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公開番号2024148103
公報種別公開特許公報(A)
公開日2024-10-17
出願番号2023061034
出願日2023-04-04
発明の名称ペルチェ素子を用いた冷却被服
出願人クロダルマ株式会社
代理人個人
主分類A41D 13/005 20060101AFI20241009BHJP(衣類)
要約【課題】ペルチェ素子による冷却ユニットを内側に配置した被服本体において、ヒートシンクに集められたペルチェ素子からの熱を被服本体の外に排熱し、被服本体内に熱が籠ることを防止する冷却被服を提供する。
【解決手段】ペルチェ素子を用いた冷却被服は、被服本体と、被服本体の内側に配置されるマウント3と、ペルチェ素子24の冷却面を装着者の身体X側に向けるようにマウントに取り付ける冷却ユニット2とを有し、冷却ユニットはケーシング21、23内にペルチェ素子の加熱面に接するヒートシンク25と、ヒートシンクと対向して配置され、ヒートシンクの表面に気流を流すためのファン26が配置されるとともに、ケーシングにはファンの回転平面方向D1に空気を流入させる給気口21bと、ファンの回転平面に交差する方向D2にケーシングの外側へ排出する排気口23dが形成され、マウントには、冷却ユニットの排気口と連結する開口3bが形成される。
【選択図】図3
特許請求の範囲【請求項1】
被服本体と、前記被服本体の内側に配置されるマウントと、ペルチェ素子の冷却面を装着者の身体側に向けるように前記マウントに取り付ける冷却ユニットとを有し、
前記冷却ユニットはケーシング内に前記ペルチェ素子の加熱面に接するヒートシンクと、前記ヒートシンクと対向して配置され、前記ヒートシンクの表面に気流を流すためのファンが配置されるとともに、前記ケーシングには前記ファンの回転平面方向に空気を流入させる給気口と、前記ファンの回転平面に交差する方向に前記ケーシングの外側へ排出する排気口が形成され、
前記マウントには、前記冷却ユニットの前記排気口と連結する開口が形成されることを特徴とするペルチェ素子を用いた冷却被服。
続きを表示(約 730 文字)【請求項2】
請求項1記載の冷却被服であって、前記被服本体の少なくとも前記マウントの前記開口に露出する領域は通気性を有する排気生地領域となっており、前記冷却ユニットの前記ケーシングから排気される空気は、前記排気生地領域を通して被服本体の外側に排気されることを特徴とするペルチェ素子を用いた冷却被服。
【請求項3】
請求項1記載の冷却被服であって、前記冷却ユニットの前記排気口または前記マウントの前記開口には、その縁から突設する係合枠が形成されており、前記係合枠が前記排気口または前記開口の縁の内縁に篏合することで、前記冷却ユニットの前記ケーシング内に取り入れられた空気は前記ファンによって前記マウントの前記開口を通し前記被服本体の外に排出されることを特徴とするペルチェ素子を用いた冷却被服。
【請求項4】
請求項3記載の冷却被服であって、前記係合枠を円環とし、前記係合開口を円孔とすることで前記円環を前記円孔が篏合した状態で相対的に回動させることを可能とし、前記冷却ユニットと前記マウントには回動した所定位置で互いに結合するスライド突起とスライドポケットを形成したことを特徴とするペルチェ素子を用いた冷却被服。
【請求項5】
請求項1記載の冷却被服であって、前記マウントには前記開口の周囲を囲む環状溝が形成され、前記環状溝内を糸で縫うことによって前記マウントと前記被服本体とを縫合することを特徴とするペルチェ素子を用いた冷却被服。
【請求項6】
請求項5記載の冷却被服であって、前記開口は円孔であって、前記環状溝は前記円孔と同心円状に複数が形成されることを特徴とするペルチェ素子を用いた冷却被服。

発明の詳細な説明【技術分野】
【0001】
本発明は、ペルチェ素子を用いた冷却ユニットを被服本体のマウントに取り付けた場合、ペルチェ素子から放熱される熱をファンの排気によって被服本体の外側へ排出する構造に関する。
続きを表示(約 1,400 文字)【背景技術】
【0002】
近年、通電することで一方の面を冷やし、他方の面に熱を移す板状のペルチェ素子を用いた冷却被服が考案されている。ペルチェ素子による排熱は、高温化する面にヒートシンクを設置してその熱を被服本体の外へ逃がすことによって行われる。この冷却被服の構造は、以下の先行文献に開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2008-25052号
【0004】
上記特許文献1には、衣服部(被服本体)2の内側にアルコール等の熱媒体6を封入する熱媒体収容袋5を設け、ペルチェ素子1を熱媒体収容袋5に取り付けて、熱媒体6を介して、装着者の表面を冷却する構造が開示されている。
【0005】
そして、同特許文献1の装置においては、ペルチェ素子1により熱媒体5を冷却する際に発する熱は、ベスト(被服本体)2の外側に配置された伝熱部材(ヒートシンク)6に伝わり、この伝熱部材6にファン23で風を送ることで、排熱する構造となっている。
【0006】
しかしながら、上記特許文献1に開示される構造では、ファンや伝熱部材(ヒートシンク)を被服本体の外側に設置するため、外に張り出したこれら部材が邪魔になって、身体の自由な動きを妨げるという問題があった。
【0007】
また、これに代えて、従来の冷却被服と同じように、被覆本体に排気口を開口して、被覆本体内にファンを設置することも考えられるが、ペルチェ素子を使った冷却方法では、せっかくペルチェ素子により冷却された被服本体内の空気を排気してしまうことになってしまうという問題もあった。
【0008】
すなわち、かかる従来技術においては、ペルチェ素子によって移動する熱を被服外側に設置した装置で逃がすが、ヒートシンクやファンを有する装置が外側に張り出してしまうため目立ち、被服のデザイン上、望ましくないという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
そこで、本発明の目的は、ペルチェ素子により冷却する冷却ユニットを被服本体の内側に配置しながら、ヒートシンクに集められたペルチェ素子からの熱を被服本体の外に排熱し、被服本体内に熱が籠ることを防止することができる冷却被服を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成するため、本発明の代表的なペルチェ素子を用いた冷却被服は、被服本体と、前記被服本体の内側に配置されるマウントと、ペルチェ素子の冷却面を装着者の身体側に向けるように前記マウントに取り付ける冷却ユニットとを有し、前記冷却ユニットはケーシング内に前記ペルチェ素子の加熱面に接するヒートシンクと、前記ヒートシンクと対向して配置され、前記ヒートシンクの表面に気流を流すためのファンが配置されるとともに、前記ケーシングには前記ファンの回転平面方向に空気を流入させる給気口と、前記ファンの回転平面に交差する方向に前記ケーシングの外側へ排出する排気口が形成され、前記マウントには、前記冷却ユニットの前記排気口と連結する開口が形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)

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