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公開番号2024149271
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-18
出願番号2023063048
出願日2023-04-07
発明の名称断線検出装置
出願人エクセン株式会社
代理人弁理士法人レガート知財事務所
主分類G01R 31/54 20200101AFI20241010BHJP(測定;試験)
要約【課題】 この発明は、3相モーター等の電力供給等に用いられる3本の電線(3相電線)における断線の有無を、簡易な回路構成により容易に確認することができる断線検出装置を得ることを課題とする。
【解決手段】 この発明は、各相が短絡された状態にある3相電線L1、L2、L3の1線と他の2線との間に直流電圧を印加して前記3相電線L1、L2、L3における断線の有無を検出する断線検出装置1であって、直流電源2の一方の極性に接続された第1端子31と、他方の極性に接続された第2端子32及び第3端子33とを備え、前記第2端子32と前記直流電源2との間に、前記第3端子32に前記直流電圧が印加されたときに前記第2端子32と前記直流電源2とを電気的に接続するスイッチ手段5と、前記第2端子32と前記直流電源2との間に流れる電流を検出する電流検出手段4とを直列接続して構成する。
【選択図】 図1
特許請求の範囲【請求項1】
各相が短絡された状態にある3相電線の1線と他の2線との間に直流電圧を印加して前記3相電線における断線の有無を検出する断線検出装置であって、
直流電源の一方の極性に接続された第1端子と、他方の極性に接続された第2端子及び第3端子とを備え、
前記第2端子と前記直流電源との間に、前記第3端子に前記直流電圧が印加されたときに前記第2端子と前記直流電源とを電気的に接続するスイッチ手段と、前記第2端子と前記直流電源との間に流れる電流を検出する電流検出手段とを直列接続した、
断線検出装置。
続きを表示(約 120 文字)【請求項2】
スイッチ手段にはトランジスタを用いた、請求項1記載の断線検出装置。
【請求項3】
第1端子ないし第3端子を短絡させて直流電源の残量有無を確認する電源残量確認手段を備えた、請求項1又は2記載の断線検出装置。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
この発明は、3相モーター等を用いた電動機械器具(例えばコンクリートバイブレーター)において、電力供給に用いられる3本の電線に断線が生じていないかどうかを確認するための断線検出装置に関するものである。
続きを表示(約 1,900 文字)【背景技術】
【0002】
コンクリートバイブレーターなどの3相モーターを用いた電動機械器具にあっては、電力供給に用いられる3本の電線のうちの一部の電線が、過負荷などによって焼損して断線し、欠相状態となることがある。欠相状態で運転すると、欠相されていない相に過電流が流れ、より大きな事故につながることがあるため、運転前に断線検出を行うことが必要不可欠である。
【0003】
通常、断線検出は1本の閉回路による検出しか考慮されておらず、3相モーターMの断線検出にあっては、電力供給に用いられる3本の電線L

、L

、L

のうち、一度に断線検出装置1を接続できるのは2線までであるため、全ての電線の断線の有無を確認するためには少なくとも2回の測定を行わなければならならず、手間の掛かるものであった(図7参照)。
【0004】
この点、実開昭60-114573には、3相モーターの電力供給に用いられる3本の電線全てに同時に接続して断線の有無を検出できるようにした断線検出装置が提案されている。この発明によれば、断線検出装置の直流電圧線と2本のセンサ線が、3相モーターの3本の電線に個々に接続されているので、1回測定するだけで3本の電線全てについての断線の有無を検出することができる。
【0005】
しかしながら、この断線検出装置にあっては、電源スイッチを入れなければ装置が作動しないことから、断線の有無の確認作業を行う度に電源スイッチの操作を行わなければならず、作業が煩雑である。また、作業終了時に電源スイッチを切り忘れると、未使用時に電池が消耗してしまい、肝心の作業時に電池が切れていて使用できないという問題もある。また、この断線検出装置は、3本の電線のうちどの電線が断線しているかについてまで検出することを目的とした装置となっているため、検出装置の回路構成が複雑である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
実開昭60-114573号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
この発明は、3相モーター等の電力供給等に用いられる3本の電線(3相電線)における断線の有無を、簡易な回路構成により容易に確認することができる断線検出装置を得ることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この発明の断線検出装置は、各相が短絡された状態にある3相電線の1線と他の2線との間に直流電圧を印加して前記3相電線における断線の有無を検出する断線検出装置であって、直流電源の一方の極性に接続された第1端子と、他方の極性に接続された第2端子及び第3端子とを備え、前記第2端子と前記直流電源との間に、前記第3端子に前記直流電圧が印加されたときに前記第2端子と前記直流電源とを電気的に接続するスイッチ手段と、前記第2端子と前記直流電源との間に流れる電流を検出する電流検出手段とを直列接続して構成する。前記スイッチ手段は、前記第3端子に前記直流電圧が印加されたときに前記第2端子と前記直流電源とを電気的に接続することができるものであればよく、トランジスタやリレーを用いることが考えられる。また、前記電流検出手段は、前記第2端子と前記直流電源との間に流れる電流によって動作するものであればよく、発光ダイオードや電子ブザーを用いることが考えられる。
【0009】
請求項2の発明は、前記スイッチ手段にトランジスタを用いたことを特徴とする。前記トランジスタには、バイポーラトランジスタ、電界効果トランジスタを用いることができる。
【0010】
請求項3の発明は、前記第1端子ないし前記第3端子を短絡させて前記直流電源の残量有無を確認する電源残量確認手段を備えたことを特徴とする。前記電源残量確認手段は、前記断線検出装置が備える第1端子ないし第3端子を互いに短絡させることができるものであればよく、例えば、第1端子と第2端子との間を短絡するスイッチと、第2端子と第3端子との間を短絡するスイッチとを設けておき、この2つのスイッチを同時に操作することにより、第1端子第2端子間及び第2端子第3端子間を短絡することが考えられる。このスイッチには、半導体スイッチを用いることもできる。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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