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公開番号
2025027990
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-02-28
出願番号
2024117472
出願日
2024-07-23
発明の名称
多孔性担体粒子およびその製造方法
出願人
学校法人 関西大学
,
学校法人大阪医科薬科大学
代理人
弁理士法人三枝国際特許事務所
主分類
C08B
37/16 20060101AFI20250220BHJP(有機高分子化合物;その製造または化学的加工;それに基づく組成物)
要約
【課題】簡便に、且つ、効率的に大量のシクロデキストリン金属有機構造体(CD-MOF)を製造することができる方法を提供する。
【解決手段】シクロデキストリンと、アルカリ金属化合物と、反応溶媒とを含む原料混合物に対して、メカノケミカル処理を施す工程を備える、シクロデキストリン金属有機構造体の製造方法。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
シクロデキストリン金属有機構造体の製造方法であって、
シクロデキストリンと、アルカリ金属化合物と、反応溶媒とを含む原料混合物に対して、メカノケミカル処理を施す工程を備える、製造方法。
続きを表示(約 630 文字)
【請求項2】
前記アルカリ金属化合物の添加量は、前記シクロデキストリン1モルに対して2モル未満である、請求項1に記載の製造方法。
【請求項3】
前記アルカリ金属化合物がハロゲン化物である、請求項1又は2に記載の製造方法。
【請求項4】
前記反応溶媒がアルコール溶媒である、請求項1又は2に記載の製造方法。
【請求項5】
前記反応溶媒の添加量は、前記シクロデキストリン1gに対して、10mL以下である、請求項1又は2に記載の製造方法。
【請求項6】
前記シクロデキストリン金属有機構造体を洗浄する工程を備えない、請求項1又は2に記載の製造方法。
【請求項7】
前記シクロデキストリン金属有機構造体が薬理活性物質を内包する、請求項1又は2に記載の製造方法。
【請求項8】
シクロデキストリン及びアルカリ金属を含むシクロデキストリン金属有機構造体であって、前記アルカリ金属の含有量は、前記シクロデキストリン1モルに対して2モル未満である、シクロデキストリン金属有機構造体。
【請求項9】
ハロゲン化物イオンを含む、請求項8に記載のシクロデキストリン金属有機構造体。
【請求項10】
メディアン径D
50
が10μm以下である、請求項8又は9に記載のシクロデキストリン金属有機構造体。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、金属有機構造体及びその製造方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
金属有機構造体(Metal Organic Framework:MOF)は、従来の多孔質材料と比較して、比表面積が大きく、熱的安定性及び化学的安定性が高いことが知られている。なかでも、シクロデキストリン(Cyclodextrin:CD)を有機分子として調製したMOF(CD-MOF:シクロデキストリン金属有機構造体)は、優れた生体適合性及び生分解性を示すことから、薬物輸送担体として利用されることを期待されている。
【0003】
しかしながら、蒸気拡散法、貧溶媒結晶法等の方法に代表される、従来のCD-MOFの製造方法は、多量の反応溶媒を必要とする(例えば、非特許文献1)。また、従来の製造方法で高比表面積のCD-MOFを得るためには、未反応物や副生成物を除去する洗浄工程を欠かすことができない。これらの観点から、従来のCD-MOFの製造方法は、大量生産に適さない。すなわち、効率的に大量のCD-MOFを製造することができる簡便な方法は、いまだ確立されていない。
【0004】
さらに、従来の製造方法で得られるCD-MOF粒子は、シクロデキストリンに対して過剰のカリウム(K
+
/CD≧2)を含み、強塩基性を示すことから、生体に投与する際の安全性に課題を有していた。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0005】
Environmental Chemistry Letters 2023, 21, 447-477.
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、上記した従来技術の現状に鑑みてなされたものであり、簡便に、且つ、効率的に大量のシクロデキストリン金属有機構造体(CD-MOF)を製造することができる方法を提供することを主な目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明者らは、上記した目的を達成すべく鋭意研究を重ねてきた。その結果、シクロデキストリンと、アルカリ金属化合物と、反応溶媒とを含む原料混合物に対してメカノケミカル処理を施すことによって、簡便に、且つ、効率的にシクロデキストリン金属有機構造体を得ることができることを見出した。本発明者らは、このような知見に基づき、さらに研究を重ね、本発明を完成するに至った。即ち、本発明は、以下の構成を包含する。
【0008】
項1.シクロデキストリン金属有機構造体の製造方法であって、
シクロデキストリンと、アルカリ金属化合物と、反応溶媒とを含む原料混合物に対して、メカノケミカル処理を施す工程を備える、製造方法。
【0009】
項2.前記アルカリ金属化合物の添加量は、前記シクロデキストリン1モルに対して2モル未満である、項1に記載の製造方法。
【0010】
項3.前記アルカリ金属化合物がハロゲン化物である、項1又は2に記載の製造方法。
(【0011】以降は省略されています)
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