TOP特許意匠商標
特許ウォッチ Twitter
公開番号2024165443
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-28
出願番号2023081655
出願日2023-05-17
発明の名称テスト装置、テストシステム、テスト方法及びコンピュータプログラム
出願人株式会社デンソー
代理人名古屋国際弁理士法人
主分類G06F 11/36 20060101AFI20241121BHJP(計算;計数)
要約【課題】通信機器のIPアドレスが変更されても、通信機器に対するテストデータの送信を通じて、通信機器の挙動を確認可能にする。
【解決手段】テスト装置10は、S125~S130で、通信部14を介してRARPリクエストを送信することによって、通信機器20のIPアドレスである機器IPアドレス32を通信機器20から取得するように構成される。S105、S135で、宛先を表すIPアドレスである宛先IPアドレスとして機器IPアドレス32を設定したテストデータdiである送信用テストデータDiを生成するように構成される。S110で、S105、S135により生成された送信用テストデータDiを、通信部14を介して通信機器20に向けて送信するように構成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
IP(Internet Protocol)アドレス及びMAC(Media Access Control)アドレス(31)を有する通信機器(20)に、テスト用のデータ(d

~d

)を送信するためのテスト装置(10)であって、
前記通信機器と通信するための通信部(14)と、
前記通信機器の前記MACアドレスを保持するように構成される記憶部(13)と、
前記通信機器のIPアドレスである機器IPアドレス(32)を、前記通信部を介して前記MACアドレスを用いた問い合わせを行うことによって前記通信機器から取得するように構成される取得部(11、S125~S130)と、
前記機器IPアドレスを、宛先を表すIPアドレスである宛先IPアドレスとして設定した前記テスト用のデータである送信用テストデータ(D

~D

)を生成するように構成される生成部(11、S105、S135)と、
前記生成部により生成された前記送信用テストデータを、前記通信部を介して前記通信機器に向けて送信するように構成される送信部(11、S110)と、
を備える、テスト装置。
続きを表示(約 2,100 文字)【請求項2】
請求項1に記載のテスト装置であって、
前記記憶部は、前記通信機器に関する第1のIPアドレスを保持し、
前記テスト装置は、前記取得部が取得した前記機器IPアドレスである第2のIPアドレスが前記第1のIPアドレスと一致するか否かについての判定を行うように構成される判定部(11、S235)を更に備え、
前記生成部は、前記判定部により前記第2のIPアドレスが前記第1のIPアドレスと一致しないと判定された場合、前記第2のIPアドレスを前記宛先IPアドレスとして設定した前記送信用テストデータを生成する、
テスト装置。
【請求項3】
請求項2に記載のテスト装置であって、
前記判定部により前記第2のIPアドレスが前記第1のIPアドレスと一致すると判定された場合、前記取得部は、その判定以降、前記テストが完了するまで前記MACアドレスを用いた問い合わせを行わず、前記生成部は、前記第1のIPアドレスを前記宛先IPアドレスとして設定した前記送信用テストデータを生成する、
テスト装置。
【請求項4】
請求項1に記載のテスト装置であって、
前記取得部は、前記送信部が前記通信機器に向けて送信した前記送信用テストデータに対する前記通信機器からの応答を前記通信部が所定の時間受信しない場合、前記MACアドレスを用いた再度の問い合わせによって、前記機器IPアドレスを前記通信機器から再び取得する、
テスト装置。
【請求項5】
請求項1から請求項4までのいずれか一項に記載のテスト装置であって、
前記記憶部は、前記テスト用のデータとして、第1のテスト用データ及び第2のテスト用データを保持し、
前記生成部は、前記送信用テストデータとして、第1の送信用テストデータ及び第2の送信用テストデータを生成し、
前記送信部は、前記第1の送信用テストデータ及び前記第2の送信用テストデータを順に、前記通信機器に向けて送信し、
前記取得部は、前記機器IPアドレスとして第1の機器IPアドレスを取得し、前記送信部により前記第1の送信用テストデータが送信された後、前記MACアドレスを用いた再度の問い合わせによって、第2の機器IPアドレスを前記通信機器から取得し、
前記第1の送信用テストデータは、前記第1の機器IPアドレスを前記宛先IPアドレスとして前記第1のテスト用データに設定した送信用テストデータであり、前記第2の送信用テストデータは、前記第2の機器IPアドレスを前記宛先IPアドレスとして前記第2のテスト用データに設定した送信用テストデータである、テスト装置。
【請求項6】
IP(Internet Protocol)アドレス及びMAC(Media Access Control)アドレスを有する通信機器であって、受信データに応じて、前記IPアドレスを変更するように構成される通信機器と、
前記通信機器に向けてテスト用のデータを送信するように構成される請求項1に記載のテスト装置と、
を備える、テストシステム。
【請求項7】
コンピュータによって実行される、IP(Internet Protocol)アドレス及びMAC(Media Access Control)アドレスを有する通信機器に、テスト用のデータを送信するためのテスト方法であって、
前記通信機器の前記MACアドレスを保持する記憶装置から前記MACアドレスを読み出すことと、
前記記憶装置から読み出された前記MACアドレスを含む問い合わせ信号を、前記通信機器に向けて送信することによって、前記通信機器のIPアドレスである機器IPアドレスを前記通信機器から取得することと、
取得した前記機器IPアドレスを、宛先を表すIPアドレスとして前記テスト用のデータに設定した送信用テストデータを生成することと、
生成された前記送信用テストデータを、前記通信機器に向けて送信することと、
を含むテスト方法。
【請求項8】
IP(Internet Protocol)アドレス及びMAC(Media Access Control)アドレスを有する通信機器に、テスト用のデータを送信するためのコンピュータプログラムであって、
前記通信機器の前記MACアドレスを保持する記憶装置から前記MACアドレスを読み出すことと、
前記記憶装置から読み出された前記MACアドレスを含む問い合わせ信号を前記通信機器に向けて送信することによって、前記通信機器のIPアドレスである機器IPアドレスを前記通信機器から取得することと、
取得した前記機器IPアドレスを、宛先を表すIPアドレスとして前記テスト用のデータに設定した送信用テストデータを生成することと、
生成された前記送信用テストデータを、前記通信機器に向けて送信することと、
をコンピュータに実行させるためのコンピュータプログラム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示はテスト装置に関する。
続きを表示(約 1,800 文字)【背景技術】
【0002】
通信機器の挙動を確認するために、テスト対象としての通信機器にテストデータを送信するテスト装置が知られている。
例えば、特許文献1には、長い文字列や乱数等を含むテストデータをテスト対象装置に大量に与えて、テスト対象装置でエラーが発生したか否かを確認する、ファジングテスト装置が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2018-195288号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
IP(Internet Protocol)ネットワークにおいて、テスト対象装置である通信機器が自身のIPアドレスを変更する機能を備えている場合がある。このとき、従来技術では、通信機器のIPアドレスが変更されると、テスト装置が送信したテストデータが通信機器に届かなくなり、通信機器の挙動を確認できなくなる課題が見出された。
【0005】
本開示の一局面は、通信機器のIPアドレスが変更されても、通信機器に対するテストデータの送信を通じて、通信機器の挙動を確認可能にすることにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様は、IPアドレス及びMAC(Media Access Control)アドレス(31)を有する通信機器(20)に、テスト用のデータ(d

~d

)を送信するためのテスト装置(10)であって、通信部(14)と、記憶部(13)と、取得部(11、S125~S130)と、生成部(11、S105、S135)と、送信部(11、S110)と、を備える。通信部は、通信機器と通信するように構成される。記憶部は、通信機器のMACアドレスを保持するように構成される。取得部は、通信機器のIPアドレスである機器IPアドレス(32)を、通信部を介してMACアドレスを用いた問い合わせを行うことによって通信機器から取得するように構成される。生成部は、機器IPアドレスを、宛先を表すIPアドレスである宛先IPアドレスとして設定したテスト用のデータである送信用テストデータ(D

~D

)を生成するように構成される。送信部は、生成部により生成された送信用テストデータを、通信部を介して通信機器に向けて送信するように構成される。
【0007】
このような構成によれば、テストデータの送信前に、MACアドレスを用いた問い合わせにより機器IPアドレスを取得することから、通信機器のIPアドレスが変更されても、通信機器に対するテストデータの送信を通じて、通信機器の挙動を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
テストシステムの構成を示すブロック図である。
送信用テストデータの生成に関する説明図である。
第1実施形態におけるテスト処理のフローチャートである。
RARPを用いた通信の一例を説明する図である。
第2実施形態におけるテスト処理のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本開示の例示的な実施形態を、図面を参照しながら説明する。
[1.第1実施形態]
[1-1.構成]
図1に示す本実施形態のテストシステム1は、テスト装置10と通信機器20とを備える。テスト装置10及び通信機器20は、同一のIPネットワークに接続され、互いに通信可能に構成される。本実施形態におけるテスト装置10は、テスト対象としての通信機器20に異常なデータ(以下、異常データという。)を送信し、異常データを受信した通信機器20の挙動を確認するファジングテストを行う装置である。
【0010】
テスト装置10は、プロセッサ11と、メモリ12と、ストレージ13と、通信部14と、操作部15と、表示部16と、を備える。
プロセッサ11は、ストレージ13に記録されたコンピュータプログラムに従う処理を実行するように構成される。
(【0011】以降は省略されています)

この特許をJ-PlatPatで参照する
Flag Counter

関連特許

株式会社デンソー
電子装置
今日
株式会社デンソー
通信装置
7日前
株式会社デンソー
撮像装置
20日前
株式会社デンソー
栽培装置
1日前
株式会社デンソー
熱交換器
14日前
株式会社デンソー
電子部品
今日
株式会社デンソー
圧電素子
7日前
株式会社デンソー
トランス
1日前
株式会社デンソー
操作装置
8日前
株式会社デンソー
回転電機
7日前
株式会社デンソー
撮像装置
20日前
株式会社デンソー
撮像装置
20日前
株式会社デンソー
光学部材
7日前
株式会社デンソー
熱交換器
20日前
株式会社デンソー
レーダ装置
8日前
株式会社デンソー
慣性センサ
20日前
株式会社デンソー
半導体装置
1日前
株式会社デンソー
ペダル装置
20日前
株式会社デンソー
熱輸送装置
6日前
株式会社デンソー
点火コイル
今日
株式会社デンソー
電気化学セル
1日前
株式会社デンソー
ステータコア
20日前
株式会社デンソー
電子制御装置
今日
株式会社デンソー
運行管理装置
今日
株式会社デンソー
電子制御装置
21日前
株式会社デンソー
電子制御装置
今日
株式会社デンソー
温度推定装置
20日前
株式会社デンソー
携帯デバイス
20日前
株式会社デンソー
電力変換装置
今日
株式会社デンソー
回路基板装置
今日
株式会社デンソー
電力変換装置
今日
株式会社デンソー
モータ制御装置
今日
株式会社デンソー
スパークプラグ
今日
株式会社デンソー
非接触給電装置
今日
株式会社デンソー
モータ制御装置
20日前
株式会社デンソー
フィン成形方法
7日前
続きを見る