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公開番号
2025061664
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-04-11
出願番号
2024221465,2023113788
出願日
2024-12-18,2018-07-26
発明の名称
隔離チューブ
出願人
ビオメリュー・インコーポレイテッド
,
バイオファイヤー ディフェンス エルエルシー
代理人
園田・小林弁理士法人
主分類
B04B
5/02 20060101AFI20250403BHJP(物理的または化学的工程を行なうための遠心装置または機械)
要約
【課題】使用又は試験のために試料の一部を抽出するための分離容器、及び下流で使用又は試験するための試料を調製するための方法を提供する。
【解決手段】使用又は試験のための試料の一部を抽出するための分離容器100は、内部チャンバ108を画定する本体105を含み、本体は、開口部を画定し、本体は、内部チャンバ内に試料を受容するように構成され、分離容器は、シール120が本体の開口部を封止するように構成され、かつプランジャ110が、少なくとも部分的に、内部チャンバの内側に移動可能に配置され、開口部を横切って配置されたシールをさらに含み、プランジャは、シールを開いて試料の一部を押し出すように作動されるように構成され得る、分離容器。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
使用又は試験のために試料の一部を抽出するための分離容器であって、
内部チャンバを画定する本体であって、開口部を画定しており、内部チャンバ内に試料を受容するように構成されている、本体;
開口部を横切って配置されるシールであって、それにより、本体の開口部を封止するように構成されている、シール;及び
少なくとも部分的に、内部チャンバの内側に移動可能に配置されるプランジャであって、シールを開いて、試料の一部を押し出すように作動するように構成されている、プランジャ
を含む、分離容器。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
本体が、開口部から本体の第2の端部まで延在する軸を画定し、ここで、プランジャの長手方向部材が、軸上に配置され、ここで、内部チャンバが、軸に対して半径方向の直径を画定し、ここで、直径が、第2の端部から開口部まで軸方向に延在する方向で収集直径からペレット直径まで狭くなる、請求項1に記載の分離容器。
【請求項3】
プランジャの少なくとも一部が、ペレット直径に対応する本体の一部で本体と密封係合するように構成されている、請求項2に記載の分離容器。
【請求項4】
プランジャの少なくとも一部が、長手方向部材の長さに対して半径方向のプランジャ直径を画定し、ここで、プランジャ直径がペレット直径以上である、請求項3に記載の分離容器。
【請求項5】
プランジャの少なくとも一部が、プランジャの長手方向部材の周りに円周方向に配置されたプランジャシールを含み、ここで、プランジャシールが、ペレット直径に対応する本体の一部で本体と係合するように構成されている、請求項1から4のいずれか一項に記載の分離容器。
【請求項6】
プランジャが、遠心分離中に試料の一部が第2の端部から開口部に向かってプランジャを通過できるように構成され、ここで、プランジャが、内部チャンバを2つのサブチャンバに分割するように構成されるように、プランジャが作動される場合に、試料の残りの部分が開口部から出るのを防止するように構成されている、請求項1から5のいずれか一項に記載の分離容器。
【請求項7】
プランジャが、水中又は密度クッション材料中で浮揚性である、請求項1から6のいずれか一項に記載の分離容器。
【請求項8】
プランジャが、プランジャの長手方向部材の第1の遠位端に点を画定し、ここで、点が、シールを貫通し、開口部を介して内部チャンバと本体外の領域との間の流体連通を可能にするように構成されている、請求項1から7のいずれか一項に記載の分離容器。
【請求項9】
本体に係合するように構成された試料収集容器をさらに含み、ここで、試料収集容器が、シールを通過する試料の一部を収集するように構成されるように、開口部を取り囲むように構成されている、請求項1から8のいずれか一項に記載の分離容器。
【請求項10】
本体が、内部チャンバを少なくとも部分的に境界付ける壁を含み、ここで、分離容器がさらに、
内部チャンバ内に配置されたレオロジー制御部材を含み、ここで、レオロジー制御部材が、プランジャと壁との間に配置される、請求項1から9のいずれか一項に記載の分離容器。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
関連出願への相互参照
この出願は、2017年7月27日に提出された「微生物隔離チューブ」と題する米国仮出願第62/537,731号の利益を主張し、この出願は、2018年3月16日に提出された「微生物隔離チューブ」と題する米国仮出願第62/643,918号の利益を主張する。前述の出願のそれぞれは、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
発明の分野
続きを表示(約 2,200 文字)
【0002】
本開示は、遠心分離を介して試料を分離し、使用又は試験のために試料の一部を抽出するための分離容器及び関連するシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
発明の背景
試料調製装置は、典型的には、遠心分離によって周囲の試料材料(例えば、血液試料)から微生物を分離することができる。従来、これらのシステムでは、溶解、洗浄、デカンテーション、スピニングの各工程が個別に必要であり、最終的に濃縮された微生物が得られるまで、試料の洗浄、デカンテーション、スピニングを繰り返し行う必要がある。これらの工程のすべてではないにしても、ほとんどの場合、個別のユーザ処理と、実行するための異なる容器及び機器を必要としていた。
【0004】
さらに、同じ分離容器で試験され得る多種多様な可能性がある微生物のため、濃縮微生物の最終的な特性(密度、粘度、質量など)を予測することは困難であり得る。多くの既存の装置及び方法は、遠心分離後に微生物を他の試験装置に移すために、繊細な取り扱いと力の正確な適用を必要とする。これらのプロセスは、精密で正確な結果を得るためのユーザトレーニングと経験に大きく依存している。さらに、試料材料からの危険な微生物を取り扱う場合、試料とヒトとの相互作用を可能な限り最小限に抑えることがしばしば好まれる。
【0005】
本発明者らは、従来の微生物分離製品及び他の関連するシステム及び方法に関連するいくつかのさらなる欠陥及び問題を特定した。注がれた努力、創意工夫、及び革新を通じて、これらの特定された問題の多くは、本発明の実施態様に含まれる解決策を開発することにより解決されており、その多くの例が本明細書において詳細に説明される。
【発明の概要】
【0006】
簡潔な概要
本明細書における本発明の実施態様は、遠心分離によって試料を分離し、使用又は試験のために試料の一部を抽出するための分離容器、遠心分離アセンブリ、及び関連する方法及びシステムを含む。いくつかの実施態様では、遠心分離を介して試料を分離し、使用又は試験のために試料の一部を抽出するための分離容器が提供され得る。分離容器は、内部チャンバを画定する本体を含み得る。本体は、第1の端部に開口部を画定してもよく、本体は、内部チャンバ内に試料を受容するように構成され得る。分離容器は、シールが本体の開口部を封止するように構成され得るように、開口部を横切って配置されたシールをさらに含み得る。分離容器は、少なくとも部分的に内部チャンバの内側に移動可能に配置されたプランジャも含み得る。プランジャは、シールを開いて試料の一部を抽出するように作動されるように構成され得る。
【0007】
本体は、第1の端部から第2の端部まで延在する軸を画定し得る。プランジャの長手方向部材は、軸上に配置され得る。いくつかの実施態様では、内部チャンバは、軸に対して半径方向の直径を画定してもよく、直径は、第2の端部から第1の端部に軸方向に延在する方向で収集直径からペレット直径まで狭くなり得る。プランジャの少なくとも一部は、ペレット直径に対応する本体の一部で本体と密封係合するように構成され得る。プランジャの少なくとも一部は、長手方向部材の長さに対して半径方向のプランジャの直径を規定し、プランジャ直径はペレット直径より大きく、プランジャとペレット領域との間の締まり嵌めを画定し得る。いくつかの実施態様では、プランジャ直径は収集直径より小さくてもよい。プランジャの少なくとも一部は、プランジャの長手方向部材の周りに円周方向に配置されたシーリングリブを含んでもよく、シーリングリブは、ペレット直径に対応する本体の一部で本体と係合するように構成され得る。
【0008】
いくつかの実施態様では、プランジャは、遠心分離中に試料の一部が第2の端部から第1の端部に向かってプランジャを通過できるように構成されてもよく、プランジャは、作動中に内部チャンバを2つのサブチャンバに分割できるように、プランジャの作動中に試料の残りの部分が第1端に移動するのを防止するように構成され得る。
【0009】
いくつかの実施態様では、プランジャは水中又は密度クッション材料中で浮揚性であり得る。いくつかのさらなる実施態様では、プランジャは、水又は密度クッション材料に対して0.95以下の特定の密度を規定し得る。プランジャは、水又は密度クッション材料に対して0.9以下の特定の密度をさらに規定し得る。いくつかの実施態様では、プランジャは水と密度クッション材料の混合物内で浮揚性であり得る。
【0010】
いくつかの実施態様では、プランジャは、遠位端の近くに、分離容器の狭いペレット領域と係合してペレット領域を封止し、微生物試料に圧力を加える1つ又は複数のシーリングリブを含み得る。次いで、プランジャのブレード又は他の尖った領域が、加圧されたペレット領域内から分離容器のシールを貫通し、圧力下で分離容器から微生物を押し出すことができる。シーリングリブは、ペレットがペレット領域から完全に押し出されることを確実にしつつ、プランジャの上の残りの液体を微生物試料から封止することにより、試料の汚染を防止することができる。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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