TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
10個以上の画像は省略されています。
公開番号
2025015789
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-30
出願番号
2024202230,2023543793
出願日
2024-11-20,2022-08-05
発明の名称
液晶光制御素子及び照明装置
出願人
株式会社ジャパンディスプレイ
代理人
弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類
G02F
1/13 20060101AFI20250123BHJP(光学)
要約
【課題】光源から放射される光の強度分布を精密に制御することのできる液晶光制御素子を提供する。
【解決手段】液晶光制御素子は、第1乃至第4の液晶セルのそれぞれが、第1基板、第1基板に対向する第2基板、第1基板及び第2基板に設けられた帯状パターンを有する第1乃至第4電極、第1基板と第2基板との間の液晶層を含む。当該液晶セルが重ねて配置され、第1及び第2電極の帯状パターンが配置され、第1配向膜の配向方向が第1及び第2電極の帯状パターンの延在方向と交差し、第3及び第4電極との帯状パターンが配置され、第2配向膜の配向方向が第3及び第4電極の帯状パターンの延在方向と交差し且つ第1配向膜の配向方向と交差し、第1及び第4液晶セルは、第1及び第2電極が同電位となり、第3及び第4電極との間に横電界が形成され、第2及び第3液晶セルは、第1及び第2電極との間に横電界が形成され、第3及び第4電極が同電位となる。
【選択図】図10
特許請求の範囲
【請求項1】
第1液晶セル、第2液晶セル、第3液晶セル、第4液晶セルを有し、
前記第1乃至第4液晶セルのそれぞれは、
第1基板と、前記第1基板に対向する第2基板と、
前記第1基板に設けられた帯状パターンを有する第1電極及び第2電極と、
前記第2基板に設けられた帯状パターンを有する第3電極及び第4電極と、
前記第1基板に設けられた第1配向膜と、前記第2基板に設けられた第2配向膜と、
前記第1基板と前記第2基板との間の液晶層と、を含み、
前記第1電極と前記第2電極との前記帯状パターンが交互に配置され、且つ、前記第1配向膜の配向方向が前記第1電極と前記第2電極の帯状パターンの延在方向と交差するように設けられ、
前記第3電極と前記第4電極との前記帯状パターンが交互に配置され、且つ、前記第2配向膜の配向方向が前記第3電極と前記第4電極の帯状パターンの延在方向と交差すると共に前記第1配向膜の配向方向と交差するように設けられ、
前記第1乃至第4液晶セルが、光の入射側から出射側に向けて前記第1液晶セル、前記第2液晶セル、前記第3液晶セル、及び前記第4液晶セルの順で積層され、
前記第1乃至第4液晶セルのそれぞれは、前記第1基板側から光が入射するように配置される、
前記第1液晶セル及び前記第2液晶セルの前記第1電極及び前記第2電極の前記延在方向が第1方向と平行に配置され、
前記第3液晶セル及び前記第4液晶セルの前記第1電極及び前記第2電極の前記延在方向が前記第1方向と交差する第2方向と平行に配置され、
前記第1液晶セル及び前記第4液晶セルは、前記第1電極及び前記第2電極が同電位となり、第3電極及び前記第4電極との間に横電界が形成されるように電圧が印加され、
前記第2液晶セル及び前記第3液晶セルは、前記第1電極及び前記第2電極との間に横電界が形成されるように電圧が印加され、第3電極及び前記第4電極が同電位とされる、
ことを特徴とする液晶光制御素子。
続きを表示(約 2,100 文字)
【請求項2】
第1液晶セル、第2液晶セル、第3液晶セル、第4液晶セル、第5液晶セルを有し、
前記第1乃至第5液晶セルのそれぞれは、
第1基板と、前記第1基板に対向する第2基板と、
前記第1基板に設けられた帯状パターンを有する第1電極及び第2電極と、
前記第2基板に設けられた帯状パターンを有する第3電極及び第4電極と、
前記第1基板に設けられた第1配向膜と、前記第2基板に設けられた第2配向膜と、
前記第1基板と前記第2基板との間の液晶層と、を含み、
前記第1電極と前記第2電極との前記帯状パターンが交互に配置され、且つ、前記第1配向膜の配向方向が前記第1電極と前記第2電極の帯状パターンの延在方向と交差するように設けられ、
前記第3電極と前記第4電極との前記帯状パターンが交互に配置され、且つ、前記第2配向膜の配向方向が前記第3電極と前記第4電極の帯状パターンの延在方向と交差すると共に前記第1配向膜の配向方向と交差するように設けられ、
前記第1乃至第5液晶セルが、光の入射側から出射側に向けて前記第1液晶セル、前記第2液晶セル、前記第3液晶セル、前記第4液晶セル、及び前記第5液晶セルの順で積層され、
前記第1乃至第5液晶セルのそれぞれは、前記第1基板側から光が入射するように配置され、
前記第2液晶セル及び前記第3液晶セルの前記第1電極及び前記第2電極の前記延在方向が第1方向と平行に配置され、
前記第1液晶セル、前記第4液晶セル及び前記第5液晶セルの前記第1電極及び前記第2電極の前記延在方向が前記第1方向と交差する第2方向と平行に配置されている、
ことを特徴とする液晶光制御素子。
【請求項3】
前記第1液晶セル、前記第2液晶セル、及び前記第5液晶セルは、前記第1電極及び前記第2電極が同電位となり、第3電極及び前記第4電極との間に横電界が形成されるように電圧が印加され、
前記第3液晶セル及び前記第4液晶セルは、前記第1電極及び前記第2電極との間に横電界が形成されるように電圧が印加され、第3電極及び前記第4電極が同電位とされる、請求項2に記載の液晶光制御素子。
【請求項4】
第1液晶セル、第2液晶セル、第3液晶セル、第4液晶セル、第5液晶セル、第6液晶セルを有し、
前記第1乃至第6液晶セルのそれぞれは、
第1基板と、前記第1基板に対向する第2基板と、
前記第1基板に設けられた帯状パターンを有する第1電極及び第2電極と、
前記第2基板に設けられた帯状パターンを有する第3電極及び第4電極と、
前記第1基板に設けられた第1配向膜と、前記第2基板に設けられた第2配向膜と、
前記第1基板と前記第2基板との間の液晶層と、を含み、
前記第1電極と前記第2電極との前記帯状パターンが交互に配置され、且つ、前記第1配向膜の配向方向が前記第1電極と前記第2電極の帯状パターンの延在方向と交差するように設けられ、
前記第3電極と前記第4電極との前記帯状パターンが交互に配置され、且つ、前記第2配向膜の配向方向が前記第3電極と前記第4電極の帯状パターンの延在方向と交差すると共に前記第1配向膜の配向方向と交差するように設けられ、
前記第1乃至第6液晶セルが、光の入射側から出射側に向けて前記第1液晶セル、前記
第2液晶セル、前記第3液晶セル、前記第4液晶セル、前記第5液晶セル、及び前記第6液晶セルの順で積層され、
前記特徴第1乃至第6液晶セルのそれぞれは、前記第1基板側から光が入射するように配置され、
前記第1液晶セル及び前記第2液晶セルの前記第1電極及び前記第2電極の前記延在方向が第2方向と平行に配置され、
前記第3液晶セル及び前記第4液晶セルの前記第1電極及び前記第2電極の前記延在方向が前記第2方向と交差する第1方向と平行に配置され、
前記第5液晶セル及び前記第6液晶セルの前記第1電極及び前記第2電極の前記延在方向が前記第2方向と平行に配置されている、
ことを特徴とする液晶光制御素子。
【請求項5】
前記第1液晶セル、前記第4液晶セル、及び前記第5液晶セルは、前記第3電極及び前記第4電極が同電位となり、第1電極及び前記第2電極との間に横電界が形成されるように電圧が印加され、
前記第2液晶セル、前記第3液晶セル、及び前記第6液晶セルは、前記第1電極及び前記第2電極との間に横電界が形成されるように電圧が印加され、第3電極及び前記第4電極が同電位とされる、請求項4に記載の液晶光制御素子。
【請求項6】
前記液晶層が、TN(ねじれネマチック)液晶である、請求項1乃至5のいずれか一項に記載の液晶光制御素子。
【請求項7】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の液晶光制御素子と、光源と、を含み、前記液晶光制御素子は前記光源から出射される光の光路上に設けられている、ことを特徴とする照明装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明の一実施形態は、液晶の電気光学効果を利用して光源から放射される光の配光を制御する素子に関する。本発明の他の一実施形態は、液晶の電気光学効果を利用して光源から放射される光の配光を制御する素子を備えた装置に関する。
続きを表示(約 2,900 文字)
【背景技術】
【0002】
液晶レンズを備えた照明装置が開示されている。例えば、2つの液晶レンズを重ね合わせ、それぞれの液晶レンズに設けられる帯状の透明電極の重なり具合を調整して光の照射ムラを解消するようにした照明装置が開示されている(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-230887号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
液晶レンズを用いた照明装置は、水平方向及び垂直方向への光の拡散を制御することができる。しかし、極角方向の配光に関しては精密な制御ができないことが問題となる。すなわち、従来の液晶レンズを用いた照明装置は拡散光の精密な配光制御ができないことが問題となっている。
【0005】
本発明の一実施形態は、光源から放射される光の強度分布を精密に制御することのできる液晶光制御素子を提供することを目的とする。また、本発明の一実施形態は、光源から放射される光の強度分布を精密制御することのできる液晶光制御素子を備えた照明装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子は、複数の液晶セルを有し、複数の液晶セルのそれぞれは、第1基板と、第1基板に対向する第2基板と、第1基板及び第2基板の少なくとも一方に設けられた帯状パターンを有する第1電極及び第2電極と、第1基板に設けられた第1配向膜と、第2基板に設けられた第2配向膜と、第1基板と第2基板との間の液晶層と、を含む。複数の液晶セルが重ねて配置され、第1電極と第2電極との帯状パターンが交互に配置され、第1電極と第2電極との間に横電界が形成されるように電圧が印加され、第1配向膜の配向方向が帯状パターンの延在方向と交差するように設けられ、第2配向膜の配向方向が、第1配向膜の配向方向と交差するように設けられている。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する液晶セルの構造を斜視図で示す。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する液晶セルの第1基板に設けられる電極を示す平面図である。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する液晶セルの第2基板に設けられる電極を示す平面図である。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する液晶セルの断面構造の一例を示す。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する液晶セルの動作を説明する図であり、電圧が印加されない状態の液晶分子の配向状態を示す。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する液晶セルの動作を説明する図であり、電圧が印加されたときの液晶分子の配向状態を示す。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する液晶セルの動作を説明する図であり、電圧が印加されたときの液晶分子の配向状態を示す。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する液晶セルの動作を説明する図である。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する液晶セルを説明する図であり、液晶セルから出射される偏光波のプロファイルの一例を示す。
本発明の第1実施形態に係る液晶光制御素子の構成(第1の構成)と拡散の状態を示す。
本発明の一実施形態に係る液晶光制御素子を構成する液晶セルに印加される制御信号の波形を示す。
本発明の第1実施形態に係る液晶光制御素子の構成(第1の構成の変形例)と拡散の状態を示す。
本発明の第1実施形態に係る液晶光制御素子の構成(第1の構成の変形例)と拡散の状態を示す。
本発明の第1実施形態に係る液晶光制御素子の構成(第2の構成)と拡散の状態を示す。
参考例に係る液晶光制御素子の構成と拡散の状態を示す。
本発明の第1実施形態に係る液晶光制御素子の特性として、液晶光制御素子の輝度-角度特性のグラフを示す。
本発明の第1実施形態に係る液晶光制御素子の特性として、出射光のプロファイルを示す。
本発明の第1実施形態に係る液晶光制御素子の特性として、出射光のプロファイルを示す。
本発明の第1実施形態に係る液晶光制御素子の特性として、出射光のプロファイルを示す。
本発明の第1実施形態に係る液晶光制御素子の特性として、出射光のプロファイルを示す。
本発明の第2実施形態に係る液晶光制御素子の構成(第3の構成)と拡散の状態を示す。
本発明の第2実施形態に係る液晶光制御素子の構成(第4の構成)と拡散の状態を示す。
参考例に係る液晶光制御素子の構成と拡散の状態を示す。
本発明の第2実施形態に係る液晶光制御素子の輝度-角度特性のグラフを示す。
本発明の第3実施形態に係る液晶光制御素子の構成(第5の構成)と拡散の状態を示す。
本発明の第3実施形態に係る液晶光制御素子の構成(第5の構成)と拡散の状態を示す。
参考例に係る液晶光制御素子の構成と拡散の状態を示す。
本発明の第3実施形態に係る液晶光制御素子の輝度-角度特性のグラフを示す。
本発明の一実施形態に係る照明装置の斜視図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下、本発明の実施の形態を、図面等を参照しながら説明する。但し、本発明は多くの異なる態様で実施することが可能であり、以下に例示する実施の形態の記載内容に限定して解釈されるものではない。図面は説明をより明確にするため、実際の態様に比べ、各部の幅、厚さ、形状等について模式的に表される場合があるが、あくまで一例であって、本発明の解釈を限定するものではない。また、本明細書と各図において、既出の図に関して前述したものと同様の要素には、同一の符号(又は数字の後にa、bなどを付した符号)を付して、詳細な説明を適宜省略することがある。さらに各要素に対する「第1」、「第2」と付記された文字は、各要素を区別するために用いられる便宜的な標識であり、特段の説明がない限りそれ以上の意味を有しない。
【0009】
本明細書において、ある部材又は領域が他の部材又は領域の「上に(又は下に)」あるとする場合、特段の限定がない限りこれは他の部材又は領域の直上(又は直下)にある場合のみでなく他の部材又は領域の上方(又は下方)にある場合を含み、すなわち、他の部材又は領域の上方(又は下方)において間に別の構成要素が含まれている場合も含む。
【0010】
本明細書において、「旋光」とは直線偏光成分が液晶層を通過する際にその偏光軸を回転させる現象をいう。
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
個人
ライトグリップ
3日前
恵和株式会社
光学素子
3日前
キヤノン株式会社
画像表示装置
3日前
クアーズテック合同会社
蛍光体プレート
3日前
キヤノン株式会社
光学機器およびその制御方法
3日前
キヤノン株式会社
光学装置及び撮像装置
3日前
株式会社アマダ
ガルバノミラー及びレーザ加工機
3日前
パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社
車載用カメラ
4日前
パナソニックオートモーティブシステムズ株式会社
車載用カメラ
4日前
アルプスアルパイン株式会社
レンズ駆動装置及びカメラモジュール
3日前
アルプスアルパイン株式会社
レンズ駆動装置及びカメラモジュール
3日前
国立大学法人東京科学大学
90度光ハイブリッド及び光復号装置
3日前
株式会社マグネスケール
光周波数の遠隔校正システム
3日前
キヤノン株式会社
焦点調節装置及び方法、及び電子機器
3日前
富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社
光デバイス、及び光トランシーバ
3日前
株式会社半導体エネルギー研究所
表示装置
3日前
住友ベークライト株式会社
エレクトロクロミックシートおよびエレクトロクロミック装置
3日前
MFオプテックス株式会社
反射防止膜及びそれが設けられた光学部品
3日前
シャープディスプレイテクノロジー株式会社
半透過型液晶表示装置
3日前
レノボ・シンガポール・プライベート・リミテッド
情報処理装置
3日前
株式会社アマダ
レーザ加工機
3日前
シャープディスプレイテクノロジー株式会社
半透過型液晶表示装置
3日前
旭化成エレクトロニクス株式会社
ICチップ、制御方法、及び生成方法
3日前
キヤノン株式会社
焦点検出装置及び方法、電子機器、プログラム及び記憶媒体
3日前
株式会社ジャパンディスプレイ
液晶光学素子及び表示装置
3日前
京セラドキュメントソリューションズ株式会社
光走査装置およびそれを備えた画像形成装置
3日前
株式会社ジャパンディスプレイ
調光装置
3日前
キヤノン株式会社
ズームレンズ及びそれを有する撮像装置
3日前
三菱電機株式会社
配光制御レンズ及び配光制御レンズを備えた照明装置
3日前
スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー
偏光子フィルム
5日前
DIC株式会社
カラーフィルタ用インク組成物、光変換層及びカラーフィルタ
3日前
株式会社ツジデン
光集光補助フィルム、該光集光補助フィルムを搭載するエッジライト型バックライトユニット、及び該エッジライト型バックライトを搭載する液晶表示装置。
3日前
マジック リープ, インコーポレイテッド
メタ表面のための反射防止コーティング
3日前
ブライトビュー テクノロジーズ, インコーポレイテッド
改良された効率を伴うエッジライト型バックライトユニット
5日前
アヤー・ラブス・インコーポレーテッド
光データ通信システム用レーザモジュール
5日前
エヌサルミック ホールディング ピーティーワイ リミテッド
近視管理のためのコンタクトレンズソリューション
5日前
他の特許を見る