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公開番号2024153935
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-29
出願番号2024134271,2022085295
出願日2024-08-09,2022-05-25
発明の名称ペダル装置
出願人株式会社デンソー
代理人弁理士法人ゆうあい特許事務所
主分類G05G 5/03 20080401AFI20241022BHJP(制御;調整)
要約【課題】ペダルの解放時ストッパが破損した場合に一方側ホルダが第1コイルバネの付勢力に起因して中間ホルダから離脱することを防止することが可能なペダル装置を提供する。
【解決手段】ユニット軸方向Dsaの一方側への一方側ホルダ67の移動をペダルによって阻止することが解除された場合に、中間ホルダ74の中間抜止め部747は、一方側抜止め部673に対してユニット軸方向Dsaに突き当たる。従って、ペダルの解放時ストッパが破損した場合にも、一方側ホルダ67は中間ホルダ74に対して保持される。すなわち、一方側ホルダ67と中間ホルダ74と第1コイルバネ65とが第1コイルバネ65の付勢力によって分解することが回避される。これにより、例えば、ペダルの解放時ストッパが破損した場合に一方側ホルダ67が第1コイルバネ65の付勢力に起因して中間ホルダ74から離脱し運転者側へ飛び出すことを防止することが可能である。
【選択図】図5
特許請求の範囲【請求項1】
車両(80)に設けられるペダル装置であって、
車体(2)に取り付けられる支持体(10、20)と、
前記支持体に対して揺動可能に設けられ、所定の操作側から運転者(81)に踏込み操作されるペダル(40)と、
前記支持体に支持され、前記ペダルに対し前記操作側とは反対側である反操作側に配置され、前記運転者が前記ペダルに印加する踏力に対する反力を発生させる反力発生機構(60)とを備え、
前記反力発生機構は、一方向(Dsa)へ弾性変形可能な1つ以上の弾性部材(65、66)から構成された弾性部と、前記弾性部に対し前記一方向の前記ペダル側である一方側から当接する第1ホルダ(67、74)と、前記弾性部に対し前記一方向の前記一方側とは反対側の他方側から当接する第2ホルダ(68、74)とを有し、
前記反力発生機構は、前記踏力の伝達経路において直列に連結され前記一方向へ弾性変形可能な第1コイルバネ(65)と第2コイルバネ(66)とを有し、
前記1つ以上の弾性部材は、前記第1コイルバネと前記第2コイルバネとの少なくとも何れかである、ペダル装置。
続きを表示(約 1,000 文字)【請求項2】
前記反力発生機構は、前記踏力の伝達経路において前記第1コイルバネと前記第2コイルバネとの間に設けられた中間ホルダ(74)を有し、
前記中間ホルダは、前記第1ホルダとして、前記第2ホルダとして、または、前記第1ホルダと前記第2ホルダとの何れとも異なる別部品として設けられている、請求項1に記載のペダル装置。
【請求項3】
前記反力発生機構は、前記踏力の伝達経路において前記1つ以上の弾性部材を介し直列に連結され互いに前記一方向へ相対移動可能な複数のホルダ(67、68、74)を有し、
前記第1ホルダと前記第2ホルダは前記複数のホルダに含まれ、
前記複数のホルダのうち前記一方向の最も前記一方側に設けられた一方側ホルダ(67)と前記複数のホルダのうち前記一方向の最も前記他方側に設けられた他方側ホルダ(68)とのうち一方は、前記一方向へ延伸する筒形状を成す外側ガイド部(69、685)を有し、
前記一方側ホルダと前記他方側ホルダとのうち他方は、前記外側ガイド部に対し前記一方向へ相対移動可能に嵌入された内側ガイド部(70、673a)を有する、請求項1または2に記載のペダル装置。
【請求項4】
前記外側ガイド部(69)は、前記第1コイルバネおよび前記第2コイルバネの径方向内側に設けられている、請求項3に記載のペダル装置。
【請求項5】
前記内側ガイド部(673a)は、前記第1コイルバネおよび前記第2コイルバネの径方向外側に設けられている、請求項3に記載のペダル装置。
【請求項6】
前記反力発生機構は、前記踏力の伝達経路において前記1つ以上の弾性部材を介し直列に連結され互いに前記一方向へ相対移動可能な複数のホルダ(67、68、74)を有し、
前記第1ホルダと前記第2ホルダは前記複数のホルダに含まれ、
前記反力発生機構は、一端部(611)と他端部(612)とを有する板バネ(61)を有し、
前記板バネの一端部は前記支持体に固定され、
前記複数のホルダのうち前記一方向の最も前記他方側に設けられた他方側ホルダ(68)は、前記板バネの他端部に相対移動不能に連結されている、請求項1または2に記載のペダル装置。
【請求項7】
前記第1ホルダと前記第2ホルダは樹脂製または金属製である、請求項1または2に記載のペダル装置。
【請求項8】
前記ペダルはブレーキペダルである、請求項1または2に記載のペダル装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、車両に設けられるペダル装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
この種のペダル装置として、例えば特許文献1に記載されたペダルシミュレータが従来から知られている。この特許文献1に記載されたペダルシミュレータは、ブレーキペダルと、そのブレーキペダルに連結された作動ロードと、シリンダと、そのシリンダ内で作動ロードの力を受けるように設置されるピストンと、複数のコイルバネと、複数のバネ座とを備えている。
【0003】
その複数のコイルバネは、弾性圧縮変形した状態でシリンダ内に設けられているので、ピストンを弾力的に支持し、作動ロードの力に対して対抗する付勢力を発生する。また、複数のバネ座は、シリンダ内に設けられ、複数のコイルバネの相互間に介在した状態でその複数のコイルバネを支持する。ピストンは、ブレーキペダルに対する運転者の踏込み操作に伴い作動ロードに押されてシリンダ内で、ピストンの移動方向であるシリンダの軸方向に移動する。
【0004】
また、シリンダは、シリンダの軸方向においてピストンに対するコイルバネ側とは反対側にストッパ壁を有している。そして、ブレーキペダルに対し運転者の踏込み操作が為されていない非踏込み状態では、ピストンは、複数のコイルバネの付勢力によって作動ロード側へ移動させられるが、ストッパ壁に当たって止まる。すなわち、そのシリンダのストッパ壁は、ブレーキペダルが非踏込み状態である場合に作動ロード側へのピストンの移動を阻止する非踏込み時ストッパ機能を備えている。この非踏込み時ストッパ機能により、ピストンと複数のコイルバネと複数のバネ座は、シリンダ内に収容された状態に維持される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
特開2014-84091号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、特許文献1のペダルシミュレータにおいて、シリンダのストッパ壁が何らかの原因により破損し、それによって、上記非踏込み時ストッパ機能が失われることが考えられる。そのように非踏込み時ストッパ機能が失われた場合、ピストンが複数のコイルバネの付勢力に起因してシリンダから離脱し、例えば運転者側へ飛び出してしまう。発明者らの詳細な検討の結果、以上のようなことが見出された。
【0007】
本発明は上記点に鑑みて、非踏込み時ストッパ機能が毀損された場合に第1ホルダが弾性部の付勢力に起因して第2ホルダから離脱することを防止することが可能なペダル装置を提供することを目的とする。なお、上記第1ホルダは特許文献1のピストンに対応し、上記第2ホルダは特許文献1のシリンダに対応し、上記弾性部は特許文献1の複数のコイルバネに対応する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に記載のペダル装置は、
車両(80)に設けられるペダル装置であって、
車体(2)に取り付けられる支持体(10、20)と、
支持体に対して揺動可能に設けられ、所定の操作側から運転者(81)に踏込み操作されるペダル(40)と、
支持体に支持され、ペダルに対し操作側とは反対側である反操作側に配置され、運転者がペダルに印加する踏力に対する反力を発生させる反力発生機構(60)とを備え、
反力発生機構は、一方向(Dsa)へ弾性変形可能な1つ以上の弾性部材(65、66)から構成された弾性部と、弾性部に対し上記一方向のペダル側である一方側から当接する第1ホルダ(67、74)と、弾性部に対し上記一方向の一方側とは反対側の他方側から当接する第2ホルダ(68、74)とを有し、
反力発生機構は、踏力の伝達経路において直列に連結され上記一方向へ弾性変形可能な第1コイルバネ(65)と第2コイルバネ(66)とを有し、
上記1つ以上の弾性部材は、第1コイルバネと第2コイルバネとの少なくとも何れかである。
【0009】
従って、運転者の踏力に対抗する反力発生機構の反力の特性を設定する際の自由度を、反力発生機構が有するコイルバネが1つの場合に比して向上させることが可能である。
【0010】
なお、各構成要素等に付された括弧付きの参照符号は、その構成要素等と後述する実施形態に記載の具体的な構成要素等との対応関係の一例を示すものである。
【図面の簡単な説明】
(【0011】以降は省略されています)

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