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公開番号
2024157302
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-11-07
出願番号
2023071593
出願日
2023-04-25
発明の名称
アミノアルコール変性シリコーンを含有する化粧料
出願人
信越化学工業株式会社
代理人
弁理士法人英明国際特許事務所
主分類
A61K
8/898 20060101AFI20241030BHJP(医学または獣医学;衛生学)
要約
【課題】乳化粒子径が細かく、使用感、粘度安定性に優れた油中水型化粧料を提供する。
【解決手段】(a)下記式(1)
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024157302000025.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">32</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">115</com:WidthMeasure> </com:Image>
[R
1
は、一価炭化水素基であり、R
2
は、下記式(2)
<com:Image com:imageContentCategory="Drawing"> <com:ImageFormatCategory>TIFF</com:ImageFormatCategory> <com:FileName>2024157302000026.tif</com:FileName> <com:HeightMeasure com:measureUnitCode="Mm">20</com:HeightMeasure> <com:WidthMeasure com:measureUnitCode="Mm">114</com:WidthMeasure> </com:Image>
(Zは、独立にH、-CH
2
CH(OH)CH
3
及び-CH(CH
3
)CH
2
OHから選択される基である。mは1~10の整数であり、nは1~5の整数である。)]で表される側鎖を有するアミノアルコール変性シリコーン、及び(b)無機塩:0.6~1.8質量%を含む油中水型化粧料。
【選択図】なし
特許請求の範囲
【請求項1】
(a)下記式(1)
TIFF
2024157302000022.tif
32
115
[R
1
は、独立に炭素数1~20のアルキル基、炭素数6~15のアリール基及び炭素数7~15のアラルキル基から選択される一価炭化水素基であり、R
2
は、独立に下記式(2)
TIFF
2024157302000023.tif
20
114
(Zは、独立に水素原子、-CH
2
CH(OH)CH
3
及び-CH(CH
3
)CH
2
OHから選択される基であり、分子中の全てのZのモル数に対して、50モル%以上が-CH
2
CH(OH)CH
3
及び-CH(CH
3
)CH
2
OHから選択される基である。mは1~10の整数であり、nは1~5の整数である。)
で表される基であり、R
3
は、前記R
1
又はR
2
であり、aは1~100、bは0~10であり、cは0~4の整数であり、b=0のとき、R
3
のうち少なくとも1つはR
2
である。]
で表されるアミノアルコール変性シリコーン、及び
(b)無機塩:0.6~1.8質量%
を含む油中水型化粧料。
続きを表示(約 570 文字)
【請求項2】
前記式(1)において、R
2
が下記式(3)及び(4)
TIFF
2024157302000024.tif
43
115
(前記式(3)及び(4)において、Zは上記と同じである。)
で表されるアミノアルコール基から選択される、請求項1記載の油中水型化粧料。
【請求項3】
前記式(1)において、bが1~10の整数であり、かつa/bが10~30である請求項1記載の油中水型化粧料。
【請求項4】
前記式(1)において、分子中の全てのZのモル数に対して、99~100モル%が-CH
2
CH(OH)CH
3
又は-CH(CH
3
)CH
2
OHである請求項1記載の油中水型化粧料。
【請求項5】
(a)成分の動粘度が100~3,500mm
2
/sである請求項1記載の化粧料。
【請求項6】
(b)成分が、塩化ナトリウム及び硫酸マグネシウムから選択される1種以上である請求項1記載の油中水型化粧料。
【請求項7】
さらに、(c)水溶性多価アルコールを含む、請求項1~6のいずれか1項記載の油中水型化粧料。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は、アミノアルコール変性シリコーンを含有する化粧料に関する。なお、本発明では化粧料用の組成物を化粧料と記載することがある。
続きを表示(約 3,200 文字)
【背景技術】
【0002】
特許文献1では、水酸基を少なくとも2個有する多価アルコール置換炭化水素基と、シリコーン化合物をオルガノハイドロジェンポリシロキサンに付加反応した組成物として、ポリグリセリン変性シリコーンの合成方法が提案されている。しかしながら、ポリグリセリン変性シリコーンは界面張力低下能に乏しく、乳化粒子径を細かくすることが困難であった。
【0003】
特許文献2では、アミノアルコール変性オルガノポリシロキサンをシリコーン活性剤として含有する化粧料が開示されている。アミノアルコール変性オルガノポリシロキサンを用いた化粧料の乳化安定性についても言及しているが、粘度についての経時変化は確認されておらず、シリコーンゲル化剤やベントナイトを高配合することで、高粘度にして安定化しているにすぎない。さらに、最適なシリコーン主鎖長についての検討もされておらず、感触の悪い高粘度アミノアルコール変性シリコーンを用いて粘性を付与して安定化しているにすぎない。特許文献3でもアミノアルコール変性オルガノシロキサンを含有した乳化組成物が検討されているが、衣料用洗剤や柔軟剤等への応用を目的としており、化粧料としての乳化性能や使用感等についての記載はない。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
特開2002-179798号公報
特開2015-113344号公報
特表2013-523963号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記事情に鑑みなされたもので、乳化粒子径が細かく、使用感、粘度安定性に優れた油中水型化粧料を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、上記目的を達成するため鋭意検討した結果、特定のオルガノポリシロキサンと、特定量の無機塩とを有する油中水型化粧料が上記課題を解決できることを知見し、本発明をなすに至ったものである。
【0007】
従って、本発明は、下記油中水型化粧料を提供する。
1.(a)下記式(1)
TIFF
2024157302000001.tif
32
115
[R
1
は、独立に炭素数1~20のアルキル基、炭素数6~15のアリール基及び炭素数7~15のアラルキル基から選択される一価炭化水素基であり、R
2
は、独立に下記式(2)
TIFF
2024157302000002.tif
20
114
(Zは、独立に水素原子、-CH
2
CH(OH)CH
3
及び-CH(CH
3
)CH
2
OHから選択される基であり、分子中の全てのZのモル数に対して、50モル%以上が-CH
2
CH(OH)CH
3
及び-CH(CH
3
)CH
2
OHから選択される基である。mは1~10の整数であり、nは1~5の整数である。)
で表される基であり、R
3
は、前記R
1
又はR
2
であり、aは1~100、bは0~10であり、cは0~4の整数であり、b=0のとき、R
3
のうち少なくとも1つはR
2
である。]
で表されるアミノアルコール変性シリコーン、及び
(b)無機塩:0.6~1.8質量%
を含む油中水型化粧料。
2.前記式(1)において、R
2
が下記式(3)及び(4)
TIFF
2024157302000003.tif
43
115
(前記式(3)及び(4)において、Zは上記と同じである。)
で表されるアミノアルコール基から選択される、1記載の油中水型化粧料。
3.前記式(1)において、bが1~10の整数であり、かつa/bが10~30である1又は2記載の油中水型化粧料。
4.前記式(1)において、分子中の全てのZのモル数に対して、99~100モル%が-CH
2
CH(OH)CH
3
又は-CH(CH
3
)CH
2
OHである、1~3のいずれかに記載の油中水型化粧料。
5.(a)成分の動粘度が100~3,500mm
2
/sである、1~4のいずれかに記載の化粧料。
6.(b)成分が、塩化ナトリウム及び硫酸マグネシウムから選択される1種以上である1~5のいずれかに記載の油中水型化粧料。
7.さらに、(c)水溶性多価アルコールを含む、1~6のいずれかに記載の油中水型化粧料。
【発明の効果】
【0008】
本発明の化粧料は、乳化粒子径が細かく、使用感に優れ、低粘度であっても経時での粘度安定性に優れている。また、エタノールのように乳化物の粘度安定性を損なうような成分を含んだ化粧料であっても、経時での粘度安定性に優れた化粧料を与えることができる。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明について詳細に説明する。なお、本発明において、成分名を化粧品表示名称又はInternational Nomenclature of Cosmetic Ingredient(INCI)で記載する場合がある。化粧品表示名称とINCIが対応する場合は英語記載を省略する場合がある。
【0010】
[(a)成分]
本発明の(a)成分は、アミノアルコール変性シリコーンであり、1種単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。アミノアルコール変性シリコーンとしては、例えば、下記式(1)
TIFF
2024157302000004.tif
32
115
[R
1
は、独立に炭素数1~20のアルキル基、炭素数6~15のアリール基及び炭素数7~15のアラルキル基から選択される一価炭化水素基であり、R
2
は、独立に下記式(2)
TIFF
2024157302000005.tif
20
114
(Zは、独立に水素原子、-CH
2
CH(OH)CH
3
及び-CH(CH
3
)CH
2
OHから選択される基であり、分子中の全てのZのモル数に対して、50モル%以上が-CH
2
CH(OH)CH
3
及び-CH(CH
3
)CH
2
OHから選択される基である。mは1~10の整数であり、nは1~5の整数である。)
で表される基であり、R
3
は、前記R
1
又はR
2
であり、aは1~100、bは0~10であり、cは0~4の整数であり、b=0のとき、R
3
のうち少なくとも1つはR
2
である。]
で表されるアミノアルコール変性シリコーンが挙げられる。なお、本発明において、シロキサン単位の結合順序は式に限定されるものではない(以下、同様)。
(【0011】以降は省略されています)
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