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公開番号2024165655
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023082019
出願日2023-05-18
発明の名称衝突損害軽減装置および衝突損害軽減方法
出願人三菱電機株式会社
代理人弁理士法人ぱるも特許事務所
主分類B60W 30/08 20120101AFI20241121BHJP(車両一般)
要約【課題】車両の発進の際に発生し得る障害物との衝突による損傷を回避または軽減することが可能な衝突損害軽減装置を得る。
【解決手段】
本開示の衝突損害軽減装置500は、車両が発進中であることを検出する発進判定部201と、車両が発進中である場合には車両の加速度および速度の上限を決定する発進中加速度・速度決定部202と、発進中加速度・速度決定部202で決定した上限に基づいて、車両の加速度および速度を制御する制御部203と、を備え、発進中加速度・速度決定部202では、障害物108が検知されていない状況でも、想定される障害物108に接触しても重大な損害にならない加速度および速度の上限を第1上限として決定することを特徴とする。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
車両が発進中であることを検出する発進判定部と、
前記車両が発進中である場合には前記車両の加速度および速度の上限を決定する発進中加速度・速度決定部と、
前記発進中加速度・速度決定部で決定した上限に基づいて、前記車両の加速度および速度を制御する制御部と、を備え、
前記発進中加速度・速度決定部では、障害物が検知されていない状況でも、想定される前記障害物に接触しても重大な損害にならない加速度および速度の上限を第1上限として決定することを特徴とする衝突損害軽減装置。
続きを表示(約 950 文字)【請求項2】
何らかの前記障害物との接触を検出する障害物接触検出部をさらに備える請求項1に記載の衝突損害軽減装置。
【請求項3】
前記発進中加速度・速度決定部では、前記障害物接触検出部で前記障害物との接触が検出されたとき、損害が拡大しない加速度および速度の上限を前記第1上限以下である第2上限として決定することを特徴とする請求項2に記載の衝突損害軽減装置。
【請求項4】
前記障害物接触検出部は、車両タイヤの異常トルクによって車両床下の障害物との接触を検出することを特徴とする請求項3に記載の衝突損害軽減装置。
【請求項5】
前回停車時の勾配情報を記憶する勾配情報記憶部をさらに備え、
前記障害物接触検出部は、発進開始時および発進中に、前記勾配情報記憶部に記憶された勾配情報と実際の勾配情報に差異が発生したときに前記障害物との接触を検出することを特徴とする請求項4に記載の衝突損害軽減装置。
【請求項6】
前記障害物接触検出部は、車両タイヤ間のトルク差によって車両床下の障害物との接触を検出することを特徴とする請求項3に記載の衝突損害軽減装置。
【請求項7】
前記障害物接触検出部は、前記車両のバンパーに備わる感圧スイッチによって車両進行方向の前記障害物との接触を検出することを特徴とする請求項3に記載の衝突損害軽減装置。
【請求項8】
車両走行時に車両進行方向の前記障害物に対して検出性能向上を図る車両進行方向障害物センサをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の衝突損害軽減装置。
【請求項9】
前記発進中加速度・速度決定部では、車両発進中に前記車両進行方向障害物センサによって前記障害物が検出されたとき、加速度および速度の上限を前記第1上限以下である第3上限として決定することを特徴とする請求項8に記載の衝突損害軽減装置。
【請求項10】
前記車両進行方向障害物センサは、測距センサであって、前記障害物との相対速度あるいは距離の変化によって検出性能向上を図ることを特徴とする請求項9に記載の衝突損害軽減装置。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本願は、衝突損害軽減装置および衝突損害軽減方法に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
車両発進時は通常走行時と環境あるいは障害物検知の条件が異なるため、想定外の障害物(例えば、床下の石、輪留め、車両正面の安全コーンの除去忘れなど)に衝突する危険性が増大する。
【0003】
例えば特許文献1に記載の発進安全装置は、車両床下にセンサを設置し、床下に人間あるいは動物がいないことが確認された場合に発進を許可することで衝突を防いでいる。
【0004】
また特許文献2に記載の運転支援装置は、車両進行方向に障害物を検知した際、アクセル開度よりも小さい駆動力で発進することで、衝突被害を軽減することを図っている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2007-230319号公報
特開2014-91351号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、特許文献1に記載の発進安全装置では、発進するときのためだけに車両床下をセンシングする専用センサを別途設置する必要があり、その分システムおよび装置が複雑かつ高価になりうるという課題がある。
【0007】
さらに、特許文献2の運転支援装置では、まず車両進行方向に障害物を検知する必要がある。特に発進時前など車両が停止した状態である場合、車両が動いていることを期待して機能している障害物センサは認識精度が低下し、障害物を検知し損ねる可能性がある。
【0008】
「車両が動いていることを前提として機能する障害物センサ」の具体例としては以下が挙げられる。
(1)車載またはインフラ設置のミリ波レーダーセンサ
移動する自車両とのドップラー速度差または相対距離の変化を検出することで、物体の識別性能を高めていることがある。
(2)車載またはインフラ設置のカメラ
自車が移動することで近傍の物体と背景の変化に差が生じることで物体の識別性能が高まることがある。
【0009】
本開示は上記のような問題点を解消するためになされたものであり、追加のセンサを必要とせず、既存の障害物センサの性能を損なわない衝突損害軽減装置および衝突損害軽減方法によって車両停止時に検出されなかった障害物に対して、発進の際に衝突損害を軽減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本願に係る衝突損害軽減装置は、
車両が発進中であることを検出する発進判定部と、
前記車両が発進中である場合には前記車両の加速度および速度の上限を決定する発進中加速度・速度決定部と、
前記発進中加速度・速度決定部で決定した上限に基づいて、前記車両の加速度および速度を制御する制御部と、を備え、
前記発進中加速度・速度決定部では、障害物が検知されていない状況でも、想定される障害物に接触しても重大な損害にならない加速度および速度の上限を第1上限として決定することを特徴とする。
(【0011】以降は省略されています)

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