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公開番号2025064941
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-17
出願番号2024147491
出願日2024-08-29
発明の名称排気ディフューザアセンブリの支持リンク
出願人ゼネラル エレクトリック テクノロジー ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング,General Electric Technology GmbH
代理人個人,弁理士法人NIP&SBPJ国際特許事務所
主分類F02C 7/00 20060101AFI20250410BHJP(燃焼機関;熱ガスまたは燃焼生成物を利用する機関設備)
要約【課題】排気ディフューザアセンブリ用の支持リンクを提供する。
【解決手段】支持リンク301は、前方端部308から後方端部312まで延びる本体部302を含んでいる。支持リンク301は、更に、前記前方端部308において前記本体部302から延在する前方フランジ304を含む。前記前方フランジ304は、前記ディフューザケーシングに結合するように構成されている。支持リンク301は、更に、前記後方端部312において前記本体部302から延在する一対のアーム306を含む。前記一対のアーム306は前記排気ディフューザに結合するように構成されている。支持リンク301には、振動減衰アセンブリを取り付けることができる。支持リンクアセンブリを有する排気ディフューザも提供される。
【選択図】図6
特許請求の範囲【請求項1】
排気ディフューザ(34)をディフューザケーシング(56)に結合するための支持リンクアセンブリ(300)であって、前記支持リンクアセンブリ(300)は、
支持リンク(301)を含み、前記支持リンク(301)は、
前方端部(308)から後方端部(312)まで延在する本体部(302)、
前記前方端部(308)において前記本体部(302)から延在する前方フランジ(304)であって、前記前方フランジ(304)は、前記ディフューザケーシング(56)に結合するように構成されている、前方フランジ(304)、及び
前記後方端部(312)において前記本体部(302)から延在する一対のアーム(306)であって、前記一対のアームは前記排気ディフューザ(34)に結合するように構成された、一対のアーム(306)
を含む、支持リンクアセンブリ(300)。
続きを表示(約 2,000 文字)【請求項2】
前記支持リンク(301)に取り付けられた振動減衰アセンブリ(200)を更に含む、請求項1に記載の支持リンクアセンブリ(300)。
【請求項3】
前記振動減衰アセンブリ(200)は、
前記支持リンク(301)の本体部(302)に結合された少なくとも1つのピンアセンブリ(204)であって、前記少なくとも1つのピンアセンブリ(204)は、ピン(206)及びディスク(208)を有し、前記ピン(206)は、ピンヘッド(210)及びピン本体部(212)を含む、少なくとも1つのピンアセンブリ(204)、及び
前記ピンヘッド(210)と前記支持リンク(301)との間に配置された少なくとも1つのプレート(202)であって、前記少なくとも1つのプレート(202)は前記ピン本体部(212)を取り囲み、前記少なくとも1つのプレート(202)は、前記ピンヘッド(210)と前記支持リンク(301)との間において、前記ピン(206)に対して及び前記支持リンク(301)に対して相対的に動くことが可能であり、前記支持リンク(301)が受ける振動を減衰させる、少なくとも1つのプレート(202)
を含む、請求項2に記載の支持リンクアセンブリ(300)。
【請求項4】
前記振動減衰アセンブリ(200)は、更に、ブレース(344)と、前記ブレース(344)に結合された1つ又は複数のバンド(346)とを含み、前記ブレース(344)及び前記1つ又は複数のバンド(346)は、全体として、前記本体部(302)及び前記少なくとも1つのプレート(202)を取り囲む、請求項3に記載の支持リンクアセンブリ(300)。
【請求項5】
前記ブレース(344)の第1のバンド部(218)は、前記1つ又は複数のバンド(346)のうちの第1のバンド(349)に結合し、前記ブレース(344)の第2のバンド部(220)は、前記1つ又は複数のバンド(346)のうちの第2のバンド(347)に結合する、請求項4に記載の支持リンクアセンブリ(300)。
【請求項6】
前記本体部(302)は、前方部分(316)と後方部分(318)とを含み、前方部分(316)は、前記前方部分(316)が前記前方端部(308)から前記前方部分(316)と前記後方部分(318)との接合部(317)まで延びていくにつれて、幅が狭くなっていき、前記後方部分(318)は、前記後方部分(318)が前記前方部分(316)との前記接合部(317)から前記後方端部(312)まで延びていくにつれて、幅が広がる、請求項1~5のうちのいずれか一項に記載の支持リンクアセンブリ(300)。
【請求項7】
前記一対のアーム(306)は、前記本体部(302)の後方部分(318)から延在しており、前記前方フランジ(304)は、前記本体部(302)の前記前方部分(316)から延在している、請求項6に記載の支持リンクアセンブリ(300)。
【請求項8】
前記支持リンク(301)は、長手方向中心線(350)、長手方向(L)、横方向(T)、及び垂直方向(V)を画定し、前記本体部(302)は、前記前方端部(308)から前記後方端部(312)まで概ね長手方向に延在しており、前記前方フランジ(304)は、前記本体部(302)から第1の方向に概ね垂直に延在しており、前記一対のアーム(306)の各アームは、前記本体部(302)から前記第1の方向とは反対の第2の方向に概ね垂直に延在する、請求項1~7のうちのいずれか一項に記載の支持リンクアセンブリ(300)。
【請求項9】
前記本体部(302)は、第1の面(330)から第2の面(332)まで横方向に延在しており、前記一対のアーム(306)のうちの第1のアーム(307A)は、前記第1の面(330)から延在しており、前記一対のアーム(306)のうちの第2のアーム(307B)は、前記第2の面(332)から延在している、請求項8に記載の支持リンクアセンブリ(300)。
【請求項10】
前記一対のアーム(306)の各アームは、前記本体部(302)に接続されたルート部(352)から自由端(354)まで延在しており、各アーム(306)は、シャンク部(356)と突出部(358)とを含み、前記シャンク部(356)は前記ルート部(352)から前記突出部(358)まで延在しており、前記突出部(358)は前記シャンク部(356)から前記自由端(354)まで延在している、請求項1~9のうちのいずれか一項に記載の支持リンクアセンブリ(300)。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、一般に、ターボ機械の2つ以上の構成要素を接続するための支持リンクに関する。具体的には、本開示は、排気ディフューザをターボ機械のケーシングに接続するための支持リンクに関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
ターボ機械は、エネルギー伝達を目的として様々な産業及び用途で利用されている。例えば、ガスタービンエンジンは、一般に、圧縮機部、燃焼部、タービン部、及び排気部を含む。圧縮機部は、ガスタービンエンジンに流入する作動流体の圧力を徐々に上昇させ、この圧縮された作動流体を燃焼部に供給する。圧縮された作動流体と燃料(天然ガスなど)は燃焼部内で混合され、燃焼室内で燃焼して高圧・高温の燃焼ガスを発生させる。燃焼ガスは燃焼部からタービン部に流入し、タービン部で燃焼ガスは膨張し仕事を生み出す。例えば、タービン部で燃焼ガスが膨張すると、例えば発電機に接続されたローターシャフトが回転し、電気が発生する。次いで、燃焼ガスは、タービン部の下流に配置された排気ディフューザを通してタービン部から排気される。
【0003】
排気ディフューザは、典型的には、ディフューザを流れる排気流路を形成するために、内側ライナと、内側ライナから半径方向に分離された外側ライナとを含んでいる。1つ又は複数の概ねエアフォイル形状のディフューザストラットが、排気流路内において内側ライナと外側ライナとの間に延在し、外側ライナ及び/又はシャフトを支持にするアフトベアリングを構造的に支持する。更に、排気ディフューザは、一般に、円周方向に間隔を空けて配置された支持リンクのアレイによってケーシング(例えば、外側ケーシング)に接続されている。
【0004】
発電用のターボ機械を運転すると、排気ディフューザ内に周波数振動(すなわち、圧力脈動又は圧力振動)が発生し、この周波数振動によって、排気ディフューザの様々な構成要素が経時的に損傷する又はターボ機械が予定外に若しくは早期に停止する恐れがある。例えば、支持リンクはこのような振動にさらされる恐れがあり、この結果、支持リンク及び/又は排気ディフューザ全体のハードウェアの耐用年数を短くする又は限られたものにする恐れがある。特に、既存の支持リンクは、支持リンクとターボ機械との間の接合部(例えば、支持リンクが排気ディフューザ及び/又はケーシングに結合する部分)で高い応力を受ける恐れがある。
【0005】
従って、排気ディフューザが受ける振動に対して堅牢性が改良された支持リンクが望まれている。特に、振動を低減する及び接合応力を低減する特徴を有する改良された支持リンクが望まれており、当該技術分野において高く評価されると考えられる。
【発明の概要】
【0006】
本開示による支持リンクアセンブリ及び排気ディフューザアセンブリの態様及び利点は、以下の記載において部分的に説明される、又は以下の記載から明らかになる、又は技術を実施することを通じて学ぶことができる。
【0007】
一実施形態によれば、排気ディフューザをディフューザケーシングに結合する支持リンクアセンブリが提供される。支持リンクアセンブリは、支持リンクを含んでいる。支持リンクは、前方端部から後方端部まで延在する本体部を含んでいる。支持リンクは、更に、前方端部において本体部から延在する前方フランジを含む。前方フランジはディフューザケーシングに結合するように構成されている。支持リンクは、後方端部において本体部から延在する一対のアームを更に含む。一対のアームは排気ディフューザに結合するように構成されている。
【0008】
別の実施形態によれば、排気ディフューザをディフューザケーシングに結合するための支持リンクアセンブリが提供される。この支持リンクアセンブリは、前方端部から後方端部まで延在する本体部を有する支持リンクを含んでいる。支持リンクアセンブリは、更に、支持リンクに取り付けられる振動減衰アセンブリを含んでいる。振動減衰アセンブリは、支持リンクの本体部に結合された少なくとも1つのピンアセンブリを含んでいる。少なくとも1つのピンアセンブリは、ピン及びディスクを含んでいる。ピンは、ピンヘッド及びピン本体部を含んでいる。振動減衰アセンブリは、更に、ピンヘッドと支持リンクとの間に配置された少なくとも1つのプレートを含んでいる。少なくとも1つのプレートは、ピン本体部を取り囲み、少なくとも1つのプレートは、ピンヘッドと支持リンクとの間において、ピンに対して及び支持リンクに対して相対的に動くことが可能であり、支持リンクが受ける振動を減衰させる。
【0009】
更に別の実施形態によれば、排気ディフューザアセンブリが提供される。排気ディフューザアセンブリは、ディフューザケーシングと、排気ディフューザと、排気ディフューザをディフューザケーシングに結合する支持リンクとを含んでいる。支持リンクは、前方端部から後方端部まで延在する本体部を含んでいる。支持リンクは、更に、前方端部において本体部から延在する前方フランジを含んでいる。前方フランジはディフューザケーシングに結合するように構成されている。支持リンクは、更に、後方端部において本体部から延在する一対のアームを含んでいる。一対のアームは排気ディフューザに結合するように構成されている。
【0010】
支持リンクアセンブリ及び排気ディフューザアセンブリのこれらの特徴、態様及び利点、並びに他の特徴、態様及び利点は、以下の記載及び特許請求の範囲を参照することにより、更に理解される。図面は、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成し、本技術の実施形態を示し、本明細書と共に、本技術の原理を説明するのに役立つ。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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