TOP
|
特許
|
意匠
|
商標
特許ウォッチ
Twitter
他の特許を見る
公開番号
2024146912
公報種別
公開特許公報(A)
公開日
2024-10-15
出願番号
2024057229
出願日
2024-03-29
発明の名称
分子篩膜エレメント、及び分子篩膜エレメントの製造方法
出願人
三菱ケミカル株式会社
代理人
弁理士法人 HARAKENZO WORLD PATENT & TRADEMARK
主分類
B01D
63/00 20060101AFI20241004BHJP(物理的または化学的方法または装置一般)
要約
【課題】効率よく分子篩膜エレメントを製造可能な技術を提供する。
【解決手段】本発明の分子篩膜エレメント(1)は、内壁及び/又は外壁に分子篩膜を有する第1部材(11)と、接続部材(13)によって第1部材(11)の少なくとも一方の端部に接続されている第2部材(12)とを有する。接続部材(13)は、第1部材(11)の端部及び第2部材(12)の端部の表面を被覆する熱収縮型シリコーン製の被覆部材である。または、引張試験におけるひずみが0.75以上1.0以下の際の応力―ひずみ曲線の傾きが0.69以上および引張強度が28MPa以下である熱収縮性の被覆部材である。
【選択図】図1
特許請求の範囲
【請求項1】
管状の多孔質基体の内壁及び/又は外壁に分子篩膜を有する第1部材と、
端部を有するとともに前記第1部材の端部に、前記第1部材と同軸上に配置され、かつ接続部材によって前記第1部材の少なくとも一方の端部に接続されている第2部材と、を有し、
前記接続部材は、前記第1部材の端部のうち、前記第1部材の軸方向と平行な外側面及び前記第2部材の端部の外表面を被覆する熱収縮型シリコーン製の被覆部材である、分子篩膜エレメント。
続きを表示(約 760 文字)
【請求項2】
前記接続部材の少なくとも一部を被覆するさらなる被覆部材をさらに有する、請求項1に記載の分子篩膜エレメント。
【請求項3】
前記さらなる被覆部材がフッ素樹脂製である、請求項2に記載の分子篩膜エレメント。
【請求項4】
前記接続部材と、前記第1部材の軸方向と平行な外側面及び前記第2部材の端部の表面と、の間に充填剤を有していない、請求項1に記載の分子篩膜エレメント。
【請求項5】
前記分子篩膜はゼオライト膜である、請求項1に記載の分子篩膜エレメント。
【請求項6】
管状の多孔質基体の内壁及び/又は外壁に分子篩膜を有する第1部材と、
端部を有するとともに前記第1部材の端部に、前記第1部材と同軸上に配置され、かつ接続部材によって前記第1部材の少なくとも一方の端部に接続されている第2部材と、を有し、
前記接続部材は、前記第1部材の端部のうち、前記第1部材の軸方向と平行な外側面及び前記第2部材の端部の外表面を被覆する被覆部材を有し、
前記被覆部材は、熱収縮性を有し、引張試験におけるひずみが0.75以上1.0以下の際の応力―ひずみ曲線の傾きが0.69以上であり、引張強度が28MPa以下である、分子篩膜エレメント。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の分子篩膜エレメントの製造方法であって、
前記第1部材と前記第2部材とを同軸状に配置する工程と、
前記第1部材の端部及び第2部材の端部に前記接続部材を周設する工程と、
該接続部材を加熱して収縮させて前記第1部材の端部及び第2部材の端部の表面を前記接続部材で被覆する工程と、
を含む分子篩膜エレメントの製造方法。
発明の詳細な説明
【技術分野】
【0001】
本発明は分子篩膜エレメント、及び分子篩膜エレメントの製造方法に関する。
続きを表示(約 1,200 文字)
【背景技術】
【0002】
従来、有機化合物を含有する気体または液体の混合物の分離、濃縮方法として、高分子膜やゼオライト膜等の膜を用いた膜分離、濃縮方法が提案されている。ゼオライト膜を用いた膜分離、濃縮方法については、分子篩膜を有する第1部材、第1部材の端部と接続されている第2部材、第1部材及び第2部材の端部の表面を被覆する被覆部材、及び被覆部材と第1部材及び第2部材の表面との間に介在する付加反応型シリコーンゴム製の部材、を有する分子篩膜エレメントが知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
特開2022-037674号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1の付加反応型シリコーンゴム製の部材は、その材料を該当箇所に塗布し、固化させることによって形成される。そのため、特許文献1の分子篩膜エレメントでは、製造の作業性の観点から検討の余地が残されている。
【0005】
本発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、効率よく分子篩膜エレメントを製造可能な技術を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の態様1は、管状の多孔質基体の内壁及び/又は外壁に分子篩膜を有する第1部材と、端部を有するとともに前記第1部材の端部に、前記第1部材と同軸上に配置され、かつ接続部材によって前記第1部材の少なくとも一方の端部に接続されている第2部材と、を有し、前記接続部材は、前記第1部材の端部のうち、前記第1部材の軸方向と平行な外側面及び前記第2部材の端部の外表面を被覆する熱収縮型シリコーン製の被覆部材である、分子篩膜エレメントである。
【0007】
本発明の態様2は、態様1の分子篩膜エレメントにおいて、前記接続部材の少なくとも一部を被覆するさらなる被覆部材をさらに有する。
【0008】
本発明の態様3は、態様2の分子篩膜エレメントにおいて、前記さらなる被覆部材がフッ素樹脂製である。
【0009】
本発明の態様4は、態様1から態様3のいずれか1つの分子篩膜エレメントにおいて、前記分子篩膜はゼオライト膜である。
【0010】
本発明の態様5は、態様1から態様4のいずれか1つの分子篩膜エレメントの製造方法であって、前記第1部材と前記第2部材とを同軸状に配置する工程と、前記第1部材の端部及び第2部材の端部に前記被覆部材を周設する工程と、該被覆部材を加熱して収縮させて前記第1部材の端部及び第2部材の端部の表面を前記被覆部材で被覆する工程と、を含む分子篩膜エレメントの製造方法である。
【発明の効果】
(【0011】以降は省略されています)
この特許をJ-PlatPatで参照する
関連特許
東レ株式会社
分離方法
20日前
個人
トリチウム水濃縮装置
8日前
株式会社タクマ
触媒反応装置
27日前
株式会社テイエルブイ
フィルター装置
20日前
NOK株式会社
除湿装置
6日前
株式会社ビジサー
タンクシステム
27日前
ユニチカ株式会社
吸油材の製造方法
29日前
東レ株式会社
再生複合半透膜およびエレメント
20日前
三菱重工業株式会社
脱硫装置
7日前
住友化学株式会社
混合物の製造方法
14日前
トヨタ自動車株式会社
二酸化炭素の固定方法
14日前
トリニティ工業株式会社
塗料ミスト除去装置
27日前
株式会社栗本鐵工所
撹拌軸の製造方法
1か月前
トリニティ工業株式会社
塗料ミスト除去装置
27日前
株式会社前川製作所
油分離器
27日前
ダイキン工業株式会社
ガス分離方法
1か月前
三菱重工業株式会社
還元剤注入装置
1か月前
ダイキン工業株式会社
ガス分離方法
1か月前
ダイキン工業株式会社
ガス分離方法
1か月前
TOTO株式会社
光触媒塗装体
20日前
TOTO株式会社
光触媒塗装体
20日前
TOTO株式会社
光触媒塗装体
20日前
株式会社日阪製作所
混合器
20日前
株式会社日阪製作所
混合器
20日前
株式会社デンソー
二酸化炭素供給装置
20日前
株式会社デンソー
二酸化炭素供給装置
6日前
JFEスチール株式会社
炭酸ガスの固定化方法
14日前
三菱ケミカル株式会社
移動床吸着用多孔質成型体
1か月前
日本特殊陶業株式会社
反応装置
15日前
株式会社パウレック
フィルタ及び粉粒体処理装置
6日前
日本濾過器株式会社
フィルタエレメント及びフィルタ装置
今日
トヨタ自動車株式会社
直接空気回収装置のリサイクル方法
14日前
株式会社グリーンケミカル
固体ルイス酸の再生方法
1か月前
日本バイリーン株式会社
エアフィルタ及びエアフィルタの製造方法
20日前
上海海事大学
限外濾過に基づいた海水淡水化用の前処理装置
27日前
株式会社マシンテック中澤
脱液装置及び脱液対象物の脱液方法
15日前
続きを見る
他の特許を見る