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公開番号2025036172
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-14
出願番号2024131738
出願日2024-08-08
発明の名称インクジェット記録方法、インクジェット記録装置、及び水性インク
出願人キヤノン株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人
主分類B41M 5/00 20060101AFI20250306BHJP(印刷;線画機;タイプライター;スタンプ)
要約【課題】インク吸収性の記録媒体のコックリングを抑制しつつ、優れた堅牢性を有する画像を記録することが可能なインクジェット記録方法を提供する。
【解決手段】インク付与工程と、乾燥工程と、定着工程と、を有するインクジェット記録方法であって、前記水性インクが、樹脂粒子及びワックス粒子を含有し、前記樹脂粒子のガラス転移温度(Tg(℃))、前記ワックス粒子の融点(Tm)、及び前記乾燥工程にて加熱された前記記録媒体の表面温度(Td(℃))が、下記式(1)の関係を満たすことを特徴とするインクジェット記録方法。
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2025036172000018.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">32</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">162</com:WidthMeasure> </com:Image>
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
インクジェット記録方式の記録ヘッドから水性インクを吐出してインク吸収性を有する記録媒体に付与するインク付与工程と、
前記水性インクが付与された前記記録媒体を非接触で加熱して前記水性インクを乾燥させる乾燥工程と、
前記乾燥工程を経た後の前記記録媒体を定着部材と接触することで、前記水性インクを加熱して前記記録媒体に定着させる定着工程と、を有するインクジェット記録方法であって、
前記水性インクが、樹脂粒子及びワックス粒子を含有し、
前記樹脂粒子のガラス転移温度(T

(℃))、前記ワックス粒子の融点(T

)、及び前記乾燥工程にて加熱された前記記録媒体の表面温度(T

(℃))が、下記式(1)の関係を満たすことを特徴とするインクジェット記録方法。
TIFF
2025036172000014.tif
32
160
(式(1)中、λ
CH
は定着部材の熱伝導率(W/m・K)、C
CH
は定着部材の熱容量(J/m

・K)、T
CH
は記録媒体に接触する直前の定着部材の表面温度(℃)であり、λ
paper
は記録媒体の熱伝導率(W/m・K)、C
paper
は記録媒体の熱容量(J/m

・K)、T
paper
は定着部材に接触する直前の記録媒体の表面温度(℃)である。)
続きを表示(約 1,600 文字)【請求項2】
前記λ
CH
、前記C
CH
、前記λ
paper
、及び前記C
paper
が、下記式(2)の関係を満たす請求項1に記載のインクジェット記録方法。
TIFF
2025036172000015.tif
28
133
【請求項3】
前記T

が、40℃以上100℃以下である請求項1に記載のインクジェット記録方法。
【請求項4】
前記水性インクと反応する反応剤を含有する水性反応液を記録媒体に付与する反応液付与工程を有する請求項1に記載のインクジェット記録方法。
【請求項5】
インクジェット記録方式の記録ヘッドから水性インクを吐出してインク吸収性を有する記録媒体に付与するインク付与工程と、
前記水性インクが付与された前記記録媒体を非接触で加熱して前記水性インクを乾燥させる乾燥工程と、
前記乾燥工程を経た後の前記記録媒体を定着部材と接触することで、前記水性インクを加熱して前記記録媒体に定着させる定着工程と、を有するインクジェット記録方法に用いるインクジェット記録装置であって、
前記水性インクが、樹脂粒子及びワックス粒子を含有し、
前記樹脂粒子のガラス転移温度(T

(℃))、前記ワックス粒子の融点(T

)、及び前記乾燥工程にて加熱された前記記録媒体の表面温度(T

(℃))が、下記式(1)の関係を満たすことを特徴とするインクジェット記録装置。
TIFF
2025036172000016.tif
33
162
(式(1)中、λ
CH
は定着部材の熱伝導率(W/m・K)、C
CH
は定着部材の熱容量(J/m

・K)、T
CH
は記録媒体に接触する直前の定着部材の表面温度(℃)であり、λ
paper
は記録媒体の熱伝導率(W/m・K)、C
paper
は記録媒体の熱容量(J/m

・K)、T
paper
は定着部材に接触する直前の記録媒体の表面温度(℃)である。)
【請求項6】
インクジェット記録方式の記録ヘッドから水性インクを吐出してインク吸収性を有する記録媒体に付与するインク付与工程と、
前記水性インクが付与された前記記録媒体を非接触で加熱して前記水性インクを乾燥させる乾燥工程と、
前記乾燥工程を経た後の前記記録媒体を定着部材と接触することで、前記水性インクを加熱して前記記録媒体に定着させる定着工程と、を有するインクジェット記録方法に用いる水性インクであって、
樹脂粒子及びワックス粒子を含有し、
前記樹脂粒子のガラス転移温度(T

(℃))、前記ワックス粒子の融点(T

)、及び前記乾燥工程にて加熱された前記記録媒体の表面温度(T

(℃))が、下記式(1)の関係を満たすことを特徴とする水性インク。
TIFF
2025036172000017.tif
33
162
(式(1)中、λ
CH
は定着部材の熱伝導率(W/m・K)、C
CH
は定着部材の熱容量(J/m

・K)、T
CH
は記録媒体に接触する直前の定着部材の表面温度(℃)であり、λ
paper
は記録媒体の熱伝導率(W/m・K)、C
paper
は記録媒体の熱容量(J/m

・K)、T
paper
は定着部材に接触する直前の記録媒体の表面温度(℃)である。)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、インクジェット記録方法、インクジェット記録装置、及び水性インクに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
インクジェット記録方式では、色材を含むインクを紙等の記録媒体上に直接または間接的に付与することで画像を形成している。
【0003】
この時、記録媒体がインク中の液体成分を過剰に吸収することによるコックリングが生じることがある。そこで、インク中の液体成分を速やかに除去するため、記録媒体を温風や赤外線等の乾燥装置を用いる方法が知られている。
【0004】
また、樹脂粒子を含んだインクを記録媒体に付与し、記録媒体を定着装置で定着することにより、記録媒体上のインクに含まれる樹脂粒子を膜化させて画像を記録する方式が提案されている。この方式を用いると、樹脂粒子を膜化することにより、記録画像の堅牢性を向上させることが可能になる。
【0005】
上述したような、乾燥装置と定着装置を組み合わせたインクジェット記録方法として、特許文献1が提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2010-188624号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1に記載の乾燥装置と定着装置を組み合わせたインクジェット記録方法では、加熱乾燥時に、樹脂粒子のガラス転移温度以上に加熱すると、樹脂粒子が膜化してしまう。そして、その結果、インク中の水や溶剤が画像を構成するインク中に残存し、画像の堅牢性が低下してしまうという課題があることが分かった。
【0008】
また、接触加熱による定着時に、ワックス粒子の融点以上にインクを加熱すると、ワックス粒子が溶融することによって移動しやすくなる。そのため、インクによって形成された画像の表面に存在するワックス粒子が少なくなることで、画像の堅牢性が低下してしまうことが分かった。
【0009】
したがって、本発明の目的は、インク吸収性の記録媒体のコックリングを抑制しつつ、優れた堅牢性を有する画像を記録することが可能なインクジェット記録方法を提供することにある。また、本発明の別の目的は、このインクジェット記録方法に用いるインクジェット記録装置及び水性インクを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
すなわち、本発明によれば、インクジェット記録方式の記録ヘッドから水性インクを吐出してインク吸収性を有する記録媒体に付与するインク付与工程と、前記水性インクが付与された前記記録媒体を非接触で加熱して前記水性インクを乾燥させる乾燥工程と、前記乾燥工程を経た後の前記記録媒体を定着部材と接触することで、前記水性インクを加熱して前記記録媒体に定着させる定着工程と、を有するインクジェット記録方法であって、前記水性インクが、樹脂粒子及びワックス粒子を含有し、前記樹脂粒子のガラス転移温度(T

(℃))、前記ワックス粒子の融点(T

)、及び前記乾燥工程にて加熱された前記記録媒体の表面温度(T

(℃))が、下記式(1)の関係を満たすことを特徴とするインクジェット記録方法が提供される。
(【0011】以降は省略されています)

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