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公開番号
2024158475
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073706
出願日
2023-04-27
発明の名称
コンクリート構造物の評価方法
出願人
株式会社フジタ
,
学校法人国士舘
代理人
弁理士法人高橋・林アンドパートナーズ
主分類
G01N
33/38 20060101AFI20241031BHJP(測定;試験)
要約
【課題】気象条件に影響されず、定量的に評価が可能であり、脱型後に時間を置かず測定を行うことのできるコンクリート構造物の評価方法を提供する。
【解決手段】コンクリート構造物の評価方法は、コンクリート構造物の表層を除去し、表層が除去されたコンクリート構造物の表面を撮影し、撮影された画像の中から複数の気泡を特定し、複数の気泡のそれぞれの直径を測定し、複数の気泡の全数と、直径が0.25mm以下の気泡の数とを計数し、複数の気泡の全数に対し、直径が0.25mm以下の気泡が占める割合を算出する、ことを含む。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
コンクリート構造物の表層を除去し、
前記表層が除去されたコンクリート構造物の表面を撮影し、
前記撮影された画像の中から複数の気泡を特定し、
前記複数の気泡のそれぞれの直径を測定し、
前記複数の気泡の全数と、直径が0.25mm以下の気泡の数とを計数し、
前記複数の気泡の全数に対し、前記直径が0.25mm以下の気泡が占める割合を算出する、
ことを特徴とするコンクリート構造物の評価方法。
続きを表示(約 490 文字)
【請求項2】
前記複数の気泡の全数に対し、前記直径が0.25mm以下の気泡が占める割合が一定の値以上であるとき、前記コンクリート構造物の施工が良好であると判定する、
請求項1に記載のコンクリート構造物の評価方法。
【請求項3】
前記割合が35%以上であるとき、前記コンクリート構造物の施工が良好であると判定する、
請求項2に記載のコンクリート構造物の評価方法。
【請求項4】
コンクリート構造物の表層を、研磨機で研磨して除去する、
請求項1に記載のコンクリート構造物の評価方法。
【請求項5】
型枠にコンクリートが打設され、内部振動機で締固めされた試験体を作製し、
前記内部振動機に近い第1の位置と前記内部振動機から離れた第2の位置とに対し、それぞれ前記複数の気泡の全数に対する前記直径が0.25mm以下の気泡が占める割合を算出し、
前記第1の位置と前記第2の位置における気泡が締める割合を対比して、前記一定の値を決定する、
請求項2に記載のコンクリート構造物の評価方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリート構造物の評価方法に関する。
続きを表示(約 1,500 文字)
【背景技術】
【0002】
コンクリート構造物の表層の状態を評価する手法として、表面透気試験や表層吸水試験が知られている。また、コンクリート構造物の施工品質を、表層部における電気抵抗率と表層透過係数との関係から評価する方法が開示されている(特許文献1参照)。さらに、型枠を取り外した後のコンクリート表面の画像情報を用いて、コンクリートの施工品質を、人工知能を用いて評価する評価システムが開示されている(特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開平10-123126号公報
特開2016-142601号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
表面透気試験や表層吸水試験を行うには、コンクリートを打設して硬化した後、表面がある程度乾燥するまで数ヶ月待つ必要がある。また、これらの試験は天候に左右されやすく、コンクリートの含水率が試験結果に影響を及ぼすといった課題がある。コンクリート構造物の施工品質を人工知能によって評価する方式は、膨大な学習データが必要であり、特定のコンクリート技術者の暗黙知に基づいた学習データを用いると、必ずしも客観的な評価とはならない点で課題がある。
【0005】
そのため、コンクリートを打設する工事を施工する際に、前の工事の客観的な評価結果を迅速にフィードバックすることができず、施工時のPDCA(Plan:計画、Do:実行、Check:測定・評価、Action:対策・改善)サイクルに評価結果を活用することができないという課題がある。
【0006】
本発明はこのような問題に鑑みなされたものであり、気象条件に影響されず、定量的に評価が可能であり、脱型後に時間を置かず測定を行うことのできるコンクリート構造物の評価方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態に係るコンクリート構造物の評価方法は、コンクリート構造物の表層を除去し、表層が除去されたコンクリート構造物の表面を撮影し、撮影された画像の中から複数の気泡を特定し、複数の気泡のそれぞれの直径を測定し、複数の気泡の全数と、直径が0.25mm以下の気泡の数とを計数し、複数の気泡の全数に対し、直径が0.25mm以下の気泡が占める割合を算出する、ことを含む。
【0008】
本発明の一実施形態において、複数の気泡の全数に対し、直径が0.25mm以下の気泡が占める割合が一定の値以上であるとき、コンクリート構造物の施工が良好であると判定することができる。この場合において、割合が35%以上であるとき、コンクリート構造物の施工が良好であると判定することができる。
【0009】
本発明の一実施形態において、コンクリート構造物の表層の除去が、研磨機で研磨することにより行われてもよい。
【0010】
本発明の一実施形態において、型枠にコンクリートが打設され、内部振動機で締固めされた試験体を作製し、内部振動機に近い第1の位置と内部振動機から離れた第2の位置とに対し、それぞれ複数の気泡の全数に対する直径が0.25mm以下の気泡が占める割合を算出し、第1の位置と第2の位置における気泡が占める割合を対比して、直径が0.25mm以下の気泡が占める割合の判定基準とする一定の値を決定してもよい。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPat(特許庁公式サイト)で参照する
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