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公開番号2025008519
公報種別公開特許公報(A)
公開日2025-01-20
出願番号2023110754
出願日2023-07-05
発明の名称リーダライタ及びその制御方法
出願人オムロン株式会社
代理人個人
主分類G06K 7/10 20060101AFI20250109BHJP(計算;計数)
要約【課題】他のリーダライタと他のRFIDタグとの交信に影響を及ぼす可能性を低減する。
【解決手段】リーダライタ(1)は、電圧調整部(14)を備え、電圧調整部(14)は、データを正常に読み取ることが可能であったRFIDタグ(2)の読み取り時における受信信号の受信電圧に応じて、RFIDタグ(2)への書き込み時における送信信号の送信電圧を調整する。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
RFIDタグの読み取り時に前記RFIDタグから受信した受信信号の受信電圧を測定する電圧測定部と、
前記RFIDタグへの書き込み時に前記RFIDタグへ送信する送信信号の送信電圧を調整する電圧調整部と、を備え、
前記電圧調整部は、データを正常に読み取ることが可能であった前記RFIDタグの読み取り時における前記受信電圧に応じて、前記RFIDタグへの書き込み時における前記送信電圧を調整する、リーダライタ。
続きを表示(約 590 文字)【請求項2】
前記電圧調整部は、測定された読み取り時における前記受信電圧が閾値未満であるとき、前記RFIDタグへの書き込み時における前記送信電圧を、前記RFIDタグの読み取り時における前記送信電圧よりも高くする、請求項1に記載のリーダライタ。
【請求項3】
前記電圧調整部は、測定された前記受信電圧が前記閾値よりも低くなるほど、書き込み時における前記送信電圧を高くする、請求項2に記載のリーダライタ。
【請求項4】
LF帯に属する周波数の電磁波又は交流磁界により前記RFIDタグと交信を行う交信部を更に備える、請求項1から3のいずれか1項に記載のリーダライタ。
【請求項5】
RFIDタグとの間にて交信を行うリーダライタを制御する制御方法であって、
前記RFIDタグの読み取り時に前記RFIDタグから受信した受信信号の受信電圧を測定する電圧測定処理と、
前記RFIDタグへの書き込み時に前記RFIDタグへ送信する送信信号の送信電圧を調整する電圧調整処理と、を含み、
前記電圧調整処理において、前記受信信号のデータを正常に読み取ることが可能であった前記RFIDタグの読み取り時における前記受信電圧に応じて、前記RFIDタグへの書き込み時における前記送信電圧を調整する、リーダライタの制御方法。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、リーダライタ及びその制御方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)【背景技術】
【0002】
従来、電磁波又は磁界を用いて近距離の無線通信を行うRFID(Radio Frequency Identification)技術が知られている。RFID技術において、リーダライタは、RFIDタグと交信し、RFIDタグのデータの読み取り、及びRFIDタグへのデータの書き込みを行う。
【0003】
RFIDタグへのデータの書き込み時の電力は、RFIDタグのデータの読み取り時の電力よりも大きな電力を消費することが知られている。そのため、データの書き込みが可能となるリーダライタとRFIDタグとの間の交信可能距離は、データの読み取りが可能となるリーダライタとRFIDタグとの間の交信可能距離よりも短くなる。データの読み取り時の送信電力とデータの書き込み時の送信電力とを同一にする場合、リーダライタは、特定の位置に位置するRFIDタグに対して、データの読み取りを行うことはできるが、データの書き込みを行うことができない可能性がある。
【0004】
例えば、特許文献1には、交信可能な非接触ICカードを検出する問合せ信号と、書き込み時におけるデータ信号とで、送信出力を異ならせる技術が開示されている。特許文献1では、ICカードリーダライタは、問合せ信号の送信出力を低くし、書き込み時におけるデータ信号の送信出力を高くしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2004-220492号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1のICカードリーダライタは、書き込み時におけるデータ信号の送信出力を、問合せ信号の送信出力よりも常に高くしている。そのため、書き込み時のデータ信号の送信出力を高くすると、ICカードリーダライタによりデータの書き込み可能な交信可能距離が常に広がってしまう。
【0007】
例えば、リーダライタによる交信が可能となる交信可能距離が広がることにより、リーダライタの交信可能な範囲内に他のリーダライタ及び他のRFIDタグが存在する状況が考えられる。このような状況において、RFIDタグとの交信時にリーダライタから送信される電磁波又は磁界が、他のリーダライタが他のRFIDタグとの交信時に送信される電磁波又は磁界と干渉してしまう可能性が有る。その結果、他のリーダライタと他のRFIDタグとの間における交信が失敗する可能性が有る。
【0008】
本開示の一態様は、データの書き込み時において、適切に交信を行うことができるリーダライタを実現することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係るリーダライタは、RFIDタグの読み取り時に前記RFIDタグから受信した受信信号の受信電圧を測定する電圧測定部と、前記RFIDタグへの書き込み時に前記RFIDタグへ送信する送信信号の送信電圧を調整する電圧調整部と、を備え、前記電圧調整部は、データを正常に読み取ることが可能であった前記RFIDタグの読み取り時における前記受信電圧に応じて、前記RFIDタグへの書き込み時における前記送信電圧を調整する。
【0010】
上記構成によれば、データの書き込み時における送信電圧を必要な場合に高くすることができる。これにより、データの書き込み時において、他のリーダライタと他のRFIDタグとの交信に影響を及ぼす可能性を低減することができる。そのため、RFIDと適切に交信を行うことができる。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する

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