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公開番号2024150305
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-23
出願番号2023063660
出願日2023-04-10
発明の名称液体供給システム
出願人トキコシステムソリューションズ株式会社
代理人個人,個人
主分類B01J 4/00 20060101AFI20241016BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約【課題】貯留部から供給先に液体をより適切に供給することが可能な技術を提供する。
【解決手段】本開示の一実施形態に係る液体供給システム1は、液体を貯留するタンク10と、液体を供給先に供給する供給経路20と、供給経路20に設けられ、液体の密度を測定する測定装置40と、供給経路20における測定装置40の下流から分岐しタンク10に戻る、戻り経路60と、戻り経路60との分岐よりも下流側の供給経路20に液体を供給する第1の状態と戻り経路60に液体を供給する第2の状態とを切り替え可能な調整弁23V,60Vと、液体の密度が相対的に大きい場合に、調整弁23V,60Vを第1の状態に設定し、液体の密度が相対的に小さい場合に、調整弁23V,60Vを第2の状態に設定する制御装置80と、供給経路20における測定装置40の上流から分岐しタンク10に戻る、戻り経路50,70と、を備える。
【選択図】図1
特許請求の範囲【請求項1】
液体を貯留する貯留部と、
前記液体を供給先に供給する供給経路と、
前記供給経路に設けられ、前記液体に混入する気体量に関する物理量を測定する測定部と、
前記供給経路における前記測定部の下流から分岐し前記貯留部に戻る第1の戻り経路と、
前記第1の戻り経路との分岐よりも下流側の前記供給経路に液体を供給する第1の状態と、前記第1の戻り経路に液体を供給する第2の状態とを切り替え可能な切替部と、
前記測定部による測定結果が、前記液体に混入する気体量が相対的に少ない状態を表す場合に、前記切替部を第1の状態に設定し、前記測定部による測定結果が、前記液体に混入する気体量が相対的に多い状態を表す場合に、前記切替部を第2の状態に設定する制御部と、
前記供給経路における前記測定部の上流から分岐し前記貯留部に戻る第2の戻り経路と、を備え、
前記第2の状態において、前記第1の戻り経路との分岐よりも下流側の前記供給経路に液体を供給すると共に前記第2の戻り経路に液体の一部を供給させる、
液体供給システム。
続きを表示(約 360 文字)【請求項2】
前記第2の戻り経路は、前記供給経路の鉛直方向に対し、前記供給経路よりも上方に位置するよう分岐する、
請求項1に記載の液体供給システム。
【請求項3】
前記第2の戻り経路に設けられ、開度を調整可能な調整弁を備え、
前記制御部は、前記測定部の測定結果に応じて、前記調整弁の開度を調整する、
請求項1又は2に記載の液体供給システム。
【請求項4】
前記制御部は、前記測定部の測定結果が、前記液体に混入する気体量が相対的に多い状態を表す場合、前記調整弁の開度を相対的に大きく設定し、前記測定部の測定結果が、前記液体に混入する気体量が相対的に少ない状態を表す場合、前記調整弁の開度を相対的に小さく設定する、
請求項3に記載の液体供給システム。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本開示は、液体供給システムに関する。
続きを表示(約 1,600 文字)【背景技術】
【0002】
例えば、貯留部から供給経路を介して供給先に液体水素等の液体を供給するシステムにおいて、供給経路の途中に液体に気体が混入しているか否かを検出するための質量流量計や密度計等の検出器を設け、検出器が気体の混入を検出した場合、検出器による液体に混入する気体の測定点よりも下流の供給経路から分岐する戻し経路から貯留部に液体を戻し、検出器により気体が混入していないことが検出された場合には供給先に液体を供給する技術が知られている(特許文献1参照)。
【0003】
かかる構成によれば、気体が混入する液体を供給先に供給してしまうことを防止できる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
実公平3-21457号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、例えば、液体中に気体が混入していないことが検出器で検出されるまでは、供給先に液体を供給することができず、このため、供給先に液体を供給できない状態が継続してしまう可能性がある。
【0006】
そこで、上記課題に鑑み、供給先に液体を供給する際に、液体中に混入する気体が供給先にて許容しうる気体の混入量(許容限度)を超えている場合であっても、液体中の気体の混入量を許容限度以下に減少させた液体を供給先に供給させることが可能な技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するため、本開示の一実施形態では、
液体を貯留する貯留部と、
前記液体を供給先に供給する供給経路と、
前記供給経路に設けられ、前記液体に混入する気体量に関する物理量を測定する測定部と、
前記供給経路における前記測定部の下流から分岐し前記貯留部に戻る第1の戻り経路と、
前記第1の戻り経路との分岐よりも下流側の前記供給経路に液体を供給する第1の状態と、前記第1の戻り経路に液体を供給する第2の状態とを切り替え可能な切替部と、
前記測定部による測定結果が、前記液体に混入する気体量が相対的に少ない状態を表す場合に、前記切替部を第1の状態に設定し、前記測定部による測定結果が、前記液体に混入する気体量が相対的に多い状態を表す場合に、前記切替部を第2の状態に設定する制御部と、
前記供給経路における前記測定部の上流から分岐し前記貯留部に戻る第2の戻り経路と、を備え、
前記第2の状態において、前記第1の戻り経路との分岐よりも下流側の前記供給経路に液体を供給すると共に前記第2の戻り経路に液体の一部を供給させる、
液体供給システムが提供される。
【発明の効果】
【0008】
上述の実施形態によれば、貯留部から供給される液体中に許容限度を超えた気体が混入している場合、貯留部へ戻る液体の流量を増加させることで、相対的に気体が多く混入する液体を貯留部へ戻し、相対的に気体の混入量が少ない液体を貯留部から供給先へ供給することができる。このため、液体中に多少の気体が混入していたとしても、液体中に混入する気体を減少させて供給先に供給させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
液体供給システムの構成の第1例を示す図である。
液体供給システムの構成の第2例を示す図である。
液体供給システムの構成の第3例を示す図である。
制御装置による処理の一例を概略的に示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面を参照して実施形態について説明する。
(【0011】以降は省略されています)

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