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公開番号2025010793
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-23
出願番号2023113009
出願日2023-07-10
発明の名称測光装置及び校正システム、校正方法並びにプログラム
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人個人
主分類G01J 3/02 20060101AFI20250116BHJP(測定;試験)
要約【課題】ディスプレイの発光特性にかかわらず、減光部材の光路への挿抜によって生じる誤差を抑制するための高精度な校正を行うことができる測光装置及び校正システム、校正方法並びにプログラムを提供する。
【解決手段】ディスプレイ1からの被測定光2の光路に対して挿抜可能に配置された減光部材40と、減光部材が光路内に挿入されている状態と挿入されていない状態との計測誤差を抑制する校正係数を生成するために、減光部材が光路内に挿入されている状態での被測定光の測光値と、挿入されていない状態での被測定光の測光値を取得する取得手段17を備え、取得手段は、減光部材が光路内に挿入されている状態から挿入されていない状態への切り替えと、挿入されていない状態から挿入されている状態への切り替えを含む少なくとも2回以上の切り替えが行われたときの各状態で測光された少なくとも合計3個以上の測光値を取得する。
【選択図】図4
特許請求の範囲【請求項1】
ディスプレイからの被測定光の光路に対して挿抜可能に配置された減光部材と、
前記減光部材が光路内に挿入されている状態と挿入されていない状態との計測誤差を抑制する校正係数を生成するために、前記減光部材が光路内に挿入されている状態での被測定光の測光値と、挿入されていない状態での被測定光の測光値を取得する取得手段と、
を備え、
前記取得手段は、減光部材が光路内に挿入されている状態から挿入されていない状態への切り替えと、挿入されていない状態から挿入されている状態への切り替えを含む少なくとも2回以上の切り替えが行われたときの各状態で測光された少なくとも合計3個以上の測光値を、前記校正係数の生成用の測光値として取得することを特徴とする測光装置。
続きを表示(約 760 文字)【請求項2】
前記取得手段により取得された前記校正係数の生成用の測光値を用いて、前記校正係数を生成する生成手段をさらに備えている請求項1に記載の測光装置。
【請求項3】
校正時の基準色が複数である場合において、前記基準色に合わせて切り替え回数か測光条件の少なくとも何れかを変更する請求項1または2に記載の測光装置。
【請求項4】
前記減光部材が光路内に挿入されている状態と挿入されていない状態のそれぞれに対応する測光値は、重み付けされた平均値から生成される請求項1または2に記載の測光装置。
【請求項5】
前記切り替えの回数をユーザーが指定できる請求項1または2に記載の測光装置。
【請求項6】
前記取得手段は、基準色を設定した状態で減光部材の挿抜切り替えを行った時の測光値を取得する請求項1または2に記載の測光装置。
【請求項7】
前記取得手段による測光値取得前にプレ測光を行い、ユーザーに飽和度を通知する請求項1または2に記載の測光装置。
【請求項8】
前記取得手段による測光値の取得は、減光部材が光路内に挿入されていない状態から開始される請求項1または2に記載の測光装置。
【請求項9】
請求項1に記載の測光装置と、
前記測光装置の取得手段により取得された前記校正係数の生成用の測光値を用いて、前記校正係数を生成する生成手段と、
を備えたことを特徴とする校正システム。
【請求項10】
校正時の基準色が複数である場合において、前記基準色に合わせて切り替え回数か測光条件の少なくとも何れかを変更する請求項9に記載の校正システム。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、例えばスマートホンや液晶モニタ等のディスプレイから出射される光の輝度や色度等を計測可能な測光装置、及びこの測光装置の校正を行う校正システム、校正方法並びにプログラムに関する。
続きを表示(約 1,200 文字)【背景技術】
【0002】
上記のような測光装置として、図12に示すように、ディスプレイ200からの被測定光201を複数に分岐する分岐光学系120を備えた測光装置100が知られている(例えば特許文献1)。
【0003】
この測光装置は、凸レンズ等からなる対物光学系110と、分岐光学系120と、測色光学系130~150を備えている。分岐光学系120には一例としてバンドルファイバが用いられる。バンドルファイバは、径の小さな素線ファイバを複数本束ね、出射端(出口)側でそれをランダムに複数(例えばCIE(国際照明委員会)で規定されている等色関数X,Y,Zの3刺激値に対応した3つ)
に分岐して複数本ずつ束ねたものである。また、分岐光学系12として拡散板が用いられる場合もある。
【0004】
測色光学系130~150としては、例えば波長選択フィルタと受光素子である受光センサが、分岐光学系120の分岐数と等しい数だけ組み合わされて用いられる。
【0005】
各受光センサで受光された光は電気信号に変換されたのち、対応する電気処理部161a~161cでI/V変換、増幅等の処理を施されたのち、受光データとして制御部162に入力される。制御部162は、入力された受光データを基に演算を行い、測定値を算出する。
【0006】
ところで、昨今、スマートホン等には、輝度ダイナミックレンジの広いディスプレイが使用されている。このため、測光装置100には、ガンマ検査・調整などを行う際に、暗い輝度から明るい輝度まで測定できる性能を有していることが要請されている。
【0007】
測光装置100のダイナミックレンジを広げるためには、受光センサの光電変換能力(受光センサの飽和)、電気処理部161a~161cの設計条件の制約から、受光光量を制御する必要がある。このために、ディスプレイ200から放射され受光センサに入射するまでの被測定光201の光路中に、ディスプレイ200の明るさに応じて減光部材を挿抜することが考えられる。
【0008】
しかし、ダイナミックレンジを広げるために減光部材を挿抜すると、挿入した状態と挿入しない状態とで測定値に差異を生じる。
【0009】
そこで、減光部材の挿抜による差異を解消するため、測光装置の校正を行うことが考えられる。このような校正には、減光部材を被測定光の光路に挿入した状態と挿入しない状態の2状態での測光を行い、これらの測光値を用いて校正係数を生成することが必要となる。
【0010】
ディスプレイの発光が安定している場合、具体的には発光周期が定周期で発光波形も不変である場合、上記2状態を単純測光することで要求精度を満たす校正係数を生成することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
(【0011】以降は省略されています)

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