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公開番号
2025001990
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2025-01-09
出願番号
2023101840
出願日
2023-06-21
発明の名称
滑り軸受焼付き予兆検知方法および該装置
出願人
株式会社神戸製鋼所
代理人
個人
,
個人
主分類
G01M
13/045 20190101AFI20241226BHJP(測定;試験)
要約
【課題】本発明は、滑り軸受の焼付き予兆を検知可能な滑り軸受焼付き予兆検知方法および滑り軸受焼付き予兆検知装置を提供する。
【解決手段】本発明の滑り軸受焼付き予兆検知方法は、滑り軸受で生じる振動を検出した時系列な振動データを取得するデータ取得工程S1と、データ取得工程S1で取得した振動データを、時間と周波数とを同時に解析する解析方法によって解析する解析工程S3と、解析工程S3で解析した解析結果に基づいて、周波数の横軸と、スペクトル強度に、周波数または重み付けした周波数を乗算したスペクトル強度×周波数の縦軸とを備える座標系のグラフを生成するグラフ生成工程S4と、グラフ生成工程S4で生成したグラフにおける所定の周波数範囲に極大点を有するか否かを判定することによって、前記滑り軸受の焼付き予兆の有無を判定する判定工程S5とを備える。
【選択図】図3
特許請求の範囲
【請求項1】
滑り軸受で生じる振動を検出した時系列な振動データを取得するデータ取得工程と、
前記データ取得工程で取得した振動データを、時間と周波数とを同時に解析する解析方法によって解析する解析工程と、
前記解析工程で解析した解析結果に基づいて、周波数の横軸と、スペクトル強度に、周波数または重み付けした周波数を乗算したスペクトル強度×周波数の縦軸とを備える座標系のグラフを生成するグラフ生成工程と、
前記グラフ生成工程で生成したグラフにおける所定の周波数範囲に極大点を有するか否かを判定することによって、前記滑り軸受の焼付き予兆の有無を判定する判定工程とを備える、
滑り軸受焼付き予兆検知方法。
続きを表示(約 660 文字)
【請求項2】
前記解析方法は、ウェーブレット変換を用いた解析方法であり、
前記グラフ生成工程は、複数のウェーブレットそれぞれによって得られた複数の周波数スペクトルにおいて、所定の周波数間隔での複数の周波数それぞれについて、当該周波数におけるスペクトル強度の平均値を求め、前記求めた平均値に当該周波数または重み付けした当該周波数を乗算し、前記座標系に、当該周波数に前記乗算した乗算結果をプロットすることによって前記グラフを生成する、
請求項1に記載の滑り軸受焼付き予兆検知方法。
【請求項3】
前記判定工程は、前記グラフの傾きの符号が変化するか否かによって前記極大点を有するか否かを判定する、
請求項1に記載の滑り軸受焼付き予兆検知方法。
【請求項4】
滑り軸受で生じる振動を検出した時系列な振動データを取得するデータ取得部と、
前記データ取得部で取得した振動データを、時間と周波数とを同時に解析する解析方法によって解析する解析部と、
前記解析部で解析した解析結果に基づいて、周波数の横軸と、スペクトル強度に、周波数または重み付けした周波数を乗算したスペクトル強度×周波数の縦軸とを備える座標系のグラフを生成するグラフ生成部と、
前記グラフ生成部で生成したグラフにおける所定の周波数範囲に極大点を有するか否かを判定することによって、前記滑り軸受の焼付き予兆の有無を判定する判定部とを備える、
滑り軸受焼付き予兆検知装置。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、滑り軸受の焼付き予兆を検知する滑り軸受焼付き予兆検知方法および滑り軸受焼付き予兆検知装置に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
回転運動や往復運動等を伴う、様々な種類の装置には、前記回転運動や往復運動等に対し、軸をスムーズに動かすために、前記軸を支える軸受が用いられている。この軸受に異常が生じると、スムーズな運動が阻害され、前記装置の故障等を生じる虞がある。このため、前記軸受の状態を検知することが要望されている。前記軸受は、一般に、転がり軸受と滑り軸受とに大別される。前記転がり軸受は、例えば玉やころ等の転動体を2つの部材(軸および軌道輪)の間に置くことで荷重を支える装置である。前記滑り軸受は、軸と軸受の面とが直接接触し、軸の動きを面で支える装置である。前記転がり軸受の状態を検知する技術は、例えば、特許文献1に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特許第5203012号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところで、前記転がり軸受の状態を検知する技術は、その損傷メカニズムの研究および理解が進んでおり、前記特許文献1のように、種々、存在する。しかしながら、前記滑り軸受における損傷メカニズムは、解明されておらず、前記滑り軸受の状態の検知が望まれている。
【0005】
本発明は、上述の事情に鑑みて為された発明であり、その目的は、滑り軸受の焼付き予兆を検知可能な滑り軸受焼付き予兆検知方法および滑り軸受焼付き予兆検知装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者は、種々検討した結果、上記目的は、以下の本発明により達成されることを見出した。すなわち、本発明の一態様にかかる滑り軸受焼付き予兆検知方法は、滑り軸受で生じる振動を検出した時系列な振動データを取得するデータ取得工程と、前記データ取得工程で取得した振動データを、時間と周波数とを同時に解析する解析方法によって解析する解析工程と、前記解析工程で解析した解析結果に基づいて、周波数の横軸と、スペクトル強度に、周波数または重み付けした周波数を乗算したスペクトル強度×周波数の縦軸とを備える座標系のグラフを生成するグラフ生成工程と、前記グラフ生成工程で生成したグラフにおける所定の周波数範囲に極大点を有するか否かを判定することによって、前記滑り軸受の焼付き予兆の有無を判定する判定工程とを備える。
【0007】
これによれば、周波数と(スペクトル強度)×(周波数)との座標系でのグラフに極大値を有するか否かを判定することで、滑り軸受の焼付き予兆の有無を判定する滑り軸受焼付き予兆検知方法が提供できる。
【0008】
他の一態様では、上述の滑り軸受焼付き予兆検知方法において、前記解析方法は、ウェーブレット変換を用いた解析方法であり、前記グラフ生成工程は、複数のウェーブレットそれぞれによって得られた複数の周波数スペクトルにおいて、所定の周波数間隔での複数の周波数それぞれについて、当該周波数におけるスペクトル強度の平均値を求め、前記求めた平均値に当該周波数または重み付けした当該周波数を乗算し、前記座標系に、当該周波数に前記乗算した乗算結果をプロットすることによって前記グラフを生成する。
【0009】
これによれば、前記解析方法に、ウェーブレット変換を用いた滑り軸受焼付き予兆検知方法が提供できる。
【0010】
他の一態様では、上述の滑り軸受焼付き予兆検知方法において、前記判定工程は、前記グラフの傾きの符号が変化するか否かによって前記極大点を有するか否かを判定する。
(【0011】以降は省略されています)
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