具体的には、繁殖用家畜に紐づけられる、繁殖用家畜の少なくとも品種情報を含む繁殖用家畜基礎情報と、測定装置で取得された少なくとも農場の気温に関する情報を含む飼養環境情報と、少なくとも繁殖用家畜の産子数の履歴情報を含む繁殖用家畜の飼養履歴に関する飼養履歴情報と、少なくとも飼養環境情報に含まれる農場の気温に関する情報と、繁殖用家畜基礎情報に含まれる品種情報と、飼養履歴情報に含まれる繁殖用家畜の産子数の履歴情報とを学習データとして数理モデルに学習にすることより、繁殖数理モデルを用いて、将来の任意のタイミングにおける繁殖用家畜の産子数を推定するように構成されたものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2012-205555号公報
特開2021-190114号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上述した飼養状態を管理する従来の管理システムは、次のような解決すべき課題も存在した。
【0007】
即ち、飼養に係わる各種のデータが採取されるため、飼育対象の健康状態や飼養状態が適切か否かを把握する観点からはある程度の管理は可能になるものの、各種データを活用する観点からは必ずしも十分とは言えない課題が存在した。このため、作業者が各種データを確認し、作業者自身の経験レベルで対応したり、作業者が対応できない場合は、管理部門等にデータを送信して判断を仰ぐなど、健康状態や飼養状態に対する対応を、的確かつ迅速に行うことができない難点があった。
【0008】
特に、哺乳期間における飼育牛(子牛)の管理は、疾病等から保護し、望ましい成牛に育成する必要があることから、より慎重な対応が求められる。このため、従来より、大量に採取される各種検出データを活用し、飼育牛に対する健康状態や飼養状態をより的確かつ迅速に把握するとともに、より適切に対応するための飼養自動支援システム(飼養自動支援方法)の実用化が要請されていた。
【0009】
本発明は、このような背景技術に存在する課題を解決した飼育牛の飼養自動支援システム及び飼養自動支援方法の提供を目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る飼育牛の飼養自動支援システム1は、上述した課題を解決するため、飼育牛Cの飼養を支援するインターネットNを利用した自動支援システムであって、飼養を行う各ユーザーTu…の飼育牛Cに係わる各種状態を検出する複数の検出機能部Faa…,Fba…,Fca…を有する状態検出群2…と、各ユーザーTu…における状態検出群2…から得られる複数の各種検出データDaa…を取得し、当該検出データDaa…及び各検出データDaa…の変化に係わる変化データMaa…を含むユーザーデータXu…を作成処理するデータ作成機能部3…を有し、かつインターネットN上のクラウドCLにアクセス可能なユーザーTu…側に設けた端末コンピュータ4…と、検出データDaa…及び変化データMaa…を、所定のアルゴリズムプログラムAcに基づき、少なくとも正常か否かを診断処理するとともに、診断処理した診断結果に基づく診断データXmを作成処理する診断機能部5を有し、かつインターネットN上のクラウドCLにアクセス可能な管理者Tm側に設けたサーバコンピュータ6とを備えることを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する

関連特許

個人
昆虫捕獲器
28日前
個人
トラップタワー
27日前
井関農機株式会社
作業車両
28日前
井関農機株式会社
作業車両
今日
個人
ペット用デンタルおもちゃ
27日前
有限会社小林工業
エビ養殖設備
20日前
株式会社猫壱
首輪
19日前
井関農機株式会社
作業車両
26日前
井関農機株式会社
作業車両
19日前
住友化学株式会社
植物病害防除方法
今日
株式会社ダイイチ
海苔網の酸処理船
11日前
平岡織染株式会社
防虫間仕切りシート
26日前
松山株式会社
草刈作業機
11日前
株式会社サタケ
穀物タンクの換気装置
12日前
池田食研株式会社
腹足類の駆除忌避剤
11日前
平岡織染株式会社
防虫間仕切りシート
18日前
ニシム電子工業株式会社
散布装置
11日前
東都興業株式会社
シート開閉装置
29日前
株式会社ササキコーポレーション
農作業機
11日前
株式会社ササキコーポレーション
農作業機
11日前
株式会社ササキコーポレーション
農作業機
11日前
株式会社 ジークラック
ルアー
13日前
第一ビニール株式会社
植物の茎保持具
26日前
第一ビニール株式会社
栽培容器載置台
26日前
株式会社クボタ
水田作業機
4日前
株式会社クボタ
水田作業機
4日前
ポンポリース株式会社
動物用歩行補助具
27日前
株式会社シマノ
ルアー
19日前
株式会社ナリス化粧品
油中水型肉球保護用組成物
1日前
IWKイノベーション株式会社
止まり木ステップ
19日前
株式会社シマノ
ルアー
19日前
株式会社サニカ
液体散布装置
今日
個人
防虫袋体及び苗の植え付け方法
13日前
株式会社アテックス
草刈機の弾性カバー保持機構
11日前
株式会社クボタ
歩行型作業機
11日前
OTIS株式会社
ルアー用絡み防止キャップ
11日前
続きを見る