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公開番号
2024158337
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-08
出願番号
2023073464
出願日
2023-04-27
発明の名称
監視制御サーバ、監視制御システム、監視制御方法、および監視制御プログラム
出願人
三菱電機株式会社
代理人
個人
主分類
G06F
11/34 20060101AFI20241031BHJP(計算;計数)
要約
【課題】システム運用時に保存可能なデータのデータ量が少なくなることを抑制することができる監視制御サーバを得ること。
【解決手段】サーバ1Aは、自装置を含む接続済みの既設装置のデータである既設装置データ40Xと将来に既設装置に接続される予定の将来装置のデータである将来装置データ41Xとを記憶する記憶部50Aと、記憶部50Aの記憶領域のリソースを監視する監視部21Aと、監視部21Aが、リソースが不足していると判断した場合に、記憶領域のうちの将来装置データ41Xを格納していた領域である将来データ記憶領域を解放するイベント処理部22Aと、を備え、将来データ記憶領域が解放された後、監視部21Aが、リソースの不足が解消されたと判断した場合、記憶部50Aは、外部装置から送信される将来装置データ41Xを記憶することで将来装置データ41Xを復活させる。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
自装置を含む接続済みの既設装置のデータである既設装置データと将来に前記既設装置に接続される予定の将来装置のデータである将来装置データとを記憶する記憶部と、
前記記憶部の記憶領域のリソースを監視する監視部と、
前記監視部が、前記リソースが不足していると判断した場合に、前記記憶領域のうちの前記将来装置データを格納していた領域である将来データ記憶領域を解放するイベント処理部と、
を備え、
前記将来データ記憶領域が解放された後、前記監視部が、前記リソースの不足が解消されたと判断した場合、前記記憶部は、外部装置から送信される前記将来装置データを記憶することで前記将来装置データを復活させる、
ことを特徴とする監視制御サーバ。
続きを表示(約 1,800 文字)
【請求項2】
前記監視部が、前記リソースが不足していると判断した場合、前記イベント処理部は、前記将来装置データのうち前記将来装置データを復活させた後にリブートが不要な第1のデータを格納していた将来データ記憶領域を、前記将来装置データのうち前記将来装置データを復活させた後にリブートが必要な第2のデータを格納していた将来データ記憶領域よりも優先的に解放する、
ことを特徴とする請求項1に記載の監視制御サーバ。
【請求項3】
前記監視部が、前記リソースの残り容量が第1の閾値以下になったと判断すると、前記イベント処理部が、前記将来データ記憶領域を解放し、
前記監視部が、前記リソースの残り容量が第2の閾値以上になったと判断すると、前記将来装置データが復活され、
前記第2の閾値は、前記第1の閾値以上の値である、
ことを特徴とする請求項1に記載の監視制御サーバ。
【請求項4】
前記イベント処理部は、前記既設装置のうちの自装置以外の装置である他装置から、前記リソースの不足が解消されたことを示す通知があると、前記他装置に前記将来装置データを送信する、
ことを特徴とする請求項1に記載の監視制御サーバ。
【請求項5】
前記将来装置から、前記将来装置が前記既設装置に接続されたことを示す通知を受信すると、前記記憶部が記憶している前記将来装置を有効にし、有効にした前記将来装置を前記既設装置データとして前記記憶部に記憶させるデータ管理部をさらに備える、
ことを特徴とする請求項1から4の何れか1つに記載の監視制御サーバ。
【請求項6】
自装置を含む接続済みの既設装置である第1の監視制御サーバおよび第2の監視制御サーバと、
将来に前記既設装置に接続される予定の将来装置である第3の監視制御サーバと、
を有し、
前記第1の監視制御サーバは、
前記既設装置のデータである既設装置データと前記将来装置のデータである将来装置データとを記憶する記憶部と、
前記記憶部の記憶領域のリソースを監視する監視部と、
前記監視部が、前記リソースが不足していると判断した場合に、前記記憶領域のうちの前記将来装置データを格納していた領域である将来データ記憶領域を解放するイベント処理部と、
を備え、
前記将来データ記憶領域が解放された後、前記監視部が、前記リソースの不足が解消されたと判断した場合、前記記憶部は、前記第2の監視制御サーバから送信される前記将来装置データを記憶することで前記将来装置データを復活させる、
ことを特徴とする監視制御システム。
【請求項7】
監視制御サーバが、自装置を含む接続済みの既設装置のデータである既設装置データと将来に前記既設装置に接続される予定の将来装置のデータである将来装置データとを記憶する記憶部の記憶領域のリソースを監視する監視ステップと、
前記監視制御サーバが、前記リソースが不足していると判断した場合に、前記記憶領域のうちの前記将来装置データを格納していた領域である将来データ記憶領域を解放するイベント処理ステップと、
を含み、
前記監視制御サーバは、前記将来データ記憶領域を解放した後、前記リソースの不足が解消されたと判断した場合、前記記憶部に、外部装置から送信される前記将来装置データを記憶させることで前記将来装置データを復活させる、
ことを特徴とする監視制御方法。
【請求項8】
自装置を含む接続済みの既設装置のデータである既設装置データと将来に前記既設装置に接続される予定の将来装置のデータである将来装置データとを記憶する記憶部の記憶領域のリソースを監視する監視ステップと、
前記リソースが不足していると判断した場合に、前記記憶領域のうちの前記将来装置データを格納していた領域である将来データ記憶領域を解放するイベント処理ステップと、
をコンピュータに実行させ、
前記将来データ記憶領域を解放した後、前記リソースの不足が解消されたと判断した場合、前記記憶部に、外部装置から送信される前記将来装置データを記憶させることで前記将来装置データを復活させる、
ことを特徴とする監視制御プログラム。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本開示は、リソースの状態を監視する監視制御サーバ、監視制御システム、監視制御方法、および監視制御プログラムに関する。
続きを表示(約 1,900 文字)
【背景技術】
【0002】
分散システムの1つにリソースの状態を監視しながら動作する監視制御システムがある。この監視制御システムは、監視制御システムの構成などが変更される場合、監視制御システムを構成する構成装置のデータを更新する必要があった。
【0003】
特許文献1に記載のシステムでは、構成装置のデータの保存領域が、システムを構成する構成装置に予め配置されており、構成装置のデータが更新される際には、保存領域に対して更新データがブロードキャスト配信される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開平6-318956号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1の技術では、更新データを保存する保存領域がデータの保存領域を圧迫するので、システム運用時に使用可能なデータの保存領域が制限されて、システム運用時に保存可能なデータのデータ量が少なくなるという問題があった。
【0006】
本開示は、上記に鑑みてなされたものであって、システム運用時に保存可能なデータのデータ量が少なくなることを抑制することができる監視制御サーバを得ることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本開示の監視制御サーバは、自装置を含む接続済みの既設装置のデータである既設装置データと将来に既設装置に接続される予定の将来装置のデータである将来装置データとを記憶する記憶部を備える。また、本開示の監視制御サーバは、記憶部の記憶領域のリソースを監視する監視部と、監視部が、リソースが不足していると判断した場合に、記憶領域のうちの将来装置データを格納していた領域である将来データ記憶領域を解放するイベント処理部とを備える。将来データ記憶領域が解放された後、監視部が、リソースの不足が解消されたと判断した場合、記憶部は、外部装置から送信される将来装置データを記憶することで将来装置データを復活させる。
【発明の効果】
【0008】
本開示にかかる監視制御サーバは、システム運用時に保存可能なデータのデータ量が少なくなることを抑制することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
実施の形態にかかる監視制御システムの構成を示す図
実施の形態にかかる監視制御システムでリソースが枯渇した場合に、監視制御システムで実行される処理を説明するための図
実施の形態にかかる監視制御システムでリソースが枯渇した場合に、リソースが枯渇したサーバが実行する処理の処理手順を示すフローチャート
実施の形態にかかる監視制御システムでリソースが枯渇した場合に、リソースが枯渇していないサーバが実行する処理の処理手順を示すフローチャート
実施の形態にかかる監視制御システムでリソースが復活した際に、監視制御システムで実行される処理を説明するための図
実施の形態にかかる監視制御システムでリソースが復活した際に、リソースが復活したサーバが実行する処理の処理手順を示すフローチャート
実施の形態にかかる監視制御システムでリソースが復活した際に、リソースが枯渇していないサーバが実行する処理の処理手順を示すフローチャート
実施の形態にかかる監視制御システムにサーバが追加された場合に、監視制御システムで実行される処理を説明するための図
実施の形態にかかる監視制御システムにサーバが追加された場合に、追加されたサーバが実行する処理の処理手順を示すフローチャート
実施の形態にかかる監視制御システムにサーバが追加された場合に、サーバの代表既設装置が実行する処理の処理手順を示すフローチャート
実施の形態にかかる監視制御システムにサーバが追加された場合に、サーバの非代表既設装置が実行する処理の処理手順を示すフローチャート
実施の形態にかかるサーバが備える処理回路をプロセッサおよびメモリで実現する場合の処理回路の構成例を示す図
実施の形態にかかるサーバが備える処理回路を専用のハードウェアで実現する場合の処理回路の例を示す図
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下に、本開示の実施の形態にかかる監視制御サーバ、監視制御システム、監視制御方法、および監視制御プログラムを図面に基づいて詳細に説明する。
(【0011】以降は省略されています)
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