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公開番号2024151466
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-25
出願番号2023064814
出願日2023-04-12
発明の名称光学装置及び光学部材
出願人コニカミノルタ株式会社
代理人個人
主分類G01J 3/50 20060101AFI20241018BHJP(測定;試験)
要約【課題】ディスプレイ等の被測定物からの光をプローブへ導く光学部材をプローブと組み合わせて光学装置を構成するに際し、プローブに対する光学部材の位置決めを簡単に確実に行うことができる光学装置、及びこの光学装置に使用される光学部材を提供する。
【解決手段】光学装置1は、被測定物からの光を測定するプローブ10、被測定物からの光をプローブの光軸と直交する方向へシフトさせてプローブへ導く光学部材20、を備える。光学部材20は、ケーシング21、ケーシングに設けられ、プローブの先端と嵌合するプローブ受け部22を備え、プローブ10と光学部材20は、一端側をプローブ10に接続され他端側を光学部材20に接続された保持部材30により、プローブ10の先端とプローブ受け部22とが嵌合した状態で位置決めされている。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
被測定物からの光を測定するプローブと、
前記被測定物からの光をプローブの光軸と直交する方向へシフトさせて前記プローブへ導く光学部材と、
を備えた光学装置であって、
前記光学部材は、
ケーシングと、
前記ケーシングに設けられ、前記プローブの先端と嵌合するプローブ受け部と、
を備え、
前記プローブと前記光学部材は、一端側を前記プローブに接続され他端側を前記光学部材に接続された保持部材により、前記プローブの先端とプローブ受け部とが嵌合した状態で位置決めされていることを特徴とする光学装置。
続きを表示(約 900 文字)【請求項2】
前記保持部材は、前記プローブとの間に、前記光学部材に対する前記プローブの位置を調整する調整部材を備える請求項1に記載の光学装置。
【請求項3】
前記調整部材には、前記プローブの光軸と直交する方向へ長さを有するねじ止め用の長穴が形成されている請求項2に記載の光学装置。
【請求項4】
前記光学部材はプリズムを内蔵しており、前記被測定物からの光を前記プリズムの互いに平行に形成された2面でそれぞれ反射させることによりシフトさせて前記プローブへ導く請求項1~3のいずれかに記載の光学装置。
【請求項5】
前記光学部材には、別の光学部材と係合するための係合部が形成されている請求項1~3のいずれかに記載の光学装置。
【請求項6】
前記保持部材には別の保持部材と係合するための係合部が形成されている請求項1~3のいずれかに記載の光学装置。
【請求項7】
被測定物からの光を測定するプローブに接続して使用される光学部材であって、
前記被測定物からの光をプローブの光軸と直交する方向へシフトさせて前記プローブへ導くプリズムと、
前記プリズムを内包するケーシングと、
前記ケーシングに設けられ、前記プローブの先端と嵌合するプローブ受け部と、
前記ケーシングに一端側を接続され、他端側を前記プローブと接続される保持部材と、
を備えることを特徴とする光学部材。
【請求項8】
さらに、前記保持部材は、前記プローブとの間に設けられ、前記光学部材に対する前記プローブの位置を調整する調整部材を備える請求項7に記載の光学部材。
【請求項9】
前記調整部材には、前記プローブの光軸と直交する方向へ長さを有するねじ止め用の長穴が形成されている請求項8に記載の光学部材。
【請求項10】
前記光学部材には、別の光学部材と係合するための係合部が形成されている請求項7~9のいずれかに記載の光学部材。
(【請求項11】以降は省略されています)

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、ディスプレイ等の被測定物からの光を受光して色や輝度等を測定する光学装置、及びこの光学装置に用いられる光学部材に関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
近年、ディスプレイの分野において、Under Screen Camera(USC)と呼ばれる技術が開発されている。USCは、ディスプレイの背面にカメラモジュールを配置する技術である。この技術は、Under Display Cameraと呼ばれることもあるが、本明細書では、該当する技術を「USC」との名称で呼ぶことにする。
【0003】
USCを採用したデバイスは、ディスプレイ越しにカメラを視認しづらい構成を有している。このようなデバイスでは、カメラと重なるディスプレイの部分(USC部と呼ぶ)が、カメラと重なっていないディスプレイの通常の部分(以下では通常部と称する)の構造とは異なる構造を有する。したがってディスプレイのγ調整では、USC部と通常部との各々に対してγ調整が必要である。
【0004】
さらに、タクトタイムを短縮するために、USC部と通常部との各々の輝度を同時に計測したいという要望がある。しかしながら、ディスプレイの面内には発光分布がある。このため、計測の対象となる通常部は、USC部にできるだけ近接した部位であることが望ましい。このような事情により、USC部と通常部との間の間隔が10mmといった、近接した2つの部位の輝度を同時に計測することが求められている。
【0005】
上述の要望に応える技術として、プリズムを用いて近接した2つの部位の輝度を測定する装置が特許文献1に開示されている。
【0006】
この装置は、光学装置は、測光部12Aと、第1光学ユニット11Aと、測光部12Bと、第2光学ユニット11Bとを備える。第1光学ユニット11Aは、最も物体側の第1レンズ22A、および、第1部位AR1からの光を偏向させて第1レンズに導く第1プリズム21Aを有する。第2光学ユニット11Bは、最も物体側の第2レンズ22B、および、第2部位AR2からの光を偏向させて、第2レンズ22Bに導く第2プリズム21Bを有する。被測定物1から第1プリズム21Aに至る第1光学ユニット11Aの第1光軸AX1と、被測定物1から第2プリズム21Bに至る第2光学ユニット11Bの第2光軸AX2とが略平行であり、かつ、第1光軸AX1と第2光軸AX2との間の間隔が、第1レンズ22Aの中心と第2レンズ22Bの中心との間の距離よりも小さい、というものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
国際公開第2022/030292号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
上述の特許文献1では、各測光部12A、12Bと、第1、第2光学ユニット11A、11Bがそれぞれ1つの装置として説明されている。これでは、新たな装置を一から設計することになり、実用性に乏しい。
【0009】
そこで、発明者は上述の特許文献1に記載されている装置を簡単に実用化するべく、従来のプローブを測光部12A、12Bとしてそのまま用いるとともに、第1、第2光学ユニット11A、11Bに相当し、ディスプレイからの光をプローブへ導く光学部材をプローブに接続することで、新たな装置を一から設計することなく対応することを考えた。
【0010】
具体的には、プローブに対し光学部材を精度よく位置決めするためにプローブ先端にネジ山を形成するとともに、ネジ山を受ける螺旋を有するプローブ受け部を光学部材に形成して、プローブと光学部材を取り外し可能に螺合結合することを試みた。しかし、実際にプローブと光学部材を螺合したところ、螺合の程度によってプローブの光軸と直交する方向での光学部材の角度が変化するため、プローブに対して光学部材が所望の向きとなるように位置決めすることが難しいという不都合が発生した。
(【0011】以降は省略されています)

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