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公開番号2025060998
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-10
出願番号2025000121,2023154004
出願日2025-01-06,2019-09-26
発明の名称MRI装置
出願人株式会社東芝,東芝マテリアル株式会社
代理人弁理士法人東京国際特許事務所
主分類A61B 5/055 20060101AFI20250403BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約【課題】極低温領域において比熱が大きくかつ磁化が小さくさらに製造性が良好である蓄冷材を充填して高効率で冷却性能に優れる冷凍機を搭載したMRI装置を提供する。
【解決手段】実施形態のMRI装置は、ThCr2Si2型構造が80体積%以上占める金属間化合物からなる粒体であり結晶子サイズが70nm以下である粒体を含む蓄冷材を収容した冷凍機を搭載したMRI装置であって、前記蓄冷材は、前記ThCr2Si2型構造において、ThサイトはLa、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Sc及びYからなる群から選択される少なくとも1種の元素で、CrサイトはTi、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni及びCuからなる群から選択される少なくとも1種の元素で、SiサイトはSi及びGeから選択される少なくとも1種の元素である。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
ThCr
2
Si
2
型構造が80体積%以上占める金属間化合物からなる粒体であり、結晶子サイズが70nm以下である粒体を含む蓄冷材を収容した冷凍機を搭載したMRI装置であって、
前記蓄冷材は、前記ThCr
2
Si
2
型構造において、ThサイトはLa、Ce、Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、Ho、Er、Tm、Yb、Lu、Sc及びYからなる群から選択される少なくとも1種の元素で、CrサイトはTi、V、Cr、Mn、Fe、Co、Ni及びCuからなる群から選択される少なくとも1種の元素で、SiサイトはSi及びGeから選択される少なくとも1種の元素であることを特徴とするMRI装置。
続きを表示(約 650 文字)【請求項2】
請求項1に記載のMRI装置であって、
低温超電導線材を巻いたソレノイドコイルを用いた超電導コイルを具備することを特徴とするMRI装置。
【請求項3】
請求項2に記載のMRI装置であって、低温超電導線材が、NbTi、またはNb

Snであることを特徴とするMRI装置。
【請求項4】
請求項1に記載にMRI装置であって、
高温超電導線材を用いた超電導コイルを具備することを特徴とするMRI装置。
【請求項5】
請求項4に記載のMRI装置であって、高温超電導線材が、Y系、Bi系、またはMgB
2
であることを特徴とするMRI装置。
【請求項6】
請求項1に記載のMRI装置であって、
前記冷凍機が、GM冷凍機、パルスチューブ冷凍機、クロード冷凍機、またはスターリング冷凍機であることを特徴とするMRI装置。
【請求項7】
請求項1に記載のMRI装置であって、
前記冷凍機が、GM冷凍機とJT冷凍機を組み合わせて用いていることを特徴とするMRI装置。
【請求項8】
請求項1に記載のMRI装置であって、
液体Heを使用することを特徴とするMRI装置。
【請求項9】
請求項1に記載のMRI装置であって、
超電導コイルを冷凍機が電導冷却する直冷式の超電導コイルを組み込むことを特徴とするMRI装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
実施形態は、極低温で使用される蓄冷材を適用した冷凍機を搭載したMRI装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
磁気共鳴画像装置(Magnetic Resonance Imaging system:MRI)や重粒子線加速器等に利用されている超電導電磁石は、数十K以下の極低温環境において動作する。通常、この極低温環境はギフォードマクマホン(Gifford-McMahon:GM)冷凍機に代表される蓄冷式の冷凍機により実現される。
【0003】
冷凍機には、使用温度域ごとに比熱の大きい、数種の蓄冷材が利用されている。現在幅広く使われているGM冷凍機では、一段目蓄冷器にCuメッシュを、二段目蓄冷器の高温側にPb、Bi合金の球状粒子を、二段目蓄冷器の低温側にGd
2

2
S(GOS),HoCu
2
、Er
3
Ni等の希土類系化合物の粒子を、蓄冷材として用いている。このような蓄冷材の中でGOSは、5K近傍の温度領域で高い比熱特性を有している。
【0004】
ところで、GOS等の酸化物蓄冷材を合成するには、原料物質の合成、造粒、高温での焼結、研磨による真球仕上げ等といった、多段階のプロセスが必要である。
【0005】
また、極低温を実現する冷凍機の多くは、超電導コイルを冷却するために使用される。このため蓄冷材の磁化が大きい場合、超電導コイルで発生する磁場により蓄冷材が大きな力を受け、蓄冷材の入っているシャフトが壊れる等、冷凍機の信頼性が低下する場合もある。さらに、上述の通り、超電導コイルはMRIなどに使用されるが、蓄冷材の磁化が大きいと、蓄冷材由来の磁気ノイズなどにより画像にノイズが入ることもある。このため、蓄冷材の磁化は小さいことが要求される。
【0006】
またGM冷凍機、パルスチューブ冷凍機、スターリング冷凍機などの冷凍機では、蓄冷器内に充填された蓄冷材の間隙を、高圧の作動ガスが往復流動する。さらに、GM冷凍機やスターリング冷凍機では、蓄冷材を充填した蓄冷器が振動運動する。従って、蓄冷材には機械的強度が要求される。
【0007】
原料物質の合成、造粒、高温での焼結、研磨による真球仕上げ等の多段の製造プロセスを必要とする酸化物に対して、溶融して凝固する単純なプロセスで製造が可能な金属間化合物が、蓄冷材の製造の観点から好ましい。金属間化合物の蓄冷材候補として、RCu



(R=Pr,Nd,Sm,Gd、Tb,Dy,Ho,Er,Tm,X=Si,Ge)は、極低温において大きな比熱を有することが知られている。
【0008】
しかしながら、RCu



系の金属間化合物は、例えば原料をアーク溶解法により溶融した後、得られたインゴットを真空中で高温かつ長時間の均一化熱処理(例えば800度で1週間など)を施すことで作製されている。このように、溶融凝固の後に高温長時間の熱処理プロセスを要すると、工業的な量産へ適用する場合にコスト上昇を招く。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
特開平09-014774号公報
特開平06-101915号公報
【非特許文献】
【0010】
L. Gonedek, et. al., Acta Phys Pol A 122, 391 (2012).
Y. Takeda, et. al., J. Phys. Soc. Jpn. 77, 104710 (2008).
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
(【0011】以降は省略されています)

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