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公開番号2024159932
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-11-08
出願番号2024147481,2023073241
出願日2024-08-29,2023-04-27
発明の名称海洋構造物群
出願人日鉄エンジニアリング株式会社
代理人個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人,個人
主分類F03D 13/25 20160101AFI20241031BHJP(液体用機械または機関;風力原動機,ばね原動機,重力原動機;他類に属さない機械動力または反動推進力を発生するもの)
要約【課題】ケーブルのコストを抑えつつ、施工及び運用を行いやすくすることが可能な海洋構造物群を提供することを目的とする。
【解決手段】洋上風車WMを支持する支持体と、一端が支持体に接続される第1ケーブルと、一端が支持体に接続される第2ケーブルと、を備える海洋構造物10を複数備えた海洋構造物群100であって、第1ケーブルは、支持体が支持する洋上風車WMに接続され、第2ケーブルは、海洋構造物10の1つと同一のウインドファームに存在する海洋構造物10の支持体が支持する洋上風車WMの電力を、1つの海洋構造物10の支持体が支持する洋上風車WMの設備に供給し、複数の海洋構造物10のうちの少なくとも1つが、海底に打設されるモノパイル構造体である、ことを特徴とする。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
洋上風車を支持する支持体と、
一端が前記支持体に接続される第1ケーブルと、
一端が前記支持体に接続される第2ケーブルと、
を備える海洋構造物を複数備えた海洋構造物群であって、
前記第1ケーブルは、前記支持体が支持する前記洋上風車に接続され、
前記第2ケーブルは、前記海洋構造物の1つと同一のウインドファームに存在する前記海洋構造物の前記支持体が支持する前記洋上風車の電力を、1つの前記海洋構造物の前記支持体が支持する前記洋上風車の設備に供給し、
複数の前記海洋構造物のうちの少なくとも1つが、海底に打設されるモノパイル構造体である、
ことを特徴とする海洋構造物群。
続きを表示(約 970 文字)【請求項2】
洋上風車を支持する浮体式の支持体と、
一端が前記支持体に接続される第1ケーブルと、
一端が前記支持体に接続される第2ケーブルと、
を備える海洋構造物を複数備えた海洋構造物群であって、
前記第1ケーブルは、前記支持体が支持する前記洋上風車に接続され、
前記第2ケーブルは、前記海洋構造物の1つと同一のウインドファームに存在する前記海洋構造物の前記支持体が支持する前記洋上風車の電力を、1つの前記海洋構造物の前記支持体が支持する前記洋上風車の設備に供給し、
前記支持体は、浮体式支持体であり、
前記海洋構造物は、前記浮体式支持体を備える浮体式海洋構造物であり、
前記設備は、前記浮体式支持体の内側又は前記洋上風車の内部に配置されている、
ことを特徴とする海洋構造物群。
【請求項3】
洋上風車を支持する支持体と、
一端が前記支持体に接続される第1ケーブルと、
一端が前記支持体に接続される第2ケーブルと、
を備える海洋構造物を複数備えた海洋構造物群であって、
前記第1ケーブルは、前記支持体が支持する前記洋上風車に接続され、
前記第2ケーブルは、前記海洋構造物の1つと同一のウインドファームに存在する前記海洋構造物の前記支持体が支持する前記洋上風車の電力を、1つの前記海洋構造物の前記支持体が支持する前記洋上風車の設備に供給し、
複数の前記海洋構造物は、ジャケット構造体、海底に打設されるモノパイル構造体、及び、浮体式の前記支持体である浮体式支持体を備える浮体式海洋構造物のうちの少なくとも2つを備える、
ことを特徴とする海洋構造物群。
【請求項4】
前記海洋構造物群は、
第1海洋構造物と、
第2海洋構造物と、
を備え、
前記第1海洋構造物の前記支持体に接続される前記第2ケーブルの他端は、前記第2海洋構造物の前記支持体に接続され、
前記第1海洋構造物の前記支持体と前記第2ケーブルとの接続部は、前記第2海洋構造物に面する側に配置される、
ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の海洋構造物群。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、海洋構造物群に関する。
続きを表示(約 2,300 文字)【背景技術】
【0002】
一般に、風力発電に用いられる風車等を洋上に配置して洋上風車を設置するために、ジャケット構造体をはじめとする海洋構造物が用いられる。
従来技術である特許文献1には、風車からの荷重を効果的かつ効率的に支持面に伝達して風や波によって生じる長周期的な荷重に耐えることが可能であり、優れた疲労耐性や十分な強度を確保しつつ、材料、組み立て、設置に関してコストと時間を最小化する海洋構造物であるジャケット構造体が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特表2012-529584号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
洋上風車を所定の領域内に複数設置するために、所定の領域内に複数の海洋構造物からなる海洋構造物群が設けられることがある。
このような海洋構造物群においては、複数の洋上風車で生じた電力を複数の洋上風車から陸上の変電施設に伝送するために、複数の海洋構造物それぞれがケーブルによって変電施設に直接接続されるように、ケーブルを配置することが考えられる。
換言すれば、陸上の変電施設と複数の海洋構造物それぞれとが、海底ケーブルによって並列に接続されることが考えられる。
しかしながらこのような接続では、海底ケーブルの総量が増加することによって、コストが嵩み、施工が難しく、又は運用が難しくなる、という課題がある。
【0005】
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、ケーブルのコストを抑えつつ、施工及び運用を行いやすくすることが可能な海洋構造物群を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
<1>本発明の態様1に係る海洋構造物群は、洋上風車を支持する支持体と、一端が前記支持体に接続される第1ケーブルと、一端が前記支持体に接続される第2ケーブルと、を備える海洋構造物を複数備えた海洋構造物群であって、前記第1ケーブルは、前記支持体が支持する前記洋上風車に接続され、前記第2ケーブルは、前記海洋構造物の1つと同一のウインドファームに存在する前記海洋構造物の前記支持体が支持する前記洋上風車の電力を、1つの前記海洋構造物の前記支持体が支持する前記洋上風車の設備に供給し、複数の前記海洋構造物のうちの少なくとも1つが、海底に打設されるモノパイル構造体である、ことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、ケーブルのコストを抑えつつ、施工及び運用を行いやすくすることが可能な海洋構造物群を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
第1実施形態に係る海洋構造物群の斜視図である。
ジャケット構造体である海洋構造物の斜視図である。
海洋構造物がモノパイル構造体である場合の第1例である。
海洋構造物がモノパイル構造体である場合の第2例である。
海洋構造物がモノパイル構造体である場合の第3例である。
第2実施形態に係る浮体式海洋構造物群の斜視図である。
セミサブ型浮体である浮体式海洋構造物の正面図である。
スパー型浮体である浮体式海洋構造物の正面図である。
TLP型浮体である浮体式海洋構造物の正面図である。
バージ型浮体である浮体式海洋構造物の正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
(第1実施形態)
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態である第1実施形態に係る海洋構造物群を説明する。
図1は、本実施形態に係る海洋構造物群100の斜視図である。
図1に示す海洋構造物群100は、同一のウインドファームにおいて、複数の洋上風車WMそれぞれを支持する海洋構造物10を、複数備える。
図1における海洋構造物群100は、第1海洋構造物10Aと、第2海洋構造物10Bと、を備える。
ただし、海洋構造物群100が備える海洋構造物10の数は2つに限定されるものではない。
なお、以下の説明において、第1海洋構造物10Aと第2海洋構造物10Bとを区別しない場合には海洋構造物10と称呼する。
【0010】
第1海洋構造物10Aは、複数の海洋構造物10の1つである。
第2海洋構造物10Bは、第1海洋構造物10Aと同一のウインドファームに存在する海洋構造物10の1つである。
第1海洋構造物10Aにはケーブル101とケーブル102とが接続されている。
第2海洋構造物10Bにはケーブル102とケーブル103とが接続されている。
ケーブル101,102,103は、洋上風車WMで生じた電力を伝送する。
ケーブル101,102,103には、内部の導線を外部の絶縁体が被覆する構造が好適に用いられる。
第1海洋構造物10Aの第1ケーブルであるケーブル101の一端は、第1海洋構造物10Aの支持体11に接続され、第1海洋構造物10Aの支持体11が支持する洋上風車WMに接続される。
第1海洋構造物10Aの第2ケーブルであるケーブル102の一端は、第1海洋構造物10Aの支持体11に接続され、第1海洋構造物10Aの支持体11が支持する洋上風車WMに接続される。
(【0011】以降は省略されています)

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