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公開番号
2025007559
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023109043
出願日
2023-07-03
発明の名称
電源ユニット及びその制御方法
出願人
富士通株式会社
代理人
個人
,
個人
主分類
H02J
1/12 20060101AFI20250109BHJP(電力の発電,変換,配電)
要約
【課題】効率の低下を抑制可能な電源ユニットを提供すること。
【解決手段】第1配線に流れる第1出力電流が零のとき、前記第1配線への第1出力電圧を第1電圧に設定し、前記第1出力電流の増加に応じて前記第1出力電圧を低下させる第1電源と、前記第1配線に接続される第2配線に流れる第2出力電流が零のとき、前記第2配線への第2出力電圧を前記第1電圧よりも低い第2電圧に設定し、前記第1出力電圧が前記第2電圧まで低下すると、前記第2出力電流を供給する第2電源と、を備える、電源ユニット。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
第1配線に流れる第1出力電流が零のとき、前記第1配線への第1出力電圧を第1電圧に設定し、前記第1出力電流の増加に応じて前記第1出力電圧を低下させる第1電源と、
前記第1配線に接続される第2配線に流れる第2出力電流が零のとき、前記第2配線への第2出力電圧を前記第1電圧よりも低い第2電圧に設定し、前記第1出力電圧が前記第2電圧まで低下すると、前記第2出力電流を供給する第2電源と、を備える、電源ユニット。
続きを表示(約 1,300 文字)
【請求項2】
前記第2電源は、前記第1出力電圧が前記第2電圧まで低下すると、前記第2出力電流の増加に応じて前記第2出力電圧を低下させる、請求項1に記載の電源ユニット。
【請求項3】
前記第2電源は、前記第1出力電圧が前記第2電圧まで低下すると、前記第2出力電圧が前記第1出力電圧と揃うように、前記第2出力電流の増加に応じて前記第2出力電圧を低下させる、請求項2に記載の電源ユニット。
【請求項4】
前記第2電源は、前記第1出力電圧が前記第2電圧まで低下すると、前記第2出力電圧が前記第1出力電圧と揃い、かつ、前記第2出力電流が前記第1出力電流と揃うように、前記第2出力電流の増加に応じて前記第2出力電圧を低下させる、請求項3に記載の電源ユニット。
【請求項5】
前記第2電源は、前記第2出力電流が閾値電流よりも高いとき、前記第2出力電圧が前記第1出力電圧と揃い、かつ、前記第2出力電流が前記第1出力電流と揃うように、前記第2出力電流の増加に応じて前記第2出力電圧を低下させる、請求項4に記載の電源ユニット。
【請求項6】
前記第2電源は、前記第2出力電流が前記閾値電流よりも低いとき、前記第2出力電圧が前記第1出力電圧と揃うように、前記第2出力電流の増加に応じて前記第2出力電圧を低下させる、請求項5に記載の電源ユニット。
【請求項7】
前記第2電源は、前記第1出力電圧が前記第2電圧まで低下すると、前記第1出力電流の増加に対して前記第1出力電圧が低下する傾きと同じ傾きで、前記第2出力電流の増加に応じて前記第2出力電圧を低下させる、請求項2に記載の電源ユニット。
【請求項8】
前記第2電源は、前記第1出力電圧が前記第2電圧まで低下すると、前記第1出力電流の増加に対して前記第1出力電圧が低下する傾きよりも緩い傾きで、前記第2出力電流の増加に応じて前記第2出力電圧を低下させる、請求項2に記載の電源ユニット。
【請求項9】
前記第2電源は、
前記第2出力電流が閾値電流よりも低いとき、前記第1出力電流の増加に対して前記第1出力電圧が低下する傾きよりも緩い傾きで、前記第2出力電流の増加に応じて前記第2出力電圧を低下させ、
前記第2出力電流が前記閾値電流よりも高いとき、前記第1出力電流の増加に対して前記第1出力電圧が低下する傾きと同じ傾きで、前記第2出力電流の増加に応じて前記第2出力電圧を低下させる、請求項2に記載の電源ユニット。
【請求項10】
第1配線に第1出力電流を供給する第1電源と、前記第1配線に接続される第2配線に第2出力電流を供給する第2電源とを備える電源ユニットの制御方法であって、
前記第1出力電流が零のとき、前記第1電源から前記第1配線への第1出力電圧を第1電圧に設定し、前記第1出力電流の増加に応じて前記第1出力電圧を低下させ、
前記第2出力電流が零のとき、前記第2電源から前記第2配線への第2出力電圧を前記第1電圧よりも低い第2電圧に設定し、前記第1出力電圧が前記第2電圧まで低下すると、前記第2電源から前記第2配線に前記第2出力電流を供給させる、電源ユニットの制御方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、電源ユニット及びその制御方法に関する。
続きを表示(約 1,700 文字)
【背景技術】
【0002】
並列に接続されている複数の電源モジュールを有する電源システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-040426号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、並列に接続される複数の電源が共通の負荷に出力する電圧が互いに同じ電圧値に設定されている場合、負荷電流を負担する割合が複数の電源間で同じになる。そのため、複数の電源にかかる総負荷が低い状態などでは、複数の電源の各々の効率が低下する場合がある。
【0005】
本開示は、効率の低下を抑制可能な電源ユニット及びその制御方法を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、
第1配線に流れる第1出力電流が零のとき、前記第1配線への第1出力電圧を第1電圧に設定し、前記第1出力電流の増加に応じて前記第1出力電圧を低下させる第1電源と、
前記第1配線に接続される第2配線に流れる第2出力電流が零のとき、前記第2配線への第2出力電圧を前記第1電圧よりも低い第2電圧に設定し、前記第1出力電圧が前記第2電圧まで低下すると、前記第2出力電流を供給する第2電源と、を備える、電源ユニットを提供する。
【0007】
また、本開示は、
第1配線に第1出力電流を供給する第1電源と、前記第1配線に接続される第2配線に第2出力電流を供給する第2電源とを備える電源ユニットの制御方法であって、
前記第1出力電流が零のとき、前記第1電源から前記第1配線への第1出力電圧を第1電圧に設定し、前記第1出力電流の増加に応じて前記第1出力電圧を低下させ、
前記第2出力電流が零のとき、前記第2電源から前記第2配線への第2出力電圧を前記第1電圧よりも低い第2電圧に設定し、前記第1出力電圧が前記第2電圧まで低下すると、前記第2電源から前記第2配線に前記第2出力電流を供給させる、電源ユニットの制御方法を提供する。
【発明の効果】
【0008】
本開示によれば、電源ユニットの効率の低下を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
一実施形態の電源ユニットを備える電子装置の構成例を示す図である。
電源の効率カーブの一例を示す特性図である。
各電源の出力特性を第1設定例で設定する場合に使用する二つのドループ特性を示す図である。
各電源の出力特性を第1設定例で設定する場合の、装置負荷率と出力電流と出力電圧との関係を示す図である。
各電源の出力特性を第1設定例で設定する場合の損失低減効果を示す図である。
各電源の出力特性を第2設定例で設定する場合に使用する二つのドループ特性を示す図である。
各電源の出力特性を第2設定例で設定する場合の、装置負荷率と出力電流と出力電圧との関係を示す図である。
各電源の出力特性を第2設定例で設定する場合の損失低減効果を示す図である。
各電源の出力特性を第3設定例で設定する場合に使用する二つのドループ特性を示す図である。
各電源の出力特性を第3設定例で設定する場合の、装置負荷率と出力電流と出力電圧との関係を示す図である。
各電源の出力特性を第3設定例で設定する場合の損失低減効果を示す図である。
電源の構成例を示すブロック図である。
ドループの傾き及びオフセットの調整回路を例示する図である。
装置制御部の動作例を示すフローチャートである。
電源の動作例を示すフローチャートである。
制御装置のハードウェア構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、実施形態を説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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