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公開番号
2025030748
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-03-07
出願番号
2023136310
出願日
2023-08-24
発明の名称
充電制御システム、及び充電方法
出願人
カワサキモータース株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02J
7/00 20060101AFI20250228BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】電池パックの損傷を防ぎやすいと共に、種々の電力源を用いて充電しやすい、充電制御システム、及び充電方法を提供する。
【解決手段】充電制御システム100は、充放電可能な電池本体11と、電力を生じる電力源2と、電力源2が電池本体11を充電するように、電力源2と電池本体11とを電気的に接続する充電回路12であって、電力源2から電池本体11に向かう充電電流の大きさを制限できる充電回路12と、充電回路12を制御する充電制御装置19と、を備える。充電制御装置19は、予め決められた制限条件の充足を判断するとき、充電回路12を制御することによって、充電電流の大きさを制限して、予め決められた制限解除条件の充足を判断するとき、充電回路12を制御することによって、充電電流の大きさを制限することを解除する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
充放電可能な電池本体と、
電力を生じる電力源と、
前記電力源が前記電池本体を充電するように、前記電力源と前記電池本体とを電気的に接続する充電回路であって、前記電力源から前記電池本体に向かう充電電流の大きさを制限できる前記充電回路と、
前記充電回路を制御する充電制御装置と、を備えており、
前記充電制御装置は、
予め決められた制限条件の充足を判断するとき、前記充電回路を制御することによって、前記充電電流の大きさを制限して、
予め決められた制限解除条件の充足を判断するとき、前記充電回路を制御することによって、前記充電電流の大きさを制限することを解除する、
充電制御システム。
続きを表示(約 880 文字)
【請求項2】
前記充電回路は、
スイッチング素子を含む第1電路と、
前記第1電路に対して電気的に並列接続されている第2電路であって、前記第2電路の電気的抵抗を前記第1電路の電気的抵抗よりも大きくする抵抗体を含む前記第2電路と、を有しており、
前記充電制御装置は、
前記制限条件の充足を判断するとき、前記スイッチング素子を開くように制御して、
前記制限解除条件の充足を判断するとき、前記スイッチング素子を閉じるように制御する、請求項1に記載の充電制御システム。
【請求項3】
前記スイッチング素子は、
前記スイッチング素子の導通状態と非導通状態とを切り替えるスイッチング部分と、
前記スイッチング部分に対して電気的に並列接続されて、電流が前記電池本体から流れることを許容するダイオード部分と、を含んでいる、請求項2に記載の充電制御システム。
【請求項4】
前記制限条件は、前記電池本体の充電が開始されることである、請求項1又は2に記載の充電制御システム。
【請求項5】
前記制限解除条件は、
前記電池本体と前記電力源との間の電位差が予め決められた電位差閾値以下になること、
前記充電電流が予め決められた充電電流閾値以下になること、
前記充電電流の大きさを制限して前記電池本体を充電する時間が所定時間を超えること、の少なくともいずれかである、請求項1又は2に記載の充電制御システム。
【請求項6】
予め決められた制限条件の充足を判断するとき、電力源が電池本体を充電するように、前記電力源と前記電池本体とを電気的に接続して、前記電力源から前記電池本体に向かう充電電流の大きさを制限できる充電回路を制御することによって、前記充電電流の大きさを制限することと、
予め決められた制限解除条件の充足を判断するとき、前記充電回路を制御することによって、前記充電電流の大きさを制限することを解除することと、を備える、充電方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、充電制御システム、及び充電方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、車両から取り外し可能なバッテリ(以下、電池パックと呼称する)が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2015-89754号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1によれば、車体から取り外された電池パックが、車外に配置された充電器によって充電される。
【0005】
電池パックは、一般的に、電池パックに対応する専用の充電器によって充電されるようになっており、専用の充電器を用いなければ、電池パックに許容電流を超える電流が流れる可能性がある。電池パックに許容電流を超える電流が流れることによって、電池の電気的部品、例えばバッテリバッテリセル又は電線が電気的に損傷するおそれがある。
【0006】
そこで、本開示は、電池パックの損傷を防ぎやすいと共に、種々の電力源を用いて充電しやすい、充電制御システム、及び充電方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示の一態様は、
充放電可能な電池本体と、
電力を生じる電力源と、
前記電力源が前記電池本体を充電するように、前記電力源と前記電池本体とを電気的に接続する充電回路であって、前記電力源から前記電池本体に向かう充電電流の大きさを制限できる前記充電回路と、
前記充電回路を制御する充電制御装置と、を備えており、
前記充電制御装置は、
予め決められた制限条件の充足を判断するとき、前記充電回路を制御することによって、前記充電電流の大きさを制限して、
予め決められた制限解除条件の充足を判断するとき、前記充電回路を制御することによって、前記充電電流の大きさを制限することを解除する、
充電制御システムを提供する。
【0008】
本開示によれば、充電制御システムの充電制御装置は、予め決められた制限条件の充足を判断するとき、充電回路を制御することによって、充電電流の大きさを制限する。充電電流の大きさを制限することにより、電池本体と充電回路の損傷を防ぎやすい。
また、充電制御システムの充電制御装置は、予め決められた制限解除条件の充足を判断するとき、充電回路を制御することによって、充電電流の大きさを制限することを解除する。充電電流の大きさを制限することを解除することにより、充電電流の大きさを制限する状態に比して、充電電流を増加させることができるため、電池本体の充電時間を短縮しやすい。
さらに、充電制御システムは、充電制御装置が充電電流の大きさを制御するため、電池本体を充電する電力源が、電池本体に応じて供給する電力を調整する機能を有していなくてもよい。したがって、充電制御システムは、適用される電力源の汎用性が高まるため、種々の電力源を用いて充電しやすい。
【発明の効果】
【0009】
したがって、本開示に係る充電制御システム、及び充電方法によれば、電池パックの損傷を防ぎやすいと共に、種々の電力源を用いて充電しやすい。
【図面の簡単な説明】
【0010】
本開示の第1の実施形態に係る電池パックと電力源とを示す回路図である。
図1の充電制御装置を示すブロック図である。
図2の充電制御装置による充電方法を示すフローチャートである。
本開示の第2の実施形態に係る電池パックと電力源とを示す回路図である。
本開示の第3の実施形態に係る電池パックと電力源とを示す回路図である。
本開示の第4の実施形態に係る電池パックと電力源とを示す回路図である。
本開示の第5の実施形態に係る電池パックと電力源とを示す回路図である。
【発明を実施するための形態】
(【0011】以降は省略されています)
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