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公開番号2025046021
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-04-02
出願番号2023154151
出願日2023-09-21
発明の名称権利管理装置、システム、方法およびプログラム
出願人日本電気株式会社
代理人個人,個人
主分類G06Q 30/0601 20230101AFI20250326BHJP(計算;計数)
要約【課題】権利に関する情報を管理できる権利管理装置を提供する。
【解決手段】権利管理手段81は、一次クリエータが創作した第一コンテンツの二次創作権を二次クリエータに対して付与する権利付与指示に基づいて、その二次クリエータに二次創作権を付与する。算出手段82は、二次創作権を有する二次クリエータにより創作された第二コンテンツに対する評価を示す評価情報に基づいて、第二コンテンツによる第一コンテンツの評価を向上させる度合いを示す寄与率を算出する。支払額決定手段83は、寄与率に基づいて、一次クリエータおよび二次創作権を有する二次クリエータへの支払額を決定する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
一次クリエータが創作した第一コンテンツの二次創作権を二次クリエータに対して付与する権利付与指示に基づいて、当該二次クリエータに二次創作権を付与する権利管理手段と、
前記二次創作権を有する前記二次クリエータにより創作された第二コンテンツに対する評価を示す評価情報に基づいて、前記第二コンテンツによる前記第一コンテンツの評価を向上させる度合いを示す寄与率を算出する算出手段と、
前記寄与率に基づいて、前記一次クリエータおよび前記二次創作権を有する前記二次クリエータへの支払額を決定する支払額決定手段とを備えた
ことを特徴とする権利管理装置。
続きを表示(約 1,700 文字)【請求項2】
算出手段は、評価情報に基づいて、第二コンテンツによる第一コンテンツの評価を低下させる度合いを示す棄損率を算出し、
支払額決定手段は、寄与率および前記棄損率に基づいて、一次クリエータおよび二次創作権を有する二次クリエータへの支払額を決定する
請求項1記載の権利管理装置。
【請求項3】
権利管理手段は、棄損率が予め定めた条件を満たす場合に二次創作権を失効させる
請求項2記載の権利管理装置。
【請求項4】
権利管理手段は、利用するブロックチェーンを基盤として作成される二次創作権NFT(Non-Fungible Token)を発行することにより、二次創作権を二次クリエータに付与する
請求項1または請求項2記載の権利管理装置。
【請求項5】
第二コンテンツに関わるユーザにより評価された当該第二コンテンツに対する評価情報を管理する評価情報管理手段を備え、
算出手段は、前記評価情報に基づいて寄与率および棄損率を算出する
請求項2または請求項3記載の権利管理装置。
【請求項6】
評価情報管理手段は、スマートコントラクトで実装された投票アルゴリズムを用いて評価者による投票を受け付け、当該投票の内容を評価情報として管理する
請求項5記載の権利管理装置。
【請求項7】
ブロックチェーンネットワークに参加するノードと、
前記ノードに接続される端末装置とを備え、
前記端末装置は、
一次クリエータが創作した第一コンテンツの二次創作権を二次クリエータに対して付与する権利付与指示を前記端末装置に対して行う指示手段を含み、
前記ノードは、
前記権利付与指示に基づいて、前記二次クリエータに二次創作権を付与する権利管理手段と、
前記二次創作権を有する前記二次クリエータにより創作された第二コンテンツに対する評価を示す評価情報に基づいて、前記第二コンテンツによる前記第一コンテンツの評価を向上させる度合いを示す寄与率を算出する算出手段と、
前記寄与率に基づいて、前記一次クリエータおよび前記二次創作権を有する前記二次クリエータへの支払額を決定する支払額決定手段とを備えた
ことを特徴とする権利管理システム。
【請求項8】
算出手段は、評価情報に基づいて、第二コンテンツによる第一コンテンツの評価を低下させる度合いを示す棄損率を算出し、
支払額決定手段は、寄与率および前記棄損率に基づいて、一次クリエータおよび二次創作権を有する二次クリエータへの支払額を決定する
請求項7記載の権利管理システム。
【請求項9】
コンピュータが、一次クリエータが創作した第一コンテンツの二次創作権を二次クリエータに対して付与する権利付与指示に基づいて、当該二次クリエータに二次創作権を付与し、
前記コンピュータが、前記二次創作権を有する前記二次クリエータにより創作された第二コンテンツに対する評価を示す評価情報に基づいて、前記第二コンテンツによる前記第一コンテンツの評価を向上させる度合いを示す寄与率を算出し、
前記コンピュータが、前記寄与率に基づいて、前記一次クリエータおよび前記二次創作権を有する前記二次クリエータへの支払額を決定する
ことを特徴とする権利管理方法。
【請求項10】
コンピュータに、
一次クリエータが創作した第一コンテンツの二次創作権を二次クリエータに対して付与する権利付与指示に基づいて、当該二次クリエータに二次創作権を付与する権利管理処理、
前記二次創作権を有する前記二次クリエータにより創作された第二コンテンツに対する評価を示す評価情報に基づいて、前記第二コンテンツによる前記第一コンテンツの評価を向上させる度合いを示す寄与率を算出する算出処理、および、
前記寄与率に基づいて、前記一次クリエータおよび前記二次創作権を有する前記二次クリエータへの支払額を決定する支払額決定処理
を実行させるための権利管理プログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、権利に関する情報を管理する権利管理装置、権利管理システム、権利管理方法および権利管理プログラムに関する。
続きを表示(約 2,100 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、クリエータにはコンテンツを創作した時点で著作権が発生し、また、クリエータは、創作したコンテンツの所有権を有する。さらに、クリエータは、自ら有する著作権や所有権などの権利に基づいて、創作したコンテンツをもとに二次創作を行うクリエータに対して使用許諾を行うことが可能である。以下の説明では、コンテンツを創作したクリエータを一次クリエータと記し、一次クリエータが創作したコンテンツをもとに二次創作を行うクリエータを二次クリエータと記す。二次クリエータとして、派生作品の作家や作品関連商品の製作者などが挙げられる。
【0003】
二次クリエータは、二次創作したコンテンツを活用して活動を行うことができ、また一次クリエータは、二次クリエータの活動に基づいて収益を得ることも可能になる。例えば、特許文献1には、コンテンツの取引において利得を配分できる情報処理装置が記載されている。特許文献1に記載された情報処理装置は、取引規約に予め定められた利益配分に基づいて、徴収した利用料からコンテンツホルダーおよびサービス提供者に対して利益を配分する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特許第7132498号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
創作されたコンテンツの価値は、そのコンテンツを利用する方法や売り込む方法に応じて変化する可能性があるものである。言い換えると、特許文献1に記載された情報処理装置のように、活用される権利に応じた利益配分を予め定めたとしても、その利益配分が必ずしも各クリエータの貢献を反映したものであるとは限らない。そのため、創作したコンテンツに基づいて活用される権利をクリエータの貢献に応じて管理できることが好ましい。
【0006】
そこで、本開示では、権利に関する情報を管理できる権利管理装置、権利管理システム、権利管理方法および権利管理プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示による権利管理装置は、一次クリエータが創作した第一コンテンツの二次創作権を二次クリエータに対して付与する権利付与指示に基づいて、その二次クリエータに二次創作権を付与する権利管理手段と、二次創作権を有する二次クリエータにより創作された第二コンテンツに対する評価を示す評価情報に基づいて、第二コンテンツによる第一コンテンツの評価を向上させる度合いを示す寄与率を算出する算出手段と、寄与率に基づいて、一次クリエータおよび二次創作権を有する二次クリエータへの支払額を決定する支払額決定手段とを備えたことを特徴とすることを特徴とする。
【0008】
本開示による権利管理システムは、ブロックチェーンネットワークに参加するノードと、ノードに接続される端末装置とを備え、端末装置が、一次クリエータが創作した第一コンテンツの二次創作権を二次クリエータに対して付与する権利付与指示を端末装置に対して行う指示手段を含み、ノードが、権利付与指示に基づいて、二次クリエータに二次創作権を付与する権利管理手段と、二次創作権を有する二次クリエータにより創作された第二コンテンツに対する評価を示す評価情報に基づいて、第二コンテンツによる第一コンテンツの評価を向上させる度合いを示す寄与率を算出する算出手段と、寄与率に基づいて、一次クリエータおよび二次創作権を有する二次クリエータへの支払額を決定する支払額決定手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】
本開示による権利管理方法は、コンピュータが、一次クリエータが創作した第一コンテンツの二次創作権を二次クリエータに対して付与する権利付与指示に基づいて、その二次クリエータに二次創作権を付与し、コンピュータが、二次創作権を有する二次クリエータにより創作された第二コンテンツに対する評価を示す評価情報に基づいて、第二コンテンツによる第一コンテンツの評価を向上させる度合いを示す寄与率を算出し、コンピュータが、寄与率に基づいて、一次クリエータおよび二次創作権を有する二次クリエータへの支払額を決定することを特徴とする。
【0010】
本開示による権利管理プログラムは、コンピュータに、一次クリエータが創作した第一コンテンツの二次創作権を二次クリエータに対して付与する権利付与指示に基づいて、その二次クリエータに二次創作権を付与する権利管理処理、二次創作権を有する二次クリエータにより創作された第二コンテンツに対する評価を示す評価情報に基づいて、第二コンテンツによる第一コンテンツの評価を向上させる度合いを示す寄与率を算出する算出処理、および、寄与率に基づいて、一次クリエータおよび二次創作権を有する二次クリエータへの支払額を決定する支払額決定処理を実行させることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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