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公開番号
2025005853
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-17
出願番号
2023106254
出願日
2023-06-28
発明の名称
測量方法、および測量プログラム
出願人
株式会社トプコン
代理人
弁理士法人前川知的財産事務所
主分類
G01C
15/00 20060101AFI20250109BHJP(測定;試験)
要約
【課題】測量者が水平表示部を注視しながら操作可能な測定指示部により測量器械装置に測定指示を送信できるようにすること
【解決手段】標的210の位置を追尾し測定する測量器械装置100と、標的210を保持する標的保持体200と、水平表示部410を有する水平器400と、測量者Wの指示により標的210の位置を測量する指示を測量器械装置に送信する測定指示部321を有する測定指示装置300と、を用いて、測量者Wが標的保持体200の先端221を測定対象Tに接触させる標的設置ステップと、測量者Wが水平表示部410を視認して垂直性を確認する垂直確認ステップと、測量者Wが水平表示部410を注視しながら操作可能な測定指示部321により測量器械装置100に測定指示を送信する測定指示ステップと、測量器械装置100が受信した測定指示に基づいて、標的210の位置を測定する測定ステップと、を行う。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
光線を用いて標的の位置を自動追尾し測定可能な測量器械装置と、
前記標的を保持し先端から前記標的までの長さが既知である直線状の標的保持体と、
前記標的保持体の先端を測定対象に接触させた状態で前記標的保持体の向きの垂直性をリアルタイムに表示する水平表示部を有する水平器と、
測量者の手指が接触又は離間していることを感知可能なセンサ部および前記標的の位置を測定する指示を前記測量器械装置に送信する測定指示部を有する測定指示装置と、を用いて、前記測量者が前記標的の位置を測定する測量方法であって、
前記測量者が前記標的保持体の先端を測定対象に接触させる標的設置ステップと、
前記測量者が前記測定指示装置の前記センサ部を手指で接触して測定を待機させる測定待機ステップと、
前記測量者が前記水平表示部を視認して垂直性を確認する垂直確認ステップと、
前記測量者が前記センサ部から手指を離間させ、前記センサ部が離間を検出すると前記測定指示部が前記測量器械装置に測定指示を送信する測定指示ステップと、
前記測量器械装置が受信した前記測定指示に基づいて、前記標的の位置を測定する測定ステップと、を行う測量方法。
続きを表示(約 850 文字)
【請求項2】
前記水平器は気泡管水平器である、請求項1に記載の測量方法。
【請求項3】
光線を用いて標的の位置を自動追尾し測定可能な測量器械装置と、
前記標的を保持し先端から前記標的までの長さが既知である直線状の標的保持体と、
前記標的保持体の先端を測定対象に接触させた状態で前記標的保持体の向きの垂直性をリアルタイムに表示する水平表示部を有する水平器と、
測量者の指示により前記標的の位置を測量する指示を前記測量器械装置に送信する測定指示部を有する測定指示装置と、を用いて、前記測量者が前記標的の位置を測定する測量方法であって、
前記測量者が前記標的保持体の先端を測定対象に接触させる標的設置ステップと、
前記測量者が前記水平表示部を視認して垂直性を確認する垂直確認ステップと、
前記測量者が前記水平表示部を注視しながら操作可能な前記測定指示部により前記測量器械装置に測定指示を送信する測定指示ステップと、
前記測量器械装置が受信した前記測定指示に基づいて、前記標的の位置を測定する測定ステップと、を行う測量方法。
【請求項4】
光線を用いて標的の位置を自動追尾し測定可能な測量器械装置と、前記標的を保持し先端から前記標的までの長さが既知である直線状の標的保持体と、前記標的保持体の先端を測定対象に接触させた状態で前記標的保持体の向きの垂直性をリアルタイムに表示する水平表示部を有する水平器と、を用いて行われる測量において、前記測量器械装置に前記標的の位置の測定を指示する測定指示装置に記憶され実行されるプログラムであって、
センサ部により、測量者の手指による接触を検知して測定を待機させる測定待機ステップと、
測定指示部により、前記センサ部が前記測量者の手指が離間したことを検出すると前記測量器械装置に測定指示を送信する測定指示ステップと、を実行させるための測量プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、測量方法、および測量プログラムに関するものである。
続きを表示(約 2,600 文字)
【背景技術】
【0002】
従来から、測量器械装置として、全站儀(Theodolite)と電子距離計(EDM)の機能を組み合わせたもので、角度と距離を同時に測定することができる高精度の電子測量装置として、トータルステーション(TS:Total station)が測量の現場では用いられている。
また、TSには、測定対象位置の標的となる再帰性反射プリズムが取り付けられたピンポールを自動追尾してその位置を測定する機能も備えられている。
近年は、これらのプリズムとTSを用いて測定対象の位置を測定する際に、現場において測量者タブレット端末等を用いて測定指示を送信する技術(特許文献1参照)も用いられている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2023-73151号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、プリズムとTSを用いて測定対象の位置を測定するためには、プリズムが地上から垂直に離間している距離が既知であることが必要である。プリズムを保持するピンポールは先端にピンを有しており、通常は、このピンを下にして地面等に対して垂直に立てることでピンポールの垂直性を担保し、プリズムが地面等から所定の高さにあると推定できる状態で位置の測定をするものである。
【0005】
しかしながら、ピンポールの垂直性はそれを手で保持する測量者が担保する必要がある。測量者はピンポールを一方の手で保持しながら、他方の手でTS等の測量器械装置に対して指示を送信するタブレット端末等も操作しなければならない。そのため、従来はピンポールに取り付けられた水平器を注視しながら、垂直性を確認しつつ、測量器械装置に対して測定指示を出さなければならなかった。より具体的には、ピンポールに設けられた水平器を注視して垂直性を確認しつつ、タイミングを見ながら垂直である瞬間に別装置として保持しているタブレット端末等の画面に表示された測定指示ボタンを押すといった作業が必要であった。
【0006】
そうすると、水平器を目視で確認した後に、タブレット端末等の画面に視線を移した後にボタンを押すという操作が必要になり、水平器から目を離してからボタンを押すまでの間に垂直性が保たれていないおそれがある。その場合、仮にピンポールが垂直でないタイミングで測定指示を送信してしまうと、プリズムの位置が正確に測定されないという問題があった。つまり、このような測定指示は熟練した測量者のなせる業であり、初心者には難しい作業であった。また、熟練者であっても集中力と時間の要する作業であった。
【0007】
そこで、本開示の目的は、光線を用いて標的の位置を自動追尾し測定可能な測量器械装置と、標的を保持し先端から標的までの長さが既知である直線状の標的保持体と、標的保持体の先端を測定対象に接触させた状態で前記標的保持体の向きの垂直性をリアルタイムに表示する水平表示部を有する水平器と、を用いて行われる測量において、測量者が水平表示部を注視しながら操作可能な測定指示部により測量器械装置に測定指示を送信できるようにすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記した目的を達成するために、本開示の測量方法は、光線を用いて標的の位置を自動追尾し測定可能な測量器械装置と、標的を保持し先端から標的までの長さが既知である直線状の標的保持体と、標的保持体の先端を測定対象に接触させた状態で標的保持体の向きの垂直性をリアルタイムに表示する水平表示部を有する水平器と、測量者の手指が接触又は離間していることを感知可能なセンサ部および標的の位置を測定する指示を測量器械装置に送信する測定指示部を有する測定指示装置と、を用いて、測量者が標的の位置を測定する測量方法であって、測量者が標的保持体の先端を測定対象に接触させる標的設置ステップと、測量者が測定指示装置のセンサ部を手指で接触して測定を待機させる測定待機ステップと、測量者が水平表示部を視認して垂直性を確認する垂直確認ステップと、測量者がセンサ部から手指を離間させ、センサ部が離間を検出すると測定指示部が測量器械装置に測定指示を送信する測定指示ステップと、測量器械装置が受信した測定指示に基づいて、標的の位置を測定する測定ステップと、を行う。
【0009】
また、本開示の測量方法は、光線を用いて標的の位置を自動追尾し測定可能な測量器械装置と、標的を保持し先端から標的までの長さが既知である直線状の標的保持体と、標的保持体の先端を測定対象に接触させた状態で標的保持体の向きの垂直性をリアルタイムに表示する水平表示部を有する水平器と、測量者の指示により標的の位置を測量する指示を測量器械装置に送信する測定指示部を有する測定指示装置と、を用いて、測量者が標的の位置を測定する測量方法であって、測量者が標的保持体の先端を測定対象に接触させる標的設置ステップと、測量者が水平表示部を視認して垂直性を確認する垂直確認ステップと、測量者が水平表示部を注視しながら操作可能な測定指示部により測量器械装置に測定指示を送信する測定指示ステップと、測量器械装置が受信した測定指示に基づいて、標的の位置を測定する測定ステップと、を行う。
【0010】
また、本開示の測量プログラムは、光線を用いて標的の位置を自動追尾し測定可能な測量器械装置と、標的を保持し先端から標的までの長さが既知である直線状の標的保持体と、標的保持体の先端を測定対象に接触させた状態で標的保持体の向きの垂直性をリアルタイムに表示する水平表示部を有する水平器と、を用いて行われる測量において、測量器械装置に標的の位置の測定を指示する測定指示装置に記憶され実行されるプログラムであって、センサ部により、測量者の手指による接触を検知して測定を待機させる測定待機ステップと、測定指示部により、センサ部が測量者の手指が離間したことを検出すると測量器械装置に測定指示を送信する測定指示ステップと、を実行させるためのものである。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
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