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公開番号
2025007691
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023109263
出願日
2023-07-03
発明の名称
エレベーター、ドア制御装置及びエレベーターのドア制御方法
出願人
株式会社日立製作所
代理人
弁理士法人信友国際特許事務所
主分類
B66B
13/14 20060101AFI20250109BHJP(巻上装置;揚重装置;牽引装置)
要約
【課題】ドアモータの温度が過剰に上昇することを防止できるエレベーター、ドア制御装置及びエレベーターのドア制御方法を提供する。
【解決手段】ドア1の開閉動作10を制御するドア制御装置を備えている。ドア制御装置10は、ドアモータ2のトルクを制御するドア開閉制御部13と、閉端検出スイッチ4が検出した検出信号及びエンコーダ3が検出した信号、ドアモータ2のトルク信号に基づいて、閉端検出スイッチ4の異常を判定する閉端検出スイッチ異常判定部12と、を有している。そして、閉端検出スイッチ異常判定部12は、ドアモータ2のトルクが制限トルクで所定の時間継続した場合、ドアモータのトルクを制限トルクよりも小さい待機トルクに設定する。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
乗りかご又は前記乗りかごが停止する乗降階に設けたドアと、
前記ドアを開閉駆動するドアモータと、
前記ドアの閉端位置を検出する閉端検出スイッチと、
前記ドアの位置を検出するエンコーダと、
前記ドアモータのトルクを制御し、前記ドアの開閉動作を制御するドア制御装置と、を備え、
前記ドア制御装置は、
前記ドアモータのトルクを制御するドア開閉制御部と、
前記閉端検出スイッチが検出した検出信号及び前記エンコーダが検出した信号、前記ドアモータのトルク信号に基づいて、前記閉端検出スイッチの異常を判定する閉端検出スイッチ異常判定部と、を有し、
前記閉端検出スイッチ異常判定部は、前記ドアモータのトルクが制限トルクで所定の時間継続した場合、前記ドアモータのトルクを前記制限トルクよりも小さい待機トルクに設定する
エレベーター。
続きを表示(約 1,200 文字)
【請求項2】
前記閉端検出スイッチ異常判定部は、前記閉端検出スイッチが検出した検出信号及び前記エンコーダが検出した信号に基づいて、前記閉端検出スイッチの異常を仮検出し、
前記ドア開閉制御部は、前記閉端検出スイッチ異常判定部が前記閉端検出スイッチの異常を仮検出した場合、前記ドアモータのトルクを制限トルクに制御し、
前記閉端検出スイッチ異常判定部は、前記ドアモータのトルクが前記制限トルクで所定の時間継続した場合、前記閉端検出スイッチの異常を本検出し、前記ドアモータのトルクを前記待機トルクに設定する
請求項1に記載のエレベーター。
【請求項3】
前記ドア開閉制御部は、前記閉端検出スイッチ異常判定部が前記閉端検出スイッチの異常を本検出し、前記ドアモータのトルクを前記待機トルクに設定した後に、前記ドアを開閉可能に制御する
請求項2に記載のエレベーター。
【請求項4】
前記ドア開閉制御部は、前記閉端検出スイッチ異常判定部が前記閉端検出スイッチの異常を本検出した後に、ドア閉指令を受信すると、前記エンコーダが検出した信号及び前記ドアモータのトルク信号に基づいて、前記ドアモータを制御し、前記ドアの閉動作を行う
請求項3に記載のエレベーター。
【請求項5】
前記待機トルクは、前記ドアを閉端位置で保持させるドア保持トルクと同じ、又は0に設定される
請求項1に記載のエレベーター。
【請求項6】
エレベーターの乗りかご又は前記乗りかごが停止する乗降階に設けたドアの開閉動作を制御するドア制御装置において、
前記ドアを開閉駆動するドアモータのトルクを制御するドア開閉制御部と、
前記ドアの閉端位置を検出する閉端検出スイッチが検出した検出信号及び前記ドアの位置を検出するエンコーダが検出した信号、前記ドアモータのトルク信号に基づいて、前記閉端検出スイッチの異常を判定する閉端検出スイッチ異常判定部と、を有し、
前記閉端検出スイッチ異常判定部は、前記ドアモータのトルクが制限トルクで所定の時間継続した場合、前記ドアモータのトルクを前記制限トルクよりも小さい待機トルクに設定する
ドア制御装置。
【請求項7】
エレベーターの乗りかご又は前記乗りかごが停止する乗降階に設けたドアの開閉動作を制御するエレベーターのドア制御方法において、
前記ドアの閉端位置を検出する閉端検出スイッチが検出した検出信号及び前記ドアの位置を検出するエンコーダが検出した信号を取得する処理と、
前記閉端検出スイッチが検出した検出信号及び前記エンコーダが検出した信号に基づいて、前記ドアを開閉駆動するドアモータのトルクを制限トルクに制御する処理と、
前記ドアモータのトルクが制限トルクで所定の時間継続した場合、前記ドアモータのトルクを前記制限トルクよりも小さい待機トルクに設定する処理と、
を含むエレベーターのドア制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、エレベーター、ドア制御装置及びエレベーターのドア制御方法に関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、エレベーターでは、乗りかごが乗場に着床した際にかごドアと乗場ドアが係合することにより、両ドアが連動して戸開閉する構成になっている。また、乗りかごや乗降階には、ドアの閉端位置を検出する閉端検出スイッチが設けられている。そして、ドアの閉端位置で停止中に閉端検出スイッチに異常が発生した場合、ドアを閉じさせるためドアモータのトルクは増加していた。
【0003】
ドアモータのトルクを制御する技術としては、例えば、特許文献1に記載されているようなものがある。特許文献1には、エレベーターの起動指令を受けて速度指令を発生し、この速度指令と実速度との偏差によりエレベーターを駆動するモータのトルク指令を演算するエレベーターの制御装置が記載されている。そして、特許文献1には、トルク指令の2乗平均を演算する手段と、2乗平均と予め設定した設定値との大小を判断する手段と、判断結果に応じて起動指令の頻度を変更する起動頻度変更手段とを備えることが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2000-272845号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、閉端検出スイッチに異常が発生し、ドアモータの過負荷を検出するまでに時間がかかり、ドアモータの温度が過剰に上昇していた。そのため、特許文献1に記載された技術では、温度が上昇したドアモータを冷却ささせるために、ドアの開閉動作を停止させる必要があり、利便性が低下する、という問題を有していた。
【0006】
本目的は、上記の問題点を考慮し、ドアモータの温度が過剰に上昇することを防止できるエレベーター、ドア制御装置及びエレベーターのドア制御方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決し、本目的を達成するため、エレベーターは、乗りかご又は乗りかごが停止する乗降階に設けたドアと、ドアを開閉駆動するドアモータと、ドアの閉端位置を検出する閉端検出スイッチと、ドアの位置を検出するエンコーダとを備えている。また、エレベーターは、ドアモータのトルクを制御し、ドアの開閉動作を制御するドア制御装置を備えている。
ドア制御装置は、ドアモータのトルクを制御するドア開閉制御部と、閉端検出スイッチが検出した検出信号及びエンコーダが検出した信号、ドアモータのトルク信号に基づいて、閉端検出スイッチの異常を判定する閉端検出スイッチ異常判定部と、を有している。そして、閉端検出スイッチ異常判定部は、ドアモータのトルクが制限トルクで所定の時間継続した場合、ドアモータのトルクを制限トルクよりも小さい待機トルクに設定する。
【0008】
また、ドア制御装置は、エレベーターの乗りかご又は乗りかごが停止する乗降階に設けたドアの開閉動作を制御するドア制御装置である。ドア制御装置は、ドアを開閉駆動するドアモータのトルクを制御するドア開閉制御部と、ドアの閉端位置を検出する閉端検出スイッチが検出した検出信号及びドアの位置を検出するエンコーダが検出した信号、ドアモータのトルク信号に基づいて、閉端検出スイッチの異常を判定する閉端検出スイッチ異常判定部と、を有している。そして、閉端検出スイッチ異常判定部は、ドアモータのトルクが制限トルクで所定の時間継続した場合、ドアモータのトルクを制限トルクよりも小さい待機トルクに設定する。
【0009】
また、エレベーターのドア制御方法は、エレベーターの乗りかご又は乗りかごが停止する乗降階に設けたドアの開閉動作を制御するエレベーターのドア制御方法において、以下(1)から(3)に示す処理を含む。
(1)ドアの閉端位置を検出する閉端検出スイッチが検出した検出信号及びドアの位置を検出するエンコーダが検出した信号を取得する処理。
(2)閉端検出スイッチが検出した検出信号及びエンコーダが検出した信号に基づいて、ドアを開閉駆動するドアモータのトルクを制限トルクに制御する処理。
(3)ドアモータのトルクが制限トルクで所定の時間継続した場合、ドアモータのトルクを制限トルクよりも小さい待機トルクに設定する処理。
【発明の効果】
【0010】
上記構成のエレベーター、ドア制御装置及びエレベーターのドア制御方法によれば、ドアモータの温度が過剰に上昇することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)
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