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公開番号
2025042417
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-27
出願番号
2023149424
出願日
2023-09-14
発明の名称
量子デバイス
出願人
富士通株式会社
,
国立研究開発法人理化学研究所
代理人
個人
,
個人
主分類
G06N
10/20 20220101AFI20250319BHJP(計算;計数)
要約
【課題】ゲート速度とコヒーレンス時間を確保すること。
【解決手段】第2周波数帯域よりも低い第1周波数帯域に複数のノッチを有するフィルタと、前記第1周波数帯域で共振する第1量子ビットと、前記第2周波数帯域で共振する第2量子ビットと、を備え、前記第1量子ビットには、1量子ビットゲートの実行時、前記第1量子ビットが共振する周波数を有する信号が前記フィルタを介して入力され、前記第1量子ビットの状態が制御され、2量子ビットゲートの実行時、前記第2量子ビットが共振する周波数を有する信号が前記フィルタを介して入力され、前記第1量子ビットの量子状態に応じて、前記第2量子ビットの状態が制御される、量子デバイス。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
第2周波数帯域よりも低い第1周波数帯域に複数のノッチを有するフィルタと、
前記第1周波数帯域で共振する第1量子ビットと、
前記第2周波数帯域で共振する第2量子ビットと、を備え、
前記第1量子ビットには、1量子ビットゲートの実行時、前記第1量子ビットが共振する周波数を有する信号が前記フィルタを介して入力され、前記第1量子ビットの状態が制御され、2量子ビットゲートの実行時、前記第2量子ビットが共振する周波数を有する信号が前記フィルタを介して入力され、前記第1量子ビットの量子状態に応じて、前記第2量子ビットの状態が制御される、量子デバイス。
続きを表示(約 920 文字)
【請求項2】
前記フィルタは、前記第1量子ビットの共振周波数と前記第2量子ビットの共振周波数との間で共振する、請求項1に記載の量子デバイス。
【請求項3】
前記複数のノッチは、第1ノッチ周波数を有する第1ノッチと、前記第1ノッチ周波数よりも高く前記フィルタの共振周波数よりも低い第2ノッチ周波数を有する第2ノッチとを含む、請求項2に記載の量子デバイス。
【請求項4】
前記フィルタは、前記第1ノッチを形成する第1フィルタと、前記第2ノッチを形成する第2フィルタとを含む、請求項3に記載の量子デバイス。
【請求項5】
前記第1フィルタ及び前記第2フィルタが設けられた第1層と。前記第1量子ビットが設けられた第2層とを有する基板を備える、請求項4に記載の量子デバイス。
【請求項6】
前記第1量子ビットまたは前記第2量子ビットが共振する周波数を有する信号が入力される端子は、前記第1層に設けられており、
前記第1フィルタ及び前記第2フィルタは、前記端子の周囲に設けられた、請求項5に記載の量子デバイス。
【請求項7】
前記第2フィルタは、前記端子を挟んで前記第1フィルタと対向する、請求項6に記載の量子デバイス。
【請求項8】
前記第1フィルタは、前記端子に近接する第1共振器を含み、
前記第2フィルタは、前記端子に近接する第2共振器を含む、請求項6に記載の量子デバイス。
【請求項9】
前記第1量子ビットは、前記基板の平面視において、前記第1共振器及び前記第2共振器と重複しないジョセフソン接合を有する、請求項8に記載の量子デバイス。
【請求項10】
前記第1フィルタは、前記端子と前記第1共振器との間の第1容量と、前記第1共振器と前記第1量子ビットとの間の第2容量と、を含み、
前記第2フィルタは、前記端子と前記第2共振器との間の第3容量と、前記第2共振器と前記第1量子ビットとの間の第4容量と、を含む、請求項8に記載の量子デバイス。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、量子デバイスに関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
超伝導量子ビット(以下、単に「量子ビット」ともいう)を用いた量子計算機において、2量子ビットゲート操作を行う方法が知られている。量子ビットの制御を行うためには、量子ビットを導波路に結合させて、導波路からマイクロ波パルスを照射する。量子ビットと導波路との結合が強いほど、量子ビットのゲート操作に要する時間(ゲート時間)は短くなる。一方、量子ビットと導波路との結合が強いほど、量子ビットの寿命は短くなる。つまり、量子ビットの長寿命化とゲート時間の短縮とは互いに相反する関係にある(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
国際公開第2020/105732号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
2量子ビットゲート(交差共鳴ゲートともいう)では、標的量子ビットが共振(共鳴)する周波数を有する信号が導波路から制御量子ビットに入力されることで、制御量子ビットの状態に応じて標的量子ビットの状態が変化する。
【0005】
2量子ビットゲートの場合、制御量子ビットに入力する信号の強度を上げるか、導波路と量子ビットの結合効率上げることで、ゲートの高速化(ゲート時間の短縮化)が可能である。しかしながら、制御量子ビットと入力導波路の結合が強すぎると制御量子ビットから入力導波路への輻射損失が増大し、制御量子ビットのコヒーレンス時間(データ保持時間)が短縮する。
【0006】
本開示は、ゲート速度とコヒーレンス時間を確保可能な量子デバイスを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様では、
第2周波数帯域よりも低い第1周波数帯域に複数のノッチを有するフィルタと、
前記第1周波数帯域で共振する第1量子ビットと、
前記第2周波数帯域で共振する第2量子ビットと、を備え、
前記第1量子ビットには、1量子ビットゲートの実行時、前記第1量子ビットが共振する周波数を有する信号が前記フィルタを介して入力され、前記第1量子ビットの状態が制御され、2量子ビットゲートの実行時、前記第2量子ビットが共振する周波数を有する信号が前記フィルタを介して入力され、前記第1量子ビットの量子状態に応じて、前記第2量子ビットの状態が制御される、量子デバイスが提供される。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、ゲート速度とコヒーレンス時間を確保できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
量子ビットの接続例を示す図である。
導波路と制御量子ビットとの間の結合効率の周波数依存性を説明するための図である。
本実施形態の量子デバイスを説明するための図である。
フィルタの結合効率の周波数特性の一例を示す図である。
第1実施形態の量子デバイスの構成例を示す斜視図である。
第1実施形態の量子デバイスの等価回路図である。
第2実施形態の量子デバイスの構成例を示す平面図である。
第2実施形態の量子デバイスの等価回路図である。
フィルタの結合効率の周波数特性と各量子ビットの共振周波数とを説明するための図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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