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公開番号2025030362
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-03-07
出願番号2023135590
出願日2023-08-23
発明の名称スポンジローラ
出願人信越ポリマー株式会社
代理人ミレニア弁理士法人
主分類G03G 15/20 20060101AFI20250228BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】耐久性に優れるスポンジローラを提供する。
【解決手段】本発明は、軸体2と、軸体2の外周に設けられた弾性層3とを備えるスポンジローラ1であって、弾性層3が、ミラブル型シリコーンゴム、未膨張マイクロバルーン、及び架橋剤を含有するゴム組成物から形成され、未膨張マイクロバルーンの粒子径が、30μm以下であり、弾性層3の面積平均セル径が、90μm以下であるスポンジローラである。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
軸体と、前記軸体の外周に設けられた弾性層とを備えるスポンジローラであって、
前記弾性層が、ミラブル型シリコーンゴム、未膨張マイクロバルーン、及び架橋剤を含有するゴム組成物から形成され、
前記未膨張マイクロバルーンの粒子径が、30μm以下であり、
前記弾性層の面積平均セル径が、90μm以下であるスポンジローラ。
続きを表示(約 220 文字)【請求項2】
前記弾性層のアスカーC硬度が、10°以上80°以下である請求項1記載のスポンジローラ。
【請求項3】
前記弾性層の最大セル径が、200μm以下である請求項1記載のスポンジローラ。
【請求項4】
前記弾性層の比重が、0.3以上0.8以下である請求項1記載のスポンジローラ。
【請求項5】
前記弾性層の連泡率が、20%以上90%以下である請求項1記載のスポンジローラ。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、スポンジローラに関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
レーザープリンター及びビデオプリンター等のプリンター、複写機、ファクシミリ、これらの複合機には、電子写真方式を利用した各種の画像形成装置が採用されている。電子写真方式を利用した画像形成装置は、軸体とその外周面に形成された弾性層とを有する、例えば、クリーニングローラ、帯電ローラ、現像ローラ、転写ローラ、二次転写ローラ、加圧ローラ、紙送り搬送ローラ、定着ローラ等の各種印刷用ローラを備えている。
【0003】
上記の画像形成装置における定着手段には、熱ローラ定着方式が採用されている。熱ローラ定着方式では、加熱ローラ(定着ローラ)と加圧ローラとを一対の基本構成とし、ローラ対の圧接ニップ部に、トナー画像が担持された被記録材(転写材シート、ファックス紙、印字用用紙等)を導入することで、被記録材にトナー画像を熱圧定着させることが一般的である。定着手段に用いる定着ローラ又は加圧ローラには、適度なニップ圧に調整するために、発泡弾性層(スポンジ層)が用いられている。
【0004】
発泡弾性層は、一般に、オルガノポリシロキサン及び充填剤を含有するミラブル型シリコーンゴムを加硫及び発泡させて形成される。発泡弾性層を有する定着又は加圧ローラは、圧接状態に装着されて、連続的又は断続的に回転することで機能を発揮するため、熱や摩擦による負荷がかかりやすく、経時で発泡弾性層の硬度が低下するため、耐久性が高いことが求められる。耐久性を向上するため、例えば、特許文献1には、弾性層に、化学発泡剤と、化学発泡剤よりも高い温度で膨張する未膨張マイクロバルーンを含有させたスポンジローラが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2018-36611号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、近年の高速、高精細、かつ高品質な画像形成装置を提供するという要望に応えるため、特許文献1に記載の技術よりもさらに耐久性の向上が求められている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、耐久性に優れるスポンジローラを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、鋭意検討の結果、未膨張マイクロバルーンを用いた場合、スポンジローラのセル目が粗いロットがあることがわかった。そして、これは、マイクロバルーンにいくらか粒子径が大きいものが存在するため、スポンジセルが不均一になっていることを突き止め、本発明に至った。
すなわち、本発明は、軸体と、軸体の外周に設けられた弾性層とを備えるスポンジローラであって、弾性層が、ミラブル型シリコーンゴム、未膨張マイクロバルーン、及び架橋剤を含有するゴム組成物から形成され、未膨張マイクロバルーンの粒子径が30μm以下であり、弾性層の面積平均セル径が90μm以下であるスポンジローラである。
【0008】
弾性層のアスカーC硬度は、10°以上80°以下であることが好ましい。
【0009】
弾性層の最大セル径は、200μm以下であることが好ましい。
【0010】
弾性層の比重は、0.3以上0.8以下であることが好ましい。
(【0011】以降は省略されています)

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