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公開番号
2025008350
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-20
出願番号
2023110451
出願日
2023-07-05
発明の名称
分注装置および前処理装置
出願人
株式会社島津製作所
代理人
弁理士法人深見特許事務所
主分類
G01N
35/10 20060101AFI20250109BHJP(測定;試験)
要約
【課題】チップホルダに保持されているチップの数に応じて、ノズルにチップを装着する際にチップに与えられる荷重を適切に制御する。
【解決手段】分注装置は、チップホルダへ分注体を移動させることにより、分注体のノズルへチップを装着させる移動機構と、制御装置とを備える。移動機構は、モータを含む。制御装置は、モータの負荷を特定し(ステップS8)、特定した負荷に応じて、上限値を超えないように駆動電流の値を調整する(ステップS10)。制御装置は、チップホルダに保持されているチップの数に基づいて、駆動電流の上限値を設定する(ステップS3)。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
チップを介して液体の吸引および吐出を行う分注装置であって、
複数のノズルが配置された分注体と、
前記チップを保持する複数のエリアが形成されたチップホルダが配置されるテーブルと、
前記テーブルに配置された前記チップホルダへ前記分注体を移動させることにより、前記複数のノズルのいずれかと対応する位置で保持されている前記チップを、対応するノズルへ装着させる移動機構と、
前記移動機構を制御する制御装置とを備え、
前記移動機構は、
モータと、
前記モータの駆動状況を検出するセンサとを含み、
前記制御装置は、前記センサの検出値に基づいて前記モータの負荷を特定し、特定した負荷に応じて前記モータの駆動電流の値を調整し、
前記制御装置は、前記チップホルダに保持されている前記チップの数に基づいて、前記駆動電流の上限値を設定し、前記上限値を超えないように前記駆動電流の値を調整する、分注装置。
続きを表示(約 480 文字)
【請求項2】
前記制御装置は、前記モータの負荷が基準値を超える場合、前記モータの駆動を停止させる、請求項1に記載の分注装置。
【請求項3】
前記制御装置は、前記上限値を決定するためのデータが格納されたメモリを有し、
前記データは、前記チップホルダで保持可能な前記チップの最大数に対応する、前記駆動電流の上限値であり、
前記制御装置は、前記最大数と、前記チップホルダに保持されている前記チップの数と、前記データとを用いて、前記チップホルダに保持されている前記チップの数に対応する、前記駆動電流の上限値を算出する、請求項1または請求項2に記載の分注装置。
【請求項4】
前記制御装置は、ユーザによって入力されたユーザデータを受信する通信インタフェースを含み、
前記制御装置は、前記ユーザデータに基づいて、前記チップホルダに保持されている前記チップの数を特定する、請求項1または請求項2に記載の分注装置。
【請求項5】
請求項1または請求項2に記載の分注装置を含む、前処理装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、分注装置および前処理装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、分注装置、および分注装置を含む前処理装置が知られている。前処理装置は、分注装置を用いて試料を分注した後、試料に含まれる細胞に対して前処理を行う。前処理には、たとえば、遠心分離、液体除去、試薬供給、攪拌、および抽出などの各種の処理が含まれる。
【0003】
分注装置は、複数のノズルが配列された分注体を備える。分注装置は、チップを保持する複数のエリアが形成されたチップホルダに分注体を移動させ、複数のノズルのいずれかと対応する位置で保持されているチップを、対応するノズルへ装着させる。
【0004】
特開2022-067296号公報(特許文献1)には、チップホルダに保持されている複数のチップが装着される際、モータへの過負荷が上限値を超えると、モータの駆動力の伝達を遮断する、分注装置が開示されている。
【0005】
ノズルにチップを装着する際にチップに与えられる荷重が大き過ぎると、チップがチップホルダにめり込むなどの不具合が発生するおそれがある。したがって、ノズルにチップを装着する際にチップに与えられる荷重を適切な大きさに制限することが重要である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
特開2022-067296号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、チップホルダに搭載されるチップの数は、前処理の対象等に応じて異なる場合がある。特開2022-067296号公報に記載の分注装置では、チップホルダに保持されているチップの数に応じて、適切に荷重を制御することができないという問題があった。
【0008】
本開示は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、その目的は、チップホルダに保持されているチップの数に応じて、ノズルにチップを装着する際にチップに与えられる荷重を適切に制御することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本開示に関わる分注装置は、チップを介して液体の吸引および吐出を行う分注装置であって、複数のノズルが配置された分注体と、チップを保持する複数のエリアが形成されたチップホルダが配置されるテーブルと、テーブルに配置されたチップホルダへ分注体を移動させることにより、複数のノズルのいずれかと対応する位置で保持されているチップを、対応するノズルへ装着させる移動機構と、移動機構を制御する制御装置とを備え、移動機構は、モータと、モータの駆動状況を検出するセンサとを含み、制御装置は、センサの検出値に基づいてモータの負荷を特定し、特定した負荷に応じてモータの駆動電流の値を調整し、制御装置は、チップホルダに保持されているチップの数に基づいて、駆動電流の上限値を設定し、上限値を超えないように駆動電流の値を調整する。
【発明の効果】
【0010】
本開示によれば、チップホルダに保持されているチップの数に応じて、ノズルにチップを装着する際にチップに与えられる荷重を適切に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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