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公開番号2024154284
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-30
出願番号2023068030
出願日2023-04-18
発明の名称定着装置および画像形成装置
出願人シャープ株式会社
代理人弁理士法人あーく事務所
主分類G03G 15/20 20060101AFI20241023BHJP(写真;映画;光波以外の波を使用する類似技術;電子写真;ホログラフイ)
要約【課題】状況に応じて加熱手段を使い分けることができる定着装置を提供する。
【解決手段】定着装置1は、円筒状の定着ベルト31と加圧ローラ32とによって挟持した用紙Pを加熱および加圧し、用紙Pに画像を定着させる。定着装置1は、定着ベルト31の内側に当接し、加圧ローラ32と伴に用紙を加圧するニップ部Nを形成する定着パッド34と、定着パッド34に取り付けられ、正の温度特性を有する発熱体を含むヒータとを備える。搬送される用紙Pの幅方向に沿って延びた少なくとも2つ以上のヒータ(第1ヒータ41および第2ヒータ42)が並列に配置されており、それぞれ電力が異なる。
【選択図】図2
特許請求の範囲【請求項1】
円筒状の定着ベルトと加圧部材とによって挟持した用紙を加熱および加圧し、用紙に画像を定着させる定着装置であって、
前記定着ベルトの内側に当接し、前記加圧部材と伴に用紙を加圧するニップ部を形成する定着パッドと、
前記定着パッドに取り付けられ、正の温度特性を有する発熱体を含むヒータと、を備え、
搬送される用紙の幅方向に沿って延びた少なくとも2つ以上のヒータが並列に配置されており、それぞれ電力が異なること
を特徴とする定着装置。
続きを表示(約 570 文字)【請求項2】
請求項1に記載の定着装置であって、
少なくとも2つ以上の前記ヒータは、それぞれ複数の前記発熱体を含み、前記ヒータにおける前記発熱体の密度が異なること
を特徴とする定着装置。
【請求項3】
請求項1に記載の定着装置であって、
少なくとも2つ以上の前記ヒータは、それぞれの抵抗が異なること
を特徴とする定着装置。
【請求項4】
請求項1に記載の定着装置であって、
少なくとも2つ以上の前記ヒータは、前記搬送方向での上流側から下流側に向かうに従って、電力が小さくなるように配置されていること
を特徴とする定着装置。
【請求項5】
請求項1に記載の定着装置であって、
前記定着ベルトが定着動作を実施する前に予め設定された温度まで前記定着ベルトを加熱する予備加熱では、電力が高い前記ヒータを使用すること
を特徴とする定着装置。
【請求項6】
請求項1に記載の定着装置であって、
前記定着ベルトの温度に応じて、少なくとも2つ以上の前記ヒータのいずれかを切り替えて使用すること
を特徴とする定着装置。
【請求項7】
請求項1に記載の定着装置を備えた画像形成装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、用紙を加熱および加圧して画像を定着させる定着装置および画像形成装置に関する。
続きを表示(約 1,300 文字)【背景技術】
【0002】
従来、複写機、プリンタ等の電子写真方式の画像形成装置に用いられる定着装置では、未定着のトナー像が形成された用紙を加圧および加熱することで、トナー像の定着が行われる。近年では、無端状の定着ベルトを用いた定着装置が提案されており、ヒータによって定着ベルトを加熱している。また、画像形成装置では、様々なサイズの用紙が使用されるようになっているが、定着を繰り返すと、用紙が通過しない領域(非通紙領域)では、温度が徐々に上昇するという問題があった。そこで、用紙の幅方向での発熱分布ムラを抑える方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2011-151003号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
従来の画像形成装置におけるヒータは、基板と、基板長手方向に沿って基板上に設けられている第1導電体と、基板上に第1導電体とは基板短手方向で異なる位置に設けられている第2導電体と、第1導電体と第2導電体間に並列接続されている複数本の発熱抵抗体とを有し、複数本の発熱抵抗体を有する発熱ブロックが形成されている。そして、1つの発熱ブロックの中で、長手方向の中央に配置されている発熱抵抗体よりも端部に配置されている発熱抵抗体のほうが、抵抗値が高い。
【0005】
従来の画像形成装置において、長手方向全体を加熱する際、全ての発熱抵抗体を使用することしかできない。このように、温度状況に応じて、加熱手段を切り替えることが考慮されていないので、効率的な温度制御を行うことができないという課題がある。
【0006】
本開示は、上記の課題を解決するためになされたものであり、状況に応じて加熱手段を使い分けることができる定着装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本開示に係る定着装置は、円筒状の定着ベルトと加圧部材とによって挟持した用紙を加熱および加圧し、用紙に画像を定着させる定着装置であって、前記定着ベルトの内側に当接し、前記加圧部材と伴に用紙を加圧するニップ部を形成する定着パッドと、前記定着パッドに取り付けられ、正の温度特性を有する発熱体を含むヒータと、を備え、搬送される用紙の幅方向に沿って延びた少なくとも2つ以上のヒータが並列に配置されており、それぞれ電力が異なることを特徴とする。
【0008】
本開示に係る定着装置では、少なくとも2つ以上の前記ヒータは、それぞれ複数の発熱体を含み、前記ヒータにおける前記発熱体の密度が異なる構成としてもよい。
【0009】
本開示に係る定着装置では、少なくとも2つ以上の前記ヒータは、それぞれの抵抗が異なる構成としてもよい。
【0010】
本開示に係る定着装置では、少なくとも2つ以上の前記ヒータは、前記搬送方向での上流側から下流側に向かうに従って、電力が小さくなるように配置されている構成としてもよい。
(【0011】以降は省略されています)

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