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公開番号
2024167331
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-12-03
出願番号
2024147378,2020178757
出願日
2024-08-29,2020-10-26
発明の名称
旅客流動予測装置、旅客流動予測方法および旅客流動予測プログラム
出願人
オムロン株式会社
代理人
個人
主分類
G08G
1/01 20060101AFI20241126BHJP(信号)
要約
【課題】鉄道輸送における旅客流動の予測結果を向上する。
【解決手段】旅客流動予測装置1が、各旅客の入退場駅および入退場時刻を示す通過データを取得する通過データ取得部と、取得された通過データと列車の運行計画データとに基づいて通過データが示す所定の時間帯における入場旅客数を列車の乗員数として割り振り列車の混雑度を推定する混雑度推定部と、を備え、混雑度推定部は、運行計画データに基づいて所定の時間帯に各駅に入場した旅客が退場駅までの移動に利用する列車を所定の検索条件に基づいて検索し、検索された列車に当該旅客を乗員数として割り当てる列車割当処理を実行する列車割当部を有し、列車割当部は入場旅客数を前記所定の検索条件に応じて割り振る。
【選択図】図5
特許請求の範囲
【請求項1】
鉄道輸送における旅客の流動を予測する旅客流動予測装置であって、
各旅客の入退場駅および入退場時刻を示す通過データを取得する通過データ取得部と、
取得された前記通過データと、列車の運行計画データとに基づいて、前記通過データが示す所定の時間帯における入場旅客数を列車の乗員数として割り振り、列車の混雑度を推定する混雑度推定部と、
を備え、
前記混雑度推定部は、前記運行計画データに基づいて、前記所定の時間帯に各駅に入場した旅客が退場駅までの移動に利用する列車を、所定の検索条件に基づいて検索し、検索された列車に当該旅客を乗員数として割り当てる列車割当処理を実行する列車割当部を有し、
前記列車割当部は、前記入場旅客数を前記所定の検索条件に応じて割り振る、
旅客流動予測装置。
続きを表示(約 1,100 文字)
【請求項2】
前記列車割当部は、前記所定の検索条件ごとに割り振られた入場旅客数を、前記所定の時間帯を所定の時間単位で分割した複数の入場時刻それぞれで入場した旅客として更に振り分ける、
請求項1に記載の旅客流動予測装置。
【請求項3】
前記所定の検索条件が2以上の条件を含み、
前記混雑度推定部は、前記各駅に入場した旅客を前記検索条件の条件数に応じて所定の比率で割り振り、割り振られた旅客が退場駅までの移動に利用する列車を対応する条件に基づいて検索し、検索された列車に当該旅客を乗員数として割り振る、
請求項1または2に記載の旅客流動予測装置。
【請求項4】
前記所定の検索条件は、最速で目的地に到達できる経路を優先的に抽出する条件や、乗換回数が最少で済む経路を優先的に抽出する条件を含む、
請求項1~3のいずれか1項に記載の旅客流動予測装置。
【請求項5】
前記列車割当部は、前記所定の検索条件ごとに割り振られた入場旅客数を、前記複数の入場時刻それぞれで入場した旅客として均等に振り分ける、
請求項1~4のいずれか1項に記載の旅客流動予測装置。
【請求項6】
前記所定の時間単位は、1分単位である、
請求項1~5のいずれか1項に記載の旅客流動予測装置。
【請求項7】
前記通過データ取得部は、前記通過データを各駅に設置された改札機から取得する、
請求項1~6のいずれか1項に記載の旅客流動予測装置。
【請求項8】
前記所定の時間帯の長さは、前記通過データ取得部における前記通過データの取得周期と同じに設定される、
請求項1~7のいずれか1項に記載の旅客流動予測装置。
【請求項9】
前記混雑度推定部は、取得された前記通過データと、列車の運行計画データとに基づいて、前記通過データが示す、切れ目なく連続するように設定された複数の時間帯における入場旅客数を列車の乗員数として割り振り、列車の混雑度を推定する、
請求項1~8のいずれか1項に記載の旅客流動予測装置。
【請求項10】
前記列車割当部は、前記運行計画データのほか、各駅の改札機からプラットフォームまでの移動に要する時間に関する情報を含む検索用データに基づいて、前記複数の入場時刻に入場した旅客がプラットフォームに到達する時刻を推定し、前記所定の時間帯に各駅に入場した旅客が退場駅までの移動に利用する列車を検索する、
請求項2に記載の旅客流動予測装置。
(【請求項11】以降は省略されています)
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、鉄道輸送における旅客の流動を予測する旅客流動予測装置、旅客流動予測方法および旅客流動予測プログラムに関する。
続きを表示(約 2,000 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、鉄道輸送における旅客の流動を予測するための手法がいくつか提案されている。特許文献1に開示される手法によれば、自動改札機から取得される通過データに基づいて、当日の現時点までの旅客の流動が実測される。次に、過去のOD(Origin-Destination)データから実測結果と最も類似する過去のデータが抽出される。次に、抽出された過去のODデータそのもの、あるいはこれを微調整したものが、当日の現時点以降の旅客の流動の予測値として設定される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2010-61321号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記の手法によれば、過去のODデータが予測値に直接的にあるいは強く反映される。しかし、現時点までの旅客の流動が過去のデータと一致していても、現時点以降の旅客の流動が当該過去のデータと一致するとは限らない。また、通過データもODデータも、入退場の場所と時刻を示すという意味で旅客の流動を示すものの、入退場の間の期間における旅客の流動を直接的に示すものではない。
【0005】
よって、従来の鉄道輸送における旅客の流動を予測するための手法には、その予測結果(例えば、予測精度および予測内容)に改善の余地があると考えられる。
そこで本発明は、鉄道輸送における旅客流動の予測結果を向上することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一形態に係る旅客流動予測装置は、鉄道輸送における旅客の流動を予測する。旅客流動予測装置は、通過データ取得部、OD予測部および混雑度推定部を備える。通過データ取得部は、各旅客の入退場駅および入退場時刻を示す当日の通過データを逐次取得する。OD予測部は、取得された当日の通過データに基づいて、当日のODデータの予測結果を示すOD予測データを随時更新する。混雑度推定部は、OD予測データと、当日の列車の運行計画データとに基づいて、OD予測データが示す入場旅客数を当日の列車の乗員数として割り振り、各列車の混雑度を推定する。
【0007】
「通過データ」は、旅客1人1人の入場駅、入場時刻、退場駅および退場時刻を示す。通過データは、各旅客が改札を通過する際に取得される。
「ODデータ」は、通過データを集計することによって生成されることができる。ODデータは、データ取得範囲(例えば、当該旅客流動予測装置を導入した一鉄道事業者により列車の運行がなされる鉄道路線)内における複数の駅のうち、入場駅(出発地Origin)と退場駅(目的地Destination)の組合せごとの旅客数を示す。データ取得範囲内の駅数がnの場合、入場駅と退場駅の組合せは、n×(n-1)通りである。
【0008】
上記構成によれば、OD予測部が、通過データ取得部によって取得される当日の通過データを用いて、ODデータの予測結果を示すOD予測データを随時更新する。当日の通過データを用いるため、ODデータをリアルタイムで予測することができ、予測精度が向上する。
そして、混雑度推定部が、このリアルタイムで随時更新されていくOD予測データに基づいて列車の混雑度を推定する。混雑度もリアルタイムで推定することができ、推定精度が向上する。混雑度は、通過データあるいはODデータによって示すことが困難な、入退場間の期間における旅客の流動を示す指標である。よって、鉄道輸送における旅客流動の予測内容を拡充することができる。すなわち、予測結果を向上することができる。
【0009】
通過データ取得部は、通過データを各駅に設置された改札機から取得してもよい。
上記構成によれば、通過データが改札機から取得される。改札の通過に使用された乗車券から、入場駅と退場駅とを簡単に紐付けることができる。そのため、確実性の高い通過データを生成することができ、これに基づいて確実性の高いOD予測データを生成することができる。混雑度がこのOD予測データに基づいて推定されるので、推定精度が向上する。
【0010】
一般に、改札機は、鉄道事業者が保有する鉄道設備である。当該旅客流動予測装置が鉄道事業者に導入された場合、鉄道事業者は、自身が保有する鉄道設備を応用することで、ODデータを予測し、混雑度を推定することができる。外部から提供されるデータへの依存度を低くまたは無くして、混雑度を推定することができる。また、列車そのものに混雑度を推定するためのハードウェア(例えば、重量センサ)が搭載されていなくても、混雑度を推定することができる。したがって、鉄道事業者は、低コストで混雑度の推定結果を得ることができる。
(【0011】以降は省略されています)
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